山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

オンネトー

【2015年7月11日(土)】オンネトー
雌阿寒岳登山は昨年8月に計画して、飛行機や宿まで予約してあったのだが、天候不順のため数日前にキャンセル、行き先を尾瀬に変更した経緯がある。
尾瀬は3日間ともほぼ快晴で、その変更は大正解だったのだが、阿寒への思いは消えていない。
今年はリベンジを誓って、7月11~13日に日取りを決定し、宿の手配など早々に進めていた。
しかし、ずっと長期予報では曇りや雨の予想。
やきもきしていたが、だんだん回復してきたので、今回は予定通り決行ということにした。
結果的には、11、12日は晴れでしかも猛暑、13日は曇りのち雨ということで、まずまずであった。

11日は11:45羽田発釧路行のANA741便に搭乗。
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満席ではなかったので、乗客の搭乗もスムースに進行、ほぼ定刻で離陸した。
やはり札幌便とは違う。

機中、空弁「穴守おこわ稲荷」で昼食。
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上空からはしばらく三陸海岸が見えていたが、宮古あたりから洋上となってしまった。
再び陸地が見えたのは襟裳岬。
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そして、釧路の街もくっきりと見えた。
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予報通りいい天気だ。
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定刻より10分ほど遅れて、13:30釧路空港に着陸。
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気温は24℃。こちらとしては暑いのだろうが、当方にはまだまだ涼しいうちだ。

レンタカーの手続きを済ませ、ちょうど14:00に出発。
国道240号を快調に北上する。
今日は、もうこんな時間だし、軽く足慣らしを兼ねて、オンネトー展望台に登る予定。
というわけで、直接オンネトーを目指す。
オンネトーとはアイヌ語で「大きい沼」とか「年老いた沼」という意味らしい。

途中、旧阿寒町の中心街を過ぎてからは、ほとんど何もない道を進む。
ナビにも、ずっと国道の赤い線が1本表示されているだけだ。
前方に明日登る雌阿寒岳(1499m)と阿寒富士(1476m)が見える。
雌阿寒からは白い噴煙が立ち上っている。
国道241号との合流地点が近づくと、正面に雄阿寒岳(1371m)がその雄姿を現す。
標高はそれほどでもないが、大きな山という印象だ。

阿寒湖畔はバイパスで通過して、まもなく左折。
足寄峠(645m)を越えると十勝管内に入る。
オンネトー入口を左折。
しばらく行くと、雌阿寒岳の赤い山肌が原生林の間に見えてきた。
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思わず、車を止めて、写真撮影。う~ん、これはぐっと来る。
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説明板によると、雌阿寒は約2万年前、阿寒富士は約2000年前の火山活動で誕生したのだそうだ。
オンネトーは阿寒富士の溶岩流によってできたせき止め湖とのことである。

土曜日ということもあり、そこそこ観光客の車も走っているが、まったく混んでいるという状態ではない。
飲み物を調達してくるのを忘れたので、オンネトー湖畔最奥のオンネトー野営場に向かう。
その手前に、オンネトー茶屋という施設があり、自販機が見えたので、そこでアクエリアスを購入。180円もした。
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ここの向かいがちょうど、展望台コースの南登口(登山口)だったので、空きスペースに車を止める。
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時間は15:20。空港からここまで77kmあり、ルート検索「MapFan」では所要時間2時間28分だったが、半分ほどの1時間15分で着いてしまった。さすが北海道。

すぐに歩き出す。
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トドマツやエゾアカマツ、白樺などの原生林。
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木陰だけに、比較的涼しい。
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これはキノコの仲間だろうか。ちょっと気持ち悪い。
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ところどころにベンチがあるが、大抵1つは傾いている。
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林床はほとんどヤマソテツ。
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カラマツソウ。
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風倒木が多い。
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何か所も迂回路が設けられている。
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25分ほどで、展望台に到着。
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ここは前面の樹木が切り払われているのか、西側の展望が開けており、真正面に雌阿寒岳と阿寒富士がそびえている。
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それぞれのアップ。
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二つの山の鞍部。
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眼下にはオンネトー。
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登山の前日に、登る山をあちこちから眺めることを、個人的に「仕切り」と呼んでいる。
相撲の「仕切り」のように、対戦相手とじっくり向き合うという意味を込めて。
この日もいい仕切りができた。

ベンチの後ろには噴火警戒対策の観測局がある。
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ここは小ピークの頂上のようなので、本当のピークを踏むべく、観測局の裏の草むらの中を20~30mほど入っていく。「登った山」に加えるためだ。
地形図には標高点の表記もないが、ピークであることは間違いなく、「山」の名称ではないが、「オンネトー展望台」という「場所」の名称があるので、超甘で「認定」とする。
標高は約760m。
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さて下るとしよう。標高差は120mほどだ。
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ピストンはいやなので、車道歩きをしなければならなくなるが、北登口に下る。
距離は700m。
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こちらもヤマソテツだらけ。
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中が空洞になった切り株。
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ズダヤクシュ。
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下ってきたところは、湖畔の展望地。
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トイレも完備されている。
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観光客が必ず立ち寄り、写真を撮るところだ。
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ここは水面に、雌阿寒岳・阿寒富士が映り、素晴らしいの一言に尽きる。
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3度目の「仕切り」を念入りに行った。

