山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

下田・寝姿山(下)

【2015年4月4日(土)】寝姿山
高根山(343m)から寝姿山(200m)へ縦走中。
南伊豆の山は暖帯林。稜線が滑らかでやさしい。
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林道寝姿山線はつづら折りを繰り返し、間もなくダートに。
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沿線には桜の木があちこちにあり、水たまりにも桜の花が咲いていた。
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寝姿山の頂上近くは公園になっている。
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頂上に山名板があることを期待して、とりあえず目指してみる。
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しかし、ドウダンツツジや桜は咲いているが、道は下ってしまう。
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どうも道が違うようなので引き返す。

足元には、常緑樹の葉っぱのようにてかった珍しいフキや、スノーフレーク(またの名を「スズランスイセン」)が咲き乱れている。
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黄色いスイセンも。これは白いスイセンより大柄だ。
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戻って、右の道を行くと、山頂を見つけた。
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ちゃんと山名板があって、うれしい。
しかし、ここはロープウエーで上がれる山だというのに、しかも晴れた休日だというのに誰もいない。
春の寝姿山独占である。

山頂近くに丸太のベンチがあったので、そこに腰かけて、しばし休憩。
目の前に桜の大木がある。
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なかなか絵になる風景だ。しばしチョコを食べながら、お花見としゃれこんだ(ってほどでもないが)。

さて、ロープウエーの駅に向かう。
下田駅から今宵の宿へ向かうバスの時間は15:10。まだ1時間近くあるので余裕だろう。
途中、右手に展望スポットがあった。
下田港が一望できる。
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やはり、海が青いと気持ちがいい。

はるかに見えるのは神子元島だ。
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奥の堤防に並んでいるのは釣り人かと思ったら、何のことはない、テトラポットだった。
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さて先を急ごう。
沿道を彩るのは、今度は椿。ピンクの椿が美しい。本当にバラのようだ。
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しばらく歩いているうちに、様子がおかしいことに気付いた。
さっき見た地形図では、しばらく歩くと、すぐ右に頂上とほぼ同じ標高の196mピークが現れるはずだが、標高は低くなるばかり。
もう一度地図を見直したら、ロープウエーへ通じる道を見逃して、白浜海岸へ下りる道を歩いていたことが判明。
やばいやばい。ただでさえ、足に余計な負担をかけたくないのに道を間違えてしまった。
25分のロス。これは大きい。

ロープウエーへの道の分岐へ戻って、正しい道をたどる。
ここは通行止めのチェーンがかけられていたから、まさかこちらが正しいとは思わなかった。
ここに掲げられていた看板をよく読むと、この先は下田ロープウエー(株)の敷地だから、入る人には入場料600円を申し受けると書かれている。
600円はロープウエーの片道料金だ。
ロープウエーを使わずに登ってきた人も、下田市街にまっすぐ下る道はないので、ほぼ9割はロープウエーで下るだろう。
そんなに目くじら立てなくてもいいのに。どうせ、ロープウエーの乗客かどうかなんて分からないんだから。徴収の仕様もないんだし。

と、そんなことを考えていたら、恐ろしいことに気付いた。
今日は風が強い。人の姿が見えないのは、強風のためロープウエーの運行を見合わせているからではないか。じぇじぇ。
もし、そうならめちゃめちゃ遠回りをして下らないといけない。
念のため電話をしてみたら、動いているという。
は~助かった。

道は舗装道路だが、ぐいっと下って、またぐいっと登る。
出たところは赤い愛染堂。
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ここに奉安されている愛染明王像は鎌倉初期の仏師運慶の作と言われるもので、もとは鎌倉八幡宮境内にある愛染堂の本尊であった。
しかし明治維新の神仏分離で、東京・普門寺に移され、明治45年からは伊豆出身の政治家・小泉策太郎が長く所持していた。
さらに、東急創業者・五島慶太の所有となったが、没後の昭和46年、伊豆急開業10周年を記念して、この地に勧請され、新たに建てられた愛染堂の中に安置された。
事故もなくここまで歩けたことに感謝して参拝。

