山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

藤岡・庚申山(下)

【2015年2月15日(日)】藤岡庚申山
庚申山総合公園をひとまわりして、光徳寺を訪ねる。
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ここにも庚申塔が並んでいる。
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本堂は工事中のようだ。
ここを訪ねたのは、関孝和の墓があるから。
墓地の入口に案内がなかったので、寺の人に墓の場所を聞こうと寺務所に立ち寄ったが、誰もいない。
仕方なく、墓地に入って、坂を登って行ったら、かなり上の方に看板が見えた。
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見つけられてよかった。

関孝和(1642?~1708年)は江戸時代の和算家で、ここ藤岡の出身だという(江戸説も)。
ニュートンやライプニッツと並んで世界の三大数学者とも呼ばれているそうだ。
世界で初めて「行列」の概念を提案したり、円周率も1681年の時点で、小数点以下11位まで正確に求めたりしている。すごい人だったのだ。

しかし、上州のからっ風はすさまじい。早々に下りて、今度は本郷古墳群に向かう。
光徳寺の門前には六地蔵。
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このあたりのマンホールは鬼瓦ではなく埴輪だ。
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藤岡は、鬼瓦の里であるだけでなく、古墳の里でもあるのだ。

実は藤岡を訪ねるにあたって、付近の地形図を見ていたら、妙な記号を見つけた。
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「小林」という文字の左下に集中している工場のような記号である。
色が茶色いし、不整形なので工場ではない。
しかも田んぼの中にある。
いったい何だろうと思って、facebookの地図サークルに問い合わせてみたら、これは盛り土(崖線)記号が閉じているもので、古墳群であろうとのことだった。
なるほど、言われてみれば合点がいく。
そういえば、このあたりは群馬でも有数の古墳地帯なのだ。

すでに列車の中から確認済みであったが、きちんと地上から見ておきたい。
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いずれも、せいぜい直径は10m内外の円墳。これらを丁寧に地形図に落としてくれた職人さんに感謝である。
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ちなみに、この地形図は、2万5000分の1「藤岡」(平成11年部分修正測量)である。
電子地図では省略されていた。

満足して諏訪神社に向かう。
ここは、かなりだだっぴろい敷地の真ん中にある盛り土の上に社殿が乗っかっている。
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ここがもともとは古墳だったのではないか、と思ったらそうだった。
全長57m、高さ4mの前方後円墳で、6世紀後半の築造。
切石積み、全長5.9mの横穴式石室がある。

境内には、諏訪神社のほかに天満宮と、八坂神社、大国神社も祀られている。
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そして立派な池もあった。
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その北側に陪塚と思われる古墳。
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こちらには何の説明もなかったが、諏訪神社北古墳(藤岡4号墳)と思われる。
直径約25m、高さ2mの円墳。

墳頂には高山長五郎の碑が立っている。
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長五郎は、このほど富岡製糸場とともに世界遺産に登録された高山社(養蚕業の研究・教育機関)の創始者である。

引き続き、大通りを北上、天龍寺に寄り道する。
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古びた五輪塔がたたずんでいる。
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さて、境内に古墳があるはずなのだが、と探してみると、駐車場の奥にあった。
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霊符殿古墳。墳頂に霊符殿があるので、その名が付いたという。
直径33m、高さ5.9mの円墳(または前方後円墳)。

横穴式石室を覗いてみると、藤岡市内にある伊勢塚古墳と同じ片岩と珪岩を用いた模様積み。
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中には東日本大震災以降、自由に出入りはできなくなったそうである。

さて、帰りの列車の時間まで、あと1時間となった。
本当は富士浅間神社にも寄りたかったが、今回は時間切れ。
中央公園にある関孝和の碑だけ見て帰ることにする。

途中、立派な道しるべが。「右 秩父」「左 江戸」とある。
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天保三年(1832年)に建立されたもので、「一丁目の道標」と呼ばれている。
当時、この三叉路で道に迷う旅人が多かったことから、建てられたものらしい。

そして中央公園の胸像と算聖碑。
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あとはのんびり駅に向かう。のろい足だが、たぶん余裕で間に合いそうだ。

行きのタクシーから見えたシャッター街を歩いていく。
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「ヘアサロンおぼかた」に目が釘づけ。
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「小保方」の地名は群馬県伊勢崎市にあるようで、小保方姓は群馬県東部や栃木県南部に多いらしい。あのおぼちゃんもご先祖様はあのあたりだったんだろうか。
変わった苗字だけに、全国の小保方さんもずいぶん迷惑したことだろう。

この「イノウエ」は営業しているが、3時半に店じまいしていた。
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日曜日とは言え、銀行並みの早さ。
地方都市の商店街はどこも厳しいことを目の当たりにする。

というわけで15:40過ぎ、群馬藤岡駅に到着。
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待合室でしばらく休憩。今回の歩行距離は8kmちょっとだったが、それほど疲れなかった。
右足に体重の半分をかけられることになって、手のひらの負担も軽減されたようだ。

列車の到着5分前にホームに出たが、ひどい強風で凍えてしまった。
で、またかなり混んでいたが、優先席に座ることができた。
車窓を楽しみたかったが、あまりよく見えないので読書。
なぜか、森達也の「死刑」。

今度は高麗川まで乗って、東飯能から西武線経由で帰る予定なのだが、高麗川での乗り換え時間が2分しかない。
どうせ、向かいのホームに電車がいるだろうと思っていたら、向かいにいたのは川越線。
八王子行きはなんと地下通路を通って、1番線に行かなければならない。
うひょー、これは間に合うだろうか。
ちょっと階段であわててしまい、松葉杖を落としてしまった。
それでも、何とか間に合い乗車。
ホッとし過ぎて、今度は乗り過ごしてしまった。
東飯能は高麗川から1つ目の駅なのに、何駅かあると思い込んでいたのだ。
気づいたのは、東飯能の次の駅、金子を過ぎてから。
あちゃー、こうなったら拝島まで行って、そこから西武線で帰るしかないかと思っていたのだが、次の箱根ヶ崎で向かいに下り電車が止まっていたので、それに乗り換えて東飯能に戻る方針に変更。
結局、帰宅が30分も遅れてしまった。
それでも、まあ無事に第2回リハビリハイキングは無事終了。
第3回は松葉1本ということになる。

【行程】2015年2月15日(日)
新所沢=本川越~川越市=寄居=群馬藤岡=市民体育館(11:42)~庚申山(12:20)~さくら山(12:54)~市民体育館(13:07昼食13:20)~光徳寺(13:49)~本郷古墳群(14:18)~諏訪神社(14:37)~天龍寺(15:00)~中央公園(15:17)~群馬藤岡駅(15:44)=東飯能=飯能=小手指
※所要時間:4時間2分(歩行:3時間49分)
※登った山:2座(庚申山、さくら山)
※歩行距離:8.5km
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