山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

早池峰山(4)

【2015年7月5日(日)】早池峰山
中岳(1679m)に向けてハイマツの回廊を進む。
CIMG3598.jpg
CIMG3599.jpg

奇岩の連続。
CIMG3600.jpg
CIMG3601_20150727191432f28.jpg
CIMG3604.jpg
CIMG3616.jpg

しばらくすると、単独男性が縦走路を上がってきた。
さっきの女性となにやら話している。
この時間にここまで登ってくるとは、夜明け前に出発したか、鶏頭山(1445m)中腹の避難小屋に泊まっていたのか。
挨拶してすれ違う。
CIMG3603.jpg
CIMG3607.jpg

少し進むと彼女が待っていて、話しかけてきた。
CIMG3606.jpg
「縦走ですか?」
「はい」
「水どのくらい持ってます?」
「1リットルくらいです」
「なら大丈夫でしょう。途中に水場があるんだけど、あんまりいい水じゃないのよ。慣れないとお腹壊しちゃう人もいるから」
どうやら、足の速いこの方は地元の指導員か何かのようだ。
パトロール中なのかもしれない。

よく見ると、登山靴ではなく長靴を履いている。
注意事項の確認が終わると、またスタスタと行ってしまった。
CIMG3610_20150727191411921.jpg
CIMG3614.jpg

再び、早池峰山を振り返っておく。
CIMG3609_20150727191410a51.jpg

チングルマとハイマツ。
CIMG3611_2015072719141377e.jpg
CIMG3612_201507271913451f2.jpg
CIMG3620.jpg

左手に再び薬師岳(1645m)が見えてきた。
CIMG3621_20150727191351132.jpg

おう、ハクサンシャクナゲが一輪。
CIMG3622.jpg

このあと、もう1人、単独男性とすれ違う。
「岳からですか。どのくらいかかりましたか?」と聞くと、「2時間半」という。
びっくりして格好を見ると、かなり軽装だ。
「トレランですね」と聞くと、「ええ、でも全然走れませんけど」との答え。
半ズボンで、ふくらはぎは泥んこだらけだった。
しかし、ここまでのコースタイムは7時間ほど。
2時間半は計算違いではないか。
田中陽希でもそれは無理だ。

この人ともさっきのおばさんは話したようで、そのあたりで、また彼女は待っていた。
CIMG3624_20150727191323750.jpg
言い忘れた注意事項があったのか。

「どちらからです?」
「埼玉からです」
「ここは初めて?」
「はい」
「縦走にどれくらい見てますか」
「5時間半くらいです」(本当は6時間だったが勘違い)
「早池峰山はどこから登りました?」
「河原の坊です」
「どのくらいかかった?」
「2時間半です」
「じゃ、大丈夫ね。この先、中岳のところが迷いやすいから。標識を左に見てまっすぐ進んでください。あとは踏み跡をたどれば大丈夫だから」
「標識を左に見て直進ですね。ありがとうございます」

で、彼女はまたすたすたと消えてしまった。
CIMG3629_20150727191328ec9.jpg
こちらはこの時点でかなり、足に来ている。
足が遅いので心配になったのかもしれない。
あの方が時々、様子をうかがいながら、気にしてくれているなら心強い。

引き続き、奇岩の道が続く。
CIMG3625.jpg
CIMG3627_20150727191326880.jpg
CIMG3632.jpg
CIMG3633_20150727191300bbd.jpg
CIMG3636_201507271913032b0.jpg

やっと、目の前に中岳が見えてきた。
CIMG3635.jpg

この道は短いようで、かなり長い。
CIMG3638.jpg

まだつぼみのウラジロヨウラク。
CIMG3640.jpg

これは一瞬、マムシグサの実が分岐しているのかと思ったが、あとでコバイケイソウと気づいた。
CIMG3641_201507271912382e4.jpg

う~ん、中岳は見えるのだが、まだまだ岩峰は終わらない。
CIMG3643.jpg
CIMG3645_20150727191241b19.jpg
CIMG3647.jpg
CIMG3649_20150727191213d3c.jpg

早池峰山もだいぶ遠くなってきた。
CIMG3646_20150727191242cbb.jpg

ひと山越えた感じ。1696m標高点だろうか。
CIMG3653.jpg
CIMG3657_201507271911481a2.jpg

これでやっと道が安定するか。
CIMG3654_20150727192936ea5.jpg
CIMG3656_20150727191218b35.jpg

中岳がど~んと前に見えてきた。
CIMG3659_2015072719114934d.jpg
CIMG3661.jpg

はるか前方におばさんの姿も見える。
CIMG3664.jpg
CIMG3666.jpg

このあたりでとうとうデジカメが電池切れ。
撮れなくなる度にバッテリーを取り出して、振ったり温めたりして延命させたが、3度で断念。
スマホに切り替える。
やはり、デジカメの充電用コードを忘れたのが最大の失敗だった。
今回の2大忘れ物は、このコードと寝巻き用のスウェットだ。

鞍部に下りてくると、樹林帯が近づいてくる。
DSC_4473_20150727191122272.jpg

左後方に薬師岳。
DSC_4475_201507271911235cb.jpg

いよいよ樹林帯に入った。
DSC_4476.jpg

かなりぬかるんでいる。
DSC_4478.jpg
あの人が長靴だった理由がよく分かった。
私もぬかるみを歩いた方が足首には負担が軽いのだろうが、靴が泥んこだらけになるのでそうもいかない。

