山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

名鉄各線+愛知環状鉄道

3月18日。
午前5時半起床。顔も洗わず、チェックアウト。
金山駅で名鉄の1日フリー切符を買う。3000円。
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今日はひたすら名鉄のローカル線を回るつもりだ。が、どこから回るのかは決めていない。

金山駅改札の電光掲示板には、いろんな行き先の電車が表示されている。
あれこれ迷った揚げ句、6:09発の急行新鵜沼行き(犬山線)に飛び乗った。
名古屋駅を過ぎると、どんどんスピードを上げる。
車内の速度表示は最高107kmに達した。

犬山駅6:46着。ここで広見線に乗り換え。
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犬山には過去に3度ほど来たことがある。
最初は学生時代で、明治村に来た時。そして、子供が小さい頃、車でリトルワールドに連れて来た。
それと、出張で来た時に、国宝犬山城や三角縁神獣鏡が5面も出た東之宮古墳などを訪ねた。この時は名鉄で来たはずだが、駅の記憶は全くない。

25分ほどの待ち合わせの間、南知多三十三観音霊場めぐりを紹介したビデオを改札の中でずっと見ていた。そんなものがあるとは初めて知った。
普通の新可児行きは犬山7:11発。次の富岡前を過ぎると、すごい霧となった。
視界は100m程度という感じだが、電車は全くスピードを落とさない。大丈夫か。
この電車には、マニアが1人乗っていて、運転席後ろにずっとかぶりつきだった。

新可児駅7:33着。5分の待ち合わせで普通御嵩(みたけ)行きに乗り換える。
なんと、ここには同じ会社の路線であるのに乗り換えに改札を通らなければいけない。
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たぶん、キセル防止のためなのだろうが、鉄道の仕組みにうとい当方には、この改札の意味がよく分からない。

さて、御嵩行きに乗る。7:38発。
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おそらく、名鉄ではこの路線が最もローカル線っぽい。かつて名鉄にはたくさんのローカル線があったが、2000年代に入ってから八百津線、美濃町線、田神線、岐阜市内線、揖斐線、谷汲線と岐阜県内を中心に多くの路線が廃止されてしまった。
もっと早く乗り鉄になっていれば、これらの路線にも乗れたのに。
もったいないことをした。時間をかけて廃線を歩くしかあるまい。

7:49御嵩着。名鉄の北東のどん詰まりである。
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4分の待ち合わせで折り返しとなるが、それではあまりに味気ない。
少し駅周辺を散策してみることにする。
駅前の薬局には、懐かしい10円遊具が。
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振り返ると、「御嵩宿へようこそ」との看板がある。
へえ、ここは宿場町なのか。駅からは遠いのかな?と思ったら、すぐそこにもう町並みが始まっていた。おお、これはラッキー。
こんな雰囲気である。
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全く下調べをして来ないと見逃すものも多いが、こういううれしさを味わうことはできる。
小さな宿場だったので、あっという間に往復、8:23発の新可児行き普通に乗れた。
新可児8:34着。またまた5分の待ち合わせ。
この間にさっと改札を出て、駅舎の写真を撮る。
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こういう時、フリー切符だと誰にも断らないで外に出られるから便利だ。
この駅は、JR太多線との乗換駅で、新可児駅を出るとすぐ右手にJRの可児駅がある。
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実は昨年、太多(たいた)線を乗り鉄した時に両方の駅を撮影してあるが、もう一度、駅が相対している風景を見たくなった。

8:39発特急豊橋行きに乗る。犬山で普通平安通行きに乗り換え、小牧線に入る。これで、広見線と小牧線を乗りつぶしたことになる。
小牧線にはなぜが「味」の付く駅が多い。「味岡」「味美(あじよし)」「味鋺(あじま)」。
その味岡駅あたりから右前方に小牧山城が見えた。
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織田信長の居城だった城だ。

