山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

奥羽線・北上線(上)

【2015年7月4日】東北乗り鉄
この週末の関東の週間予報は土日とも雨模様。
東北はいずれも晴れマークがついていたので、鉄道とバスを利用して栗駒山(1626m)と早池峰山(1917m)に登る計画を立てた。
ただギリギリまで宿の予約はせず、様子をみていたら、東北でも土曜日に雨マークがついてしまった。
予定を変更して栗駒山は中止。未乗車路線の北上線をつぶしてから、土曜日のうちに早池峰山のふもと岳集落に泊まり、翌日は早池峰だけでなく向かい合う薬師岳(1645m)も登ることにした。

岳までの道のりは、もうこの手しかないという詰将棋のような乗り継ぎだった。
最初に書いておこう。
新所沢6:31~所沢6:35(西武新宿線)
所沢6:36~秋津6:39(西武池袋線)
(徒歩移動)
新秋津6:48~武蔵浦和7:05(武蔵野線)
武蔵浦和7:15~大宮7:24(埼京線・快速しもうさ号)
大宮7:38~新庄10:54(山形新幹線・つばさ123号)
新庄11:19~横手12:49(奥羽本線)
横手13:44~北上15:13(北上線)
北上15:22~花巻15:32(東北本線)
花巻駅15:54~大迫バスターミナル16:39(岩手県交通バス)
大迫バスターミナル17:10~峰南荘17:56(岩手県交通バス)

新所沢発の電車はもっと早いのがあるのだが、早く出ても新庄に行ける新幹線がないので、この時間の出発になった。
横手で55分、大迫で31分待ち合わせ時間があるので、それぞれ多少の散策はできそうだ。
というわけで、5時過ぎに起きて、6時15分に自宅を出発。
雨はぽつんぽつんと落ちている程度で、街でザックカバーをせずに済んだのは助かった。
新所沢駅前のコンビニで朝食のパンを購入。
電車を待つ間に食べてしまった。

大宮まではずっと、鵜飼哲夫著「芥川賞の謎を解く」を読んでいた。
前日、つばさ123号の指定席は満席と言われていたので、自由席も座れないものと覚悟していたのだが、大宮駅で並んでいる人が意外に少ない。
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乗ってみると、通路側ではあるがちらほらと空席があり、あせらずに座ることができた。
デッキで登山用イスに座ることも想定していただけに助かった。

となりの方はおそらく山形で下りてくれるだろうと期待し、それまで車窓は我慢。
持ち込んだパソコンを取り出し、遅れているブログ執筆に精を出す。
しかし、宇都宮をすぎてから福島あたりまで寝落ちしてしまった。
気を取り直して執筆再開。
となりの方は一向に動く気配がなく、結局、新庄まで窓際に移ることはできなかった。
おかげで執筆は進んだが。

途中、山形新幹線が上り電車とすれ違うために一時停車していたことに驚いた。
新幹線だからと威張らず、普通列車を必要以上に待たせたりしないのだ。

新庄駅には定刻より4分ほど遅れて到着した。
まずは奥羽本線の秋田行き普通列車に場所取りのため急ぐ。
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羽越本線の酒田発秋田行きもそうだったが、今回もロングシートでがっかり。
一応、2両編成のうちの1両目先頭付近の座席にザックを置き、構内や駅舎の撮影に回る。
昨年の乗り鉄の時も写してはいるのだが。

新旧のつばさが並ぶ。この風景は新庄駅ならでは。
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その新庄駅は変則的なホーム配置になっている。
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1、2番線はつばさが運行する奥羽本線上りのホーム。
3番線は酒田方面に通じる陸羽西線。4番線は奥羽本線の下りホーム。
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5番線は古川方面の陸羽東線のホーム。
現在、新庄をまたいで運行される奥羽本線の列車は存在しない。
奥羽本線は新庄で南北に分断されているのだ。

神室山(1366m)の天狗。
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改札を出ると、大々的にサクランボが販売されていた。
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新庄まつりの山車の模型も展示されている。
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外に出て、駅舎を撮影。
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戻って、構内のコンビニで駅弁を購入。
新庄名物のとりもつ弁当(900円)にした。お茶は「山形つや姫玄米茶」。

発車2分くらい前に列車に戻ってみてびっくり。
ほぼ満席である。
これでは落ち着いて撮影できないし、駅弁も食べられない。
ここから大曲までは、学生時代に夜行で通過したことは何度もあるものの、昼間に景色を見ながら乗ったことは一度もない実質未乗車区間。大人しく車窓を見ていることにした。