巨大な「自然休養林」の碑。
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バスで団体さんが来たのを潮に退散。
道道を、車の置いてある南登口に向かう。
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少し進んだところで、湖岸に下りてみる。
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水はそれほど冷たくない。

北海道はフキの天国でもある。
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オンネトー茶屋まで戻ってきて、ここでもう一度、湖畔に出てみる。
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実に静かだ。
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ここまで3km。1時間10分ほどで戻ってきた。
本当にいい足慣らしになった。

さて、車で今宵の宿、ホテル阿寒湖荘に向かう。
この先、道道の右手に小さな池の記号があるのが、ナビで気になっていたので、寄ってみると、錦池という褐鉄鉱の堆積地だった。
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こんな真っ赤な池でも植物は育つんだなあ。
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(ゴゼンタチバナ)

このあたりには、セイヨウノコギリソウやマーガレットなどの帰化植物も繁茂していた。
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満足して、改めて阿寒湖荘を目指す。
阿寒湖温泉と言えば、鶴雅グループのホテルが有名だが、なんか混んでそうだったし、やや高いので、遠慮したのだった。

その前に、車中から国民宿舎野中温泉を撮影。
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実は、6年前、美幌に用があって帰道した際、ついでに雌阿寒岳に登ろうと、ここに予約を入れていたのだが、この時も天候不順のため断念したのだった。そういう意味では、3度目の正直ということになる。

阿寒湖畔の温泉街を通ると、鶴雅の宿があり、やはり賑わっていた。
阿寒湖荘を見つけられないまま、温泉街を抜けてしまったが、この宿は一番はずれにあった。
午後5時すぎにチェックイン。
係の方が「今日は33℃まで上がりました」と上気した声で言う。
釧路と違い、やはり内陸は暑かったようだ。
今は夕方近くなり気温もすこし落ち着いているが、さっき車から出て雌阿寒の写真を撮った時、「この暑さは何だ!」って思ったっけ。

まずは「ウエルカムスイーツ」をということで、ロビーでヨーグルトムースをいただいたが、部屋への案内がなかなか来ない。
待っている間に、ちょっと中庭を散策。
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それでも来ないので、エレベーター前で待っているジャケットの男性に「いつ案内してもらえますか」と聞いたら、別のツアーの添乗員だった。おお恥ずかしい。
フロントにお願いしたら、やっと案内してくれた。
エレベーターの中で「明日はどちらへ」と聞かれる。
「雌阿寒に登る予定です」「え、雌阿寒ですか。明日も暑くなりそうですよ。私は中学の時以来登っていないなあ」とのコメント。
この方は地元の方なんだな。

部屋は416号室。
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窓の下はちょうど阿寒湖の遊覧船乗り場。その向こうが鶴雅グループ。
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雌阿寒岳の稜線も覗いている。眺めは最高だ。
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食事は6時半にお願いして、まずはお風呂。
低温、中温、高温などいくつもの大きな浴槽があり、かなり広い。
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さすが北海道だ。
浴室は西日の温室効果で、室温がかなり暑いので、低温にとどめておく。
高温に手を入れたら、源泉が出てくるところで確かに熱かった。

今夜は部屋食。メニューは以下の通り。
食前酒:こけもも酒
お椀:貝浅利の潮仕立て
お造り:牡丹海老、まぐろ、サーモン、帆立
蓋物:信田巻、わらび、南京花人参
前菜:季節の盛り合わせ
鍋物:牛肉のすき焼き、水菜、えのき
洋の物:スモークサーモン 野菜を添えて
進め肴:たらば蟹
揚げ物:海老の天婦羅、獅子唐
蒸し物:茶碗むし
小鉢:鰊の林檎酢浸け
香物:切り漬け
食事:ななつ星
デザート:かぼちゃシフォンとくだもの
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毎度のことながら、この年になると多すぎるのだが、結局は2時間かけて完食してしまった。うう苦しい。
窓の外には、ライトアップした遊覧船も運航していた。
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午後9時、まだ子供の時間だが、満腹のため猛烈な睡魔に襲われ、沈没してしまった。

【行程】2015年7月11日
南登口(15:23)~展望台(15:52撮影15:57)~北登口(16:10撮影16:17)~南登口(16:34)
※所要時間:1時間11分(歩行時間:1時間4分)
※登った山:1座(オンネトー展望台)
※歩行距離:3.0km

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