平安通駅で地下鉄名城線に乗り換え、栄下車。ここで名鉄瀬戸線に乗り換える。
名鉄の駅名は栄町。10:10発の準急尾張瀬戸行きである。次の東大手を過ぎたところで地上に出る。この路線は施設も車両も古色を帯びていて、なかなか味わい深いのだが、沿線は土地の確保が進んでいる様子。高架にする計画があるのだろう。
10:44、終点の尾張瀬戸に到着。ここは言わずと知れた瀬戸物の町だ。
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子供の頃から名前はよく知っている町だったが、初めて足を踏み入れた。
ただ、ゆっくり散策できるほどの時間はない。雨だし。
ちょこっと駅周辺だけを歩くことにして、駅前の瀬戸物屋の軒先に出してある食器を写していたら、中から店のおやじが出てきて、「ちょっと写真は止めてください」と怒られてしまった。ケンカしている時間もないので、「あ、すいません」と謝ったら、「削除してください」とまで言われて、さすがにむかついた。
大した作品でもないのに、何様のつもりだ。「はいはい」と言って、カメラをいじるふりをしながら逃げてきた。

ここからは蒲郡線に乗るために、愛知環状鉄道を活用することにする。
2駅だけ戻って、新瀬戸駅で下車。交差している愛知環状鉄道の瀬戸市駅に向かう。
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愛知環状鉄道は旧国鉄の岡多線をもとに1988年に開業した新しい路線である。
目的地は南だが、乗り残しを作らないよう、新瀬戸から北に向かい終点の高蔵寺まで行って、この区間を乗りつぶす。そして、弁当を買い込み、高蔵寺から11:37発の各駅岡崎行きに乗り込む。
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子供と一緒に電車を楽しむママ鉄がいた。とてもほほ笑ましい。
この路線は濃尾平野の東のへりの丘陵地帯を走るので、とくに東側の景色がいい。まあ、そんなに高い建物はないのだが、基本的に高架であるのも眺望をよくしている。
複線の用地もすでに確保されており、すでにバラスを敷いてある所もある。トンネルも複線仕様で掘られているが、列車の行き違いも大した待ち時間もなくスムースに行われており、おそらく将来も単線のままなのではないか。

途中、新豊田付近で名鉄と交差するが、名鉄の方が高い。これは付け替えの結果だろうか。
ところで、ずっと隣のボックスに座っていた老婦人2人。最初は楽しげにおしゃべりしていたのだが、片方がいきなり「自分の考えを人に押しつけないでよ」と気色ばんだ途端、2人とも全く口をきかなくなってしまった。
静かになったのはいいが、険悪なムードなのも居心地が悪い。
三河豊田駅の真ん前に、トヨタ自動車の巨大な本社工場があった。

12:38岡崎着。これで、名鉄瀬戸線、愛知環状鉄道線は乗りつぶした。
ここでJRに乗り換え。9分の待ち合わせなので、急いで駅の写真を撮り、新快速豊橋行きに飛び乗る。
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蒲郡までの途中3駅はすべて通過、わずか9分で蒲郡に着いてしまった。
ここでは15分あるので、比較的余裕でJRと名鉄の駅舎を撮影できた。
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両社と言っても、北口がJR、南口が名鉄というだけなんだけど。
ここから13:11発の普通吉良吉田行き(2両編成)に乗る。
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天気の悪い休日の昼間だというのに、かなり人が乗っている。
しかし4つ目の西浦駅でほとんど下りてしまった。
この路線ももしかしたら、廃線の対象になるかもしれない。
吉良吉田からうなぎの養殖で有名な一色を通り、碧南方面に向かう三河線は2004年に廃止になってしまった。
蒲郡線は海を眺めながらの気持ちのいいローカル線なので、是非とも残してほしいものだ。

それはそうと、この路線の北にそびえる三ヶ根山(326m)には自動車道路が走っており、確か自転車は通行禁止だったが、強行突破したことがある。立体交差を逆走したりして、ゲートを通らずに入ることができたのだ。
これが、1983年2月25日のことだった。
翌日が20歳の誕生日。もし見つかっても、今日までは逮捕されないと勝手に思っていたことをよく覚えている。しかし、27日にも有料道路強行突破を敢行したのだが(この時は早朝、ゲートに人がいない時に自転車をかつぎ上げて侵入したのだった)。

吉良吉田、13:39着。
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かつてはここで左が碧南方面、右が新安城方面と分岐していたのだが、先程も述べたように碧南方面には線路はない。
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次は、6分の待ち合わせで、急行佐屋行き(13:45発)なのだが、佐屋がどこなのか分からない。地図を開いて、ようやく見つけたら、なんと名古屋の先、尾西線の駅だった。
これなら、碧南への乗換駅、知立まで連れて行ってくれる。
知立、14:23着。この駅はなかなかレトロな雰囲気で、かっこがいい。
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ここで、小腹が減ったので、知立名物という「あんまき」を買って食べる。
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筒形のどら焼きというか、ホットケーキにあんこを巻いたもの、というか。
なかなか上品な味で、おやつにはちょうどよかった。