列車は新庄を定刻の11:19に発車すると、泉田(いずみた)、羽前豊里、真室川と各駅に止まっていく。
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真室川と言えば、「私しゃ真室川の 梅の花 コーオリャ」で知られる真室川音頭が有名だ。
下りて町を散策してみたいが、今回は時間がない。
今の会社に入社してすぐ山形に配属になり、5年間過ごしたが、真室川はまともに歩いたことがない。もったいないことをした。

引き続き、釜淵、大滝、及位(のぞき)へと北上していく。
及位は有名な難読駅名。
ここだけは大人しくできず、ドアのところまで移動して駅舎を裏側から撮影してしまった。
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乗客は旅行者だけでなく、地元の人も多く、田舎の駅でもちらほら下りたり乗ったりする人がおり、座席はほぼ埋まったまま。県境をまたぐのに意外だ。
でも、隣の席がたまたま空いたので、お目当てのひとつ及位も過ぎたことだし、このタイミングで駅弁を食べることにする。
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時間もちょうどお昼だ。
とりもつ弁当だけあって、鶏肉の種類が豊富。
もつ、砂肝、レバー、きんかん、ハツ、とりもも、となかなかワイルドである。
おかずでは赤かぶ漬けが美味しかった。

雄勝トンネルを抜けると秋田県。
院内、横堀、三関(みつせき)、上湯沢、湯沢と進む。
院内の名は聞き覚えがあるなあと思ったら、院内銀山の名で知っているんだった。

湯沢を過ぎて、横手盆地に入ると、左後方に鳥海山が見えてきた。
なおも残雪を抱え、神々しい。
2000m近くまで雲がないので、もしかしたら今日は栗駒に登れたかもしれない。
そんな思いが去来しつつ、栗駒、焼石方面の山を眺めるが、遠くて見えない。

湯沢のあとは、下湯沢、十文字、醍醐、柳田と続き、横手には12:49に到着。
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終点なのに、なしてみんな下りないんだ?って思ったら、これは秋田行きだった。
隣の駅は後三年。後三年の役の「後三年」だ。かっこいい。

横手はかまくらだけでなく、焼きそばの町のようだ。知らなかった。
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右手にひっそり見えるのは、北上線の終点の標識。全61kmだそうだ。

駅前に下り立つ。なかなか淋しい。
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駅は建て替えられて立派になっている。
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33年前に大学自転車部の夏合宿で、ここを訪ねたことがあるが、見違えるよう。
昔はこんな駅だった。
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北上線との待ち合わせ時間が、55分もあるので、市街地の散策に出かける。
市内の地図を見ると、横手城址があるようだ。
でも、観光案内所で聞いたら、歩くと30分近くかかるという。
それじゃあ無理なので、市役所あたりまで歩く周回コースをとることにした。

駅前のかまくらのモニュメント。
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昔ながらの構えが残る駅前の小川旅館。
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横手市のマンホールは横手城とかまくらと桜。
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駅前通りに面した延命地蔵尊。
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ここで左折して、市役所方面に向かう。
「横手やきそば」の大会があるようだ。
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通りの雰囲気は北海道に似ている。除雪した雪をうずたかく積むスペースを確保するために広くなっているのだろう。
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中央は横手市の市章。
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石造りの倉庫?を転用したレストラン。
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絵にかいたようなシャッター街。
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市役所に隣接した「かまくら館」。今回は見学省略。
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近くにあった恵比須神社。
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旧農業用水二の堰に昭和30年に架けられた「きみまち橋」の復元モニュメント。
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この用水は繁華街・馬口労町を流れていた。
当時はまだめずらしかったコンクリートの橋で、公募によって命名されたという。
後の都市計画事業のため取り壊されたが、市民から惜しむ声があがり、一部復元されたのだとか。

その馬口労町。
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昼間とは言え、やはり淋しい。

そして、横手市役所本庁舎。
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消雪のマンホール。
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ザクロの花が咲いていた。
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さて、一周旅行も終わったので、駅に戻ろう。
発車の7分前にホームに着いたら、ボックス席はすでに2両とも埋まっていた。
やむなく、ロングシートに座って、撮影態勢を整える。
しかし、窓ガラスが汚いのには困ったものだ。

(つづく)
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