山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

岩戸山・十国峠(中)

【2015年5月23日(土)】岩戸山・十国峠
岩戸山(734m)の頂上は三叉路になっている。どちらに下りていいのかよく分からなかったが、一応尾根沿いっぽい方を選んだ。
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標高差で30mほど下ると、頂上からの別の道も左から合流してきた。
改めて地形図を見ると、あちらは随分遠回りだったようだ。最初の選択は正解だった。

この先はしばらく、幅の広いほぼ平らな道が続く。
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樹林の中なので、ほとんど展望がきかない。
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ときおり、ツツジが目を楽しませてくれる程度。
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と思ったら、突然右手が開け、再び富士山。
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しかし、ふたたび視界は閉ざされる。スズタケの生垣のような道が続く。
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途中、カップルとすれ違った。今日ハイカーに会ったのは初めてだ。

いやあ、随分続くなあ。
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おもしろいしみのある植物を見つけた。仮面のようだ。
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20分ほど歩いたところで、笹の広場と呼ばれる開けた場所に出た。
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ここは来宮駅方面に下る道との分岐である。
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東光寺への丁目石を兼ねた石仏がたたずんでいた。
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ここは三十五丁目のようだが、丁の字に「町」をあてている。

こちらは直進して東光寺に向かう。
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路傍にアザミが咲きかけていた。
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三十六丁目通過。
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門のように出迎えてくれた謎の植物。
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マムシグサを見かけたので笠をめくってみた。
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この部分が、夏には真っ赤な毒々しいぶどうのようになるのだ。

その先に、末代上人の供養のため建立された宝篋印塔があった。
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奈良時代の人、伊豆走湯山の住僧末代上人(富士上人)は富士山に数百回登って修行し、山頂に大日寺を建立、富士山の山岳信仰を定着させた人だそうだ。
この宝篋印塔は、伊豆山神社の別当坊「般若院」の第九代住職周道が末代上人一千年遠忌として建立したものだそうだ。

その傍らに林立している石仏たち。
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すぐ近くに三十七町目。
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そして三十八町目。
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三十九町目は湯河原温泉に下る道との分岐に立つ。
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その背後には、やや新しい道標。「右 熱海伊豆山、左 湯河原温泉」と記されている。
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湯河原方面から、トレランの女性2人が合流してきて、抜かしていった。

四十町目は見逃し(すでに消失?)、四十一丁目。ここは「丁」の字だ。
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橋を渡り、おどろおどろしい暖帯林を抜けると四十二丁目。
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そしてそこが日金山東光寺。
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地形図上は十国峠(771m)が日金山(ひがねさん)ということになっているが、信者にとっては、ここが日金山山頂ということなのだろう。
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以下、東光寺開山の由来である。伊豆山神社の由来を記した「走湯山縁起」による。
応神天皇二年、伊豆山(熱海)の浜辺に、光る不思議な鏡が現れた。鏡は波間を飛び交っていたが、やがて西ノ峰に飛んでいった。その様子は日輪のようで、峰は火を噴き上げているように見えたので、「日が峰」と呼ばれ、やがて「日金山」と呼ぶようになった。
同四年、松葉上人が、この光る鏡をあがめ、小さな祠を建てて祀ったのが開山と伝えられる。
鎌倉時代には源頼朝の篤い信仰に支えられ、本尊の延命地蔵菩薩像も頼朝の寄進という。
ここは死者の集まる霊山として、今も春秋の彼岸の時には多くの信者が先祖供養のために訪れているそうだ。

おねがい地蔵堂には、小さなお地蔵様が山のように供えられている。
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梵鐘は般若院の寄進。昭和48年なので比較的新しい。
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鐘楼から北西方向の展望が得られた。
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かつてあったお堂の基礎が残っている。
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境内には青い色の花が咲き乱れていた。
ミヤコワスレとミヤマオダマキだ。
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こちらが本堂。
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「爛漫と咲けよ大和の櫻花太平洋の島々にまで」
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一見、戦意高揚の歌とも思えるが、慰霊碑とあるので、島々で亡くなった人にも日本の桜を見せてあげたいという戦死者を弔う歌なのだろう。

本堂の前には多数の石像・石仏が安置されている。
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かわいい手水鉢。
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五輪塔と宝篋印塔。
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阿吽の像の位置には、おそろしげな方々が。
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参拝を終えて、ハイキングコースに戻る。
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その前に、三仙人の墓に寄り道しよう。
小さな五輪塔を縁石にした参道を登る。
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でも、どれがそうなのか分からないまま、広い霊園に出てしまった。熱海日金山霊園である。
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ここからも十国峠には行けそうなので、そのまま進む。
右奥に十国峠のケーブルカー駅と富士山が見える。
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こちらは箱根方面。
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東屋で小休止。
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まわりにはあまりかわいくない動物たちがいた。
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霊園の階段を登り切って、稜線に出た。風が強くて肌寒いほどだった。
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(つづく)
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