普通の碧南行きは14:32発。
碧南までの駅は古いものが多い。
どれも車中から見るだけで写真は撮れなかったが、「高浜港」「北新川」など改めて撮りにきたい駅舎だった。
15:07碧南着。ここも1983年以来29年ぶりの再訪である。
しかも、当時この駅の前で写真を撮っているので、駅の姿はよく記憶している。
自分の19歳最後の日の姿も写っているが、駅はほとんど当時と変わらない。
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しかも、駅前にある妙な形の石碑にも見覚えがあり、帰宅してからこの古い写真を引っ張り出して見たら、なんと私はこの石碑にひじをついて写真を撮っていた。
この頃、駅前の植え込みはまだ小さかったが30年近く経って、こんなに成長してしまった。
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非常に懐かしい思いを胸に、タクシーを拾う。河和(こうわ)線に乗るためにショートカット。衣浦海底トンネルで知多半島に出るのだ。このトンネルも当時、自転車で通った。
運転手はこのトンネル「1kmちょっとしかないのに250円もする。高い」とぼやいていたが、料金を払う時に往復分500円余計に請求された。
おいおい、その理屈だと、帰りのガス代まで払わないといけないことになるぞ。
さすがに、「え~~~、そりゃないでしょ」と呆れた声を出したら、「まあ、いいか」だって。きっと会社はガス代はもってくれるけど、帰りの有料道路代はもってくれないのでしょう。かわいそうだが、こちらにも払う義務はない。

着いたのはJR武豊線の半田駅。
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武豊線も乗ってみたいのだが、今日は名鉄のフリー切符を最大限に活用しなければならず、ここは駅を撮影するだけにとどめ、構内にある鉄道資料館の見学もそこそこに、名鉄河和線の知多半田駅に向かう。歩いて5分ほどだ。
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名鉄は知多半島にも丁寧に路線を延ばしている。
三河湾側には河和線、伊勢湾側には常滑線・空港線と知多新線。知多新線は「新線」というだけあって新しい。全線開業したのは1980年だ。

15:49発の普通河和行きに乗る。河和線の終点、河和駅には16:07着。駅は立派なショッピングセンターである。
最果てっぽい光景を想像していたのだが、少々がっくり。
まあ、地域にとってはもちろん賑やかな方がいいのだけど。
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こちらにとっては大して面白くないので、ここはすぐに折り返す。
富貴で16:33発普通内海行きに乗り換える。
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この電車ではかぶりつきに陣取った。単線だが、将来の輸送増を見込んで複線の用地が確保されている。
途中、野間~内海間に作りかけのまま放置されたホーム(?)があった。
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確かに、野間~内海間は駅間距離が4.1kmと他の区間より長いが、ここに駅を作る必然性は今のところあまりないように思える。
新潮社の「日本鉄道旅行地図帳」にも「廃駅」としては載っていないので、やはり作りかけ放置なのだろう。
16:49内海着。
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ここは駅前ロータリーにヤシの木が植え込まれ、まさに南国の駅という雰囲気。ただ、高架なのが残念。終着駅にはそれなりの風情というのもがほしい。
ここもすぐに引き返すことにする。
滞在わずか6分。16:55発急行新鵜沼行きで名古屋に戻る。
この電車は、富貴で河和線に、太田川で常滑線、神宮前で名古屋本線に合流する。
途中、またまた速度表示が現れ、柴田付近で110kmに達した。
大江から1駅だけの築港線というのが出ていて、これもつぶしてしまおうかと思ったが、朝夕の通勤時間帯しか運行されておらず、この日はもう終電が行ってしまっていた。

名古屋駅、17:58到着。
これで、名鉄は蒲郡線、西尾線、河和線、内海線を踏破した。
3000円の切符で5900円分乗ったことになる。でへへ

駅弁「昭和」を買って、新幹線で食べながら帰京。
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お疲れさまでした。
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まとめteみた.【名鉄各線+愛知環状鉄道】

3月18日。午前5時半起床。顔も洗わず、チェックアウト。金山駅で名鉄の1日フリー切符を買う。3000円。今日はひたすら名鉄のローカル線を回るつもりだ。が、どこから回るのかは決めてい...

  • 2012/04/06(金) 13:11:12 |
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