山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

御正体山(上)

【2015年5月10日(日)】御正体山
高校の同級生O君から連休中にメッセージが届いた。
「5月9、10日はどこいくの? 標高差オーバー1000mしない?」
とのお誘い。
ちょうど奥武蔵7座をやって、足首が固まってしまった直後だったので
「10日は空いてるけど、1000mは無理」と返信したら
「じゃあ700mでどうだい?」と値切って来た(笑)。
とりあえず、その線でお互い検討することになった。

O君も行きやすいところで、700mとなるとやはり山梨か。
10日は曇りの予報だったので、そもそも展望がない御正体山(1682m)はどうだろう。
私は登ったことがあるが、冬だけだし、南の稜線を歩けば、「登った山」も稼げる。
提案は了承を得たので、そのように決定。
山伏峠で待ち合わせ、1台車をデポして、もう1台で白井平の登山口まで行くことになった。

当日は8時に山伏峠の山中湖側に集合することにして、朝6時前に出発。
さすがに前夜、富山から帰って来たばかりなので眠い。
だが、圏央道が東名までつながって、相模原まで行けるようになったので、道志方面がすごく近くなった。ありがたいことだ。

予報に反して天気も上々。真っ青に晴れ上がった。
国道413号を快調に飛ばす。正面に堂々たる山体をさらしているのは大室山(1588m)。
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神奈川県から山梨県に入ってすぐの「東富士 七里太鼓の里」のトイレで小休止。
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「七里」というのは、道志村の東西の長さのこと。
28kmの長さがあることから、古来より「道志七里」と呼ばれてきたという。

その二里目にあたる「二里塚」で初めて富士山が頂上部だけ見える。
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残雪が青空に映えて、すがすがしい光景だ。

再び富士山が見えるのが四里塚。
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天気がいいのは素晴らしいのだが、どうやら本日、御正体山周辺でトレランの大会があるらしい。国道沿線に看板がいくつも立てかけてあった。
最初に思い浮かんだのは、「面倒なことになったな」ではなく、「お、同窓生のランナーたちの中に参加している人はいるのかな?」ということだった。
facebookで問い合わせてみたが反応はない。いないみたいだ。

それより駐車場が心配だ。当然、山伏峠は主催者の基地になるはずで、駐車規制がかかりそう。その旨、O君に連絡したら、彼も認識していたようで、トンネルの道志側に車をとめるという。
当方は白井平登山口への入口を確認して、山伏峠に向かう。
予定より早く、7:40頃に合流。
彼はとんでもないところに車をとめていたが、致し方ない。
私の車に移動して、白井平へ。

国道沿いにある白井平は標高800mほどだが、登山口は900m弱。
林道はもう少し続いていそうだが、どん詰まりまでは行かず、少し手前の別荘地に車をとめた。
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8時前に出発。まずは林道歩き。
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この道はトレランコースではないようだが、やはり「おことわり」の表示があった。
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歩き始めて5分ほどで登山道に突入。
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まずは沢に沿って、ゆるやかに標高を上げていく。
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日蔭で空気がひんやりしている。
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新緑もまたすがすがしい。
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例年この時期は、そんなに山に出かけられなかったので、今年はずいぶん得した気分だ。

炭焼き窯の跡。
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沢が二股に分かれる地点で、道がにわかに荒れはじめ、明瞭な踏み跡がなくなってしまう。
標高は1100mを超えたあたり。

地形図の登山道はこのあたりで一直線に谷から尾根に移行しているように書かれているが、山と高原地図にはいったん鋭角に左折し、しばらくトラバースしてから尾根にのるように記されている。
この場合、山と高原地図の方が正しいと思われるが、地図ロイドなどで確認すると、自分たちはまさにその鋭角に曲がる地点にいる。
だが、それらしき道が見当たらず、むしろ直進方向に赤テープがあるのである。
テープを信じて、いったんは右の谷方向へ進んでみたが、とても道と言える状態ではない。
CIMG8776.jpg

左の谷もご覧のとおりで、道とは思えない。
CIMG8775_20150616203251dfe.jpg

2人で「おかしい」「おかしい」と言いながら、うろうろしているとトレランのおばさんが追いついてきた。
「道ありますか~」と聞いてきたので、「いやあ迷ってます」と正直に答える。
おばさんは一緒に探すでもなく、すぐに引き返していった。
「このまま登っても尾根には出るはずだから」なんて強行突破する考えも一瞬浮かんだが、なおも迷っているうちに、下からさっきのおばさんの声がした。
CIMG8777.jpg
「道、見つかりました~!」
なに~っ。

とにかく、下に戻ってみる。
100mくらい下ると、こんな標識と、とうせんぼの木の枝が。
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どうしたことだろう。我々は2人して、これを見落としていたのだ。
愕然とする。

もし、あのおばさんが来なかったら、我々は強行突破していたかもしれない。
そうしていても、「これはやっぱり止めた方がいい」と途中で引き返してはいただろうが、左折路を見逃していたという認識が全くないだけに、ここまで戻れたかは疑問だ。
あのおばさんには本当に感謝である。

この道迷い(いや現在地は把握しているので「道探し」か)で20分ほどのロス。
さて気を取り直して、今度は尾根道を行く。
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う~ん、新緑たまりませんなあ。
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五合目を過ぎたあたりで小休止。
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その後は快調に標高を稼いでいく。
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左手には山頂方面が見えて来た。
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稜線に近づくと、なにやら人の声が聞こえて来た。
もうこの地点を通過しているランナーがいるらしい。

小休止してから15分ほどで稜線に着いた。ここは標高1380m。
CIMG8788_201506162031062ed.jpg
分岐だけにレースにスタッフの人が何人かいて、先頭集団に近い方々に声援を送っていた。

ここからは我々もレースのコースの中を歩くことになる。
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選手を励ますいろんな貼り紙がしてある。
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「道志ランナー皆同志」か。

こんな宣伝まで。
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ランナーたちが続々と近づいては追い抜いていく。
CIMG8794.jpg
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彼らが息を荒くして近づいてくるたびに道を空けて、「頑張れ~!」と声をかける。
この時点では、本当に応援しようという気持ちだったのだ・・・

(つづく)
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