山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

八海山(3)

【2015年6月20日(土)】八海山
薬師岳(1654m)からわずかに下る。
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ガスの向こうに地蔵岳(1707m)の尖塔が見える。
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このあたりはナナカマドとタニウツギが目立った。
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そして今年初めてのゴゼンタチバナ。
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ほんの少し登り返すと、千本檜小屋。
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ここがやっと九合目。
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女人堂からのコースタイム1時間15分のところ、わずか45分。快調だ。

千本檜小屋は見学のみ(休憩料200円)にする。
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付近には石仏やら石碑が散在している。信仰の山である。
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ここでヘルメットと軍手を着用。ストックと首からかけていた地図をしまう。
この先はクサリ場が連続する超難所なのだ。

まず目指すのは地蔵岳。
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先行していたカップルに追いついたので、先に行かせてもらう。
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ウラジロヨウラク。
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千本檜小屋を振り返る。
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屏風道が通じる尾根を見下ろす。
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地蔵岳はまず巻くようだ。
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その巻き道も細く、傾いている。
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巻き道の下にシラネアオイ発見。
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ゆっくり写真を撮りたかったが、私の通過を待っている人が前方にいたので、諦めて先を急ぐ。
待たせていたおじさんは、引き続き後ろから来るカップルも待っていてくれた。
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後ろに、蛇の鎌首のような岩が見える。
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この先、道が二股に分かれている。
右は激しく下り、左は激しく登っており、ロープが見える。
どちらもまともな道に見えないので、引き返し、さっきすれ違った人に声をかけて尋ねる。
「どっちが正しい道ですか~」
ロープのある方が八ツ峰への道、下るのは巻き道とのこと。
再び、進行方向に向き直ると、ロープのところへ通じるちゃんとした別の道があった。
こういう道を見逃しているということは、すでに冷静さを失っていたのかもしれない。

ロープをつたって登ると、今度はクサリ場。
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ここで下ってくる若者がいたので、聞いてみる。
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「もう行って来たんですか」
「いえ、連れが自信がないというので途中で引き返して来ました」
そんなに怖いのかと、ちょっとびびりつつ、おれは大丈夫だろうとの慢心ものぞく。

若者の通過を待って長いクサリ場を登る。
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登り切ると、左手にちょっとしたピークがあるように見える。
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とくに危険なことなく行けそうなので行ってみたら、そこが地蔵岳だった。
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ここにも石仏や石碑が林立している。
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登山道に戻るとさっきのカップルと鉢合わせ。彼らは、地蔵岳で昼食をとるようだ。
こちらは前進。
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クサリ場が1か所あるだけで、とくに危険な個所なく、不動岳へ。
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ここも石碑だらけだ。
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地蔵岳を振り返る。
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さっき花の写真を撮っていたおじさんが先に着いて休んでいた。
雰囲気からして、この先には行かない様子。

この先、危険という看板がある。
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でも、こちらはこれからが本番と思い、胸のボトルホルダーと脇に差していた傘をザックにしまい、余計な突起は極力なくす。

目指すは次の尖塔。七曜岳。
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いきなりクサリ。
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それも、足を滑らせたら、腕力だけで体重を支えられるか心配になるような断崖。
とにかく腕力を使ってしまう。
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慎重に慎重に下る。足場の安定している場所に来るたびに、岩を振り返る。
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登り返したピークには何の表示もなし。
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再び下りて、次のピークに立つと、七曜岳ではなく五大岳だった。
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鳥瞰図などでも表記が省略されている小ピークのようだ。

ここから見る不動岳も激しい。さっきのカップルもあそこまでは来たようだ。
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しかし私はすでに、どこをどう下ってきたのか分からない。

ひとつ手前のピーク。
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そして、あれが七曜岳か。
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この先の下りのへつりで微妙にルートを誤り、すこし怖い思いをした後に、垂直の下りのクサリ場が出現、目の前にも巨大な岩峰が立ちはだかる。
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この先、これ以上難度の高いところが出現したら、今の足の状態では踏ん張りがきかず、転落の恐れもある。左手もばね指のため握力が弱っている。
「引き返す勇気」以前に、進む勇気が一気にしぼみ、目の前の岩峰をみた瞬間、撤退を決めた。私もさっきの若者と同類だ。

引き返しのへつりは正しいルートで戻り、さっきつたってきたクサリ場を逆にたどる。
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撤退を決めた途端、晴れてきたのは、どういう意味か。
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七曜岳と白河岳(右)か。
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越後駒ヶ岳(2003m)方面。
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新開道の残雪。
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ミヤマダイコンソウ。
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もう不動岳には誰もいない。
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不動岳まで戻ってきたところで、ホッとして昼食。
引き返し点までの往復に40分ほどを要した。
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しかし、立ち止まると大量の虫がたかってくる。
ハエのようなものならいいが、蚊もいる。
歩いているときもそうだったが、耳の穴に入り込もうとする連中が多くて閉口した。
ここはとくにひどい。下山後、風呂に入って分かったが、顔を何か所も刺されていた。
やはり残雪期の日本海側の山は虫を警戒して、防虫スプレーを持ってくるんだった。

タオルをほっかむりにして、首を振りながら、おにぎりを食べる。
落ち着かないこと甚だしい。
そろそろ出発しようかというころ、単独の若者が大日岳方面からやってきた。
連続するクサリ場をすべてクリアしてきたのだろう。
しかし、見るからにふらふらで疲れ果てている。
この先の小さなクサリ場でもスリップして体を岩にぶつけていた。
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あの調子で無事に下山できるのだろうか。

15分でお昼を済ませて、こちらも出発。
地蔵岳下のクサリ場で、さっきのカップルとまたまた鉢合わせした。
途中から先に下らせてもらう。
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クサリ場を通過して、トラバース路に出るときに、初めてスリップ。しりもちをついてしまった。
危ない箇所でなくてよかったが、岩に激しく右手をつき、掌が痛い。
油断していないつもりでも、こういうことがあるのだから、本当に山は危ない。
続いて、さっきの若者がどこで私の後ろに回ったのかわからないが、私の後ろでまた転倒していた。大丈夫だろうか。

ここでもう一つ唖然としたことがあった。
ここは、さっきおじさんに道を聞いた場所なのだが、きちんと道標があったのだ。
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来た時は前だけ見ていたので、気づかなかった。
やはり、この日は撤退して正解だったと思う。

(つづく)

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