愛染堂を多くの石仏が取り囲んでいる。
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寝姿地蔵と呼ばれ、150体あまりあるという。
古くは平安時代末期の作だそうで、風化が進んでいるものも多い。

ここは展望台にもなっており、下田港を取り囲む半島もよく見える。
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東には筆島。
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すぐ近くには、「和み玉」を投げて望みを祈願する「和み玉投げ処」があり、観光客らが玉を投げては歓声を上げていた。
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かわいらしいお地蔵様も。
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少し、林の中に入ると、下田市街を見下ろす展望台がある。正面に下田富士。
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そして背後には五島慶太の碑。
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南伊豆へ鉄道を敷いた功績を讃えている。

さて下ろう。時間は15:10。もうバスの時間になってしまった。
道間違いが響いた。次は16:05なのでそれに乗るしかない。

再び下田港の眺め。
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まさに天然の良港。米国が開港を求めた理由がよく分かる。

碇のモニュメント。
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山頂駅への道は五島記念公苑というお花畑になっている。
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途中に、黒船見張所跡があった。
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これらの大砲は当時、米国船に搭載されていたものだそうだ。

さてロープウエイの駅に着いた。
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すぐに次の便が出るところだったが、係りの方が「この便にも乗れますが、混んでいますから、よかったら、お待ち下さい。5分後にすぐ出しますから」と親切な申し出。
本来なら15分おきの運行なのだが、ありがたい。
お言葉に甘えて少し休ませてもらい、土産物などを冷やかし。
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トイレも済ませて、次の便に乗り込む。
運賃の片道600円は高いと思う。
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しかし眺めは抜群だ。稲生沢川沿いの桜並木。
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謎の下田城。
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山頂駅を振り返る。
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で、山麓駅に到着。新下田駅という名称のようだ。
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寝姿山の隣の山には鋭い巨岩が生えていた。
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少し引いてみる。
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会社名は「下田ロープウエイ」だが、路線名?は「寝姿山ロープウエイ」。
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下田市のマンホールを確認。
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道路を渡ると、伊豆急下田駅。
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駅前には蔵造り風の大きな喫茶店。
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駅前ロータリーには下田温泉が湧いていた。
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バスの時間までまだあるので、足湯で一息つく。ほぐさなくては。
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ふう。しかし風が強いせいか、ぬるい。なので、寒い。
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駅前のひもの屋を眺めながら、しばらく浸かる。
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さあ、バスの時間。乗り込みましょう。
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南伊豆町の休暇村までは約20分。
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明日は雨の予報なので、晴れの弓ヶ浜を満喫しておく。
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今宵の宿は、ここからすぐ近く。「和みの宿 南伊豆いち番館」。
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部屋でまず、いっぱいお茶を飲んでくつろいでから、おもむろにお風呂へ。
天然温泉で、加水・加温なしとのこと。
本日9kmほどの山行の疲れをゆっくり癒す。
露天風呂からは、桜の花とたわわに実ったみかんが見えた。ほんとにいい季節だ。

さて、6時。待ちに待った夕食だ。
今回は、通常のコースに金目鯛、伊勢エビ、アワビを加えたプランにした。
伊豆を食いつくそうというたくらみ。
一品一品、とくに説明なしに写真でご紹介しよう。
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アワビとサザエの刺身はこりこりした歯ざわりがたまらない。
伊勢エビの刺身は意外にさっぱりしていて絶品。
金目の煮付けは味付けも抜群だった。

2時間半くらいかけたが、案の定食いきれないまま満腹に。
通風なのでビールは飲まずに地酒にした分、いつもよりは食べられたかもしれない。
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途中、部屋の窓を開けて外を見る。
月が欠け始めたところは見えたが、皆既月食の頃にはもう雲に隠れてしまった。残念。
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部屋に戻って、すぐ布団に入る。
もう何もできない。9時半には沈没してしまった。

【行程】2015年4月4日(土)
蓮台寺駅(10:38)~高根山(11:54昼食12:18)~旧下田街道(13:30)~寝姿山(14:06休憩14:18)~愛染堂(14:52)~ロープウエー山頂駅(15:14休憩15:23)=山麓駅(15:27)~伊豆急下田駅(15:32足湯など16:05)=休暇村(16:24)

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