このあたりはコバイケイソウの群生地。
DSC_4483_201507271911284d8.jpg

名前の分からない草木の葉っぱにも目を引かれる。
DSC_4485_20150727191056549.jpg
DSC_4486_20150727191058387.jpg
DSC_4493_20150727191101603.jpg

大きな岩を越えると、少し展望が開けた。
早池峰山の頂上が約1730mの岩場の後ろに見えた。
DSC_4488_201507271910598f1.jpg

岩場に出るたびに、先が見える。
DSC_4498_201507271911023c8.jpg

見事なヨツバシオガマ。
DSC_4499_20150727191032d13.jpg
DSC_4500_20150727191033f83.jpg

コメツガの新芽。
DSC_4505_2015072719103489c.jpg

ミヤマハンショウヅル。
DSC_4508_2015072719103680d.jpg

中岳の東のピーク。
DSC_4510_201507271910371fb.jpg
DSC_4512_20150727191007381.jpg

この先は頂上台地のような状態。
DSC_4513_20150727191009000.jpg
中岳の本当の頂上はここだが、三角点のある場所はまだ先。

岩から下りると、このような道が続く。
DSC_4520_20150727191010306.jpg
DSC_4522.jpg

コバイケイソウをかき分けていく。
DSC_4523_201507271910131ba.jpg
DSC_4524_20150727190941914.jpg
DSC_4525_20150727190942338.jpg

めずらしくマイズルソウが咲いていた。
DSC_4528_20150727190944795.jpg

足の痛みに耐えつつ、早池峰山から1時間23分で中岳に到着。
一応、コースタイムより7分ほど早かった。
DSC_4529_2015072719094576a.jpg

この岩場を登ると
DSC_4530_201507271909469e5.jpg

三角点があった。
DSC_4532_20150727190914833.jpg

早池峰山方面を望む。
DSC_4533_20150727190916086.jpg

鶏頭山方面。
DSC_4536_20150727190917527.jpg

ここで本日2度目の休憩をとる。少し足を休ませなければ。
とは言え、そうゆっくりもしていられない。
さっきの女性も指示に従い、看板を左に見て、直進。
DSC_4548_2015072719091997c.jpg
DSC_4551.jpg

すると、急な岩場をかなり下る。右足のふんばりが聞かないのでなかなか厳しい。
ここは間違いようがないとも思うのだが、こんな岩場を下るなんて思わない登山者がいるのかもしれない。
この先にも高さのある岩場あり。
DSC_4555_201507271908509fa.jpg
DSC_4556_20150727190852517.jpg

「山と高原地図」に「数mの急な岩場 転落に注意」とある場所だ。
DSC_4558_201507271908531dc.jpg
DSC_4561_201507271908562d7.jpg

この先も足場の悪いところが続き、足がつらい。
DSC_4560_20150727190855db3.jpg

一歩踏み出すたびに、うめき声が出るようになる。
DSC_4568_2015072719082481e.jpg

鶏頭山まで2時間半。そんなに歩けるだろうか。
しかもその先が恐怖の1000mダウンヒル。
足が動かなくなり、途中の避難小屋で1泊なんてことになったりして。
あ、今回はパソコンがあるのでシュラフは持って来てないんだった。
などと弱気な考えが頭に浮かぶ。
接地に失敗して、ぎゃあと声を上げることもたびたび。
ロキソニンを持って来ていたのに、すっかり忘れていた。
それでも、少しでも足の負担を軽くしようと、ストックを使うことを思いつく。
一度だけ岩場で尻をつけて下りているときにスリップ、つま先を打ったことがあったが、転落等の危険な目には遭わなかった。

短いが戸隠山の蟻ノ戸渡りばりのナイフリッジ。
DSC_4569_20150727192938a57.jpg

クマだ! と思ったら岩だった。
DSC_4571.jpg

ハート形の水たまり。
DSC_4579.jpg

相変わらずハードな道が続く。
DSC_4581_20150727190830830.jpg
DSC_4582_2015072719080967d.jpg

きついので水もごくごく飲んでしまい、とても1リットルでは足りそうもない。
スマホもカメラとして使い始めたので、電池の減りが早い。
休憩するたびに充電器につないで、細切れに充電を続け、何とか持たせる。
(充電器もカラになり、最終的にはパソコンがバッテリー代わりになった)

(つづく)

スポンサーサイト
このページのトップへ

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://satsunan226.blog.fc2.com/tb.php/579-4c5ad1e0
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
このページのトップへ

FC2Ad

プロフィール

かたこりまさかり

Author:かたこりまさかり
FC2ブログへようこそ!

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (4)
北海道の山 (74)
東北の山 (62)
上信越の山 (139)
奥多摩の山 (55)
丹沢の山 (55)
奥秩父の山 (83)
栃木の山 (32)
房総・常陸の山 (9)
奥武蔵・秩父の山 (87)
中央線沿線の山 (93)
富士山周辺の山 (60)
八ヶ岳周辺の山 (39)
南アルプス (100)
史跡歩き (11)
中央アルプス (27)
北アルプス (37)
日本海の山 (8)
関西の山 (30)
四国九州の山 (61)
駅舎の旅 (19)
ドライブ (8)
廃線の旅 (8)
駅から散歩 (17)
乗り鉄 (38)
島の旅 (19)
山村の旅 (7)
超低山 (28)
東海の山 (2)
つぶやき (35)
旧道歩き (29)
伊豆の山 (39)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR