山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

雲取山(4)

【2014年12月31日(水)】雲取山
タワ尾根の1602mピークを過ぎたあたりで、お腹がすいてきたので、まだ11時前だが、ここで昼食にすることにした。
少し風も出てきた。日陰なので寒い。
DSC_5038_20150127190640c99.jpg
(この切り株がテーブル代わり)

お湯がわくのにも、やや時間がかかった。
雲取山荘でもらったお湯が少しぬるかったのかもしれない。
昨日に続き、カップ麺。最後の方は手が冷たくて、軍手をして食べた。
DSC_4202_2015012719064101e.jpg

ここからは急な下り。コース取りがむずかしい。
DSC_5039_2015012719065015b.jpg
DSC_5042_20150127190553979.jpg
足跡も見失いがちだ。

さて、登り返し。かなりの岩場が眼前に現れた。
どういうルートを取っていいのか、よく分からない。
帰宅後、吉備人出版「詳細登山図」を見直すと、「岩場南を巻く」と書いてあったが、結局その岩場を登ってしまった。
雪も少なくなったことだし、チェーンアイゼンをはずし、カメラを斜め掛けにして、両手を使って登る。登る分にはそう危険ではない。

岩の上に出ると目の前にロープが張ってあった。
DSC_5043_201501271905491cd.jpg
下から登って来た人は「こっちには進むな」という印である。わざわざ難しいルートを選んでしまったようだ。

少々、岩稜の上を歩く。
左手、木々の間から、長沢背稜の酉谷山避難小屋が見えた。
DSC_5045_20150127190555030.jpg

位置的には、こんな感じ。左が酉谷山、右に日向沢ノ頭(1702m)。
DSC_5046_2015012719060005e.jpg

その右には、坊主山と1595mピーク。
DSC_5052_2015012719055902b.jpg

最後の急坂をクリアするとウトウノ頭(1588m)。
DSC_5054_20150127190509144.jpg
DSC_5055_201501271905066c0.jpg
立派な手作りの山名板があってびっくり、かつなぜかホッとした。

ここには三等三角点。
DSC_5057_201501271905101d8.jpg

頂上はこのような状態で、眺望はほとんど得られない。
DSC_5059_20150127190514f16.jpg
写真だけ撮って通過する。

この先は急坂を少し下った後、しばらく平坦な道。
DSC_5060_20150127190503d7f.jpg
DSC_5062_2015012719042287d.jpg

その後は、右へ折れて、100mほど一気に下る。
DSC_5066_2015012719035869e.jpg
DSC_5072_20150127190423e56.jpg

正面には篶坂ノ丸(すずさかのまる、1456m)が見える。
DSC_5067_20150127190411829.jpg

下り切ると、再び平坦な道が続く。尾根が広く、今までの緊張がうそのようだ。
DSC_5073_20150127190309d0e.jpg
雪もすっかり消えてしまった。

篶坂ノ丸へは、なだらかな登り。
DSC_5076_20150127190312951.jpg

左手に長沢山稜。
DSC_5071_20150127190404d8b.jpg

ウトウノ頭を振り返る。
DSC_5078_20150127190318a4c.jpg

篶坂ノ丸の頂上は、だだっぴろい疎林の中。
DSC_5082_20150127190315d8e.jpg

でも、ちゃんと山名板があって、うれしい。
DSC_5080_20150127190303f44.jpg

この先はだらだらした下り。
DSC_5085_20150127190221f49.jpg
DSC_5091_201501271902244f2.jpg

700mほどで金袋山(1325m)に到達。ピークとも思えないような場所だ。
DSC_5095_20150127190211499.jpg
DSC_5098_20150127190134ddc.jpg

冬枯れの木々の向こうに、やはり長沢背稜が寄り添っている。
DSC_5094_20150127190222d59.jpg
DSC_5097_201501271902172f5.jpg

引き続き、だらだらと下っていく。
DSC_5102_20150127190118aa1.jpg
DSC_5103_201501271901370d0.jpg

落ち葉が降り積もって、かなり深い。
DSC_5112_201501271900337a2.jpg

しかし、どうにも靴のせいで、くるぶしが痛い。
両足とも靴下まで脱いで、ティッシュを折りたたんで患部に当て、クッションとした。
だいぶよくなった。

次の人形山(1176m)は、二つに分かれた稜線の左の方にあった。
踏み跡を真っすぐ進めば右の稜線なのだが、望遠で見ると、左下方に山名板らしきものが確認できたので行ってみたら、やはりそうだった。
DSC_5106_20150127190133525.jpg
DSC_5109_201501271901244c9.jpg

上から来ると、ほんの盛り上がりでしかない。
尾根を下るだけで、こんなに「登った山」が稼げるなんて、全くありがたい。
しかも、どの山にも山名板があるのも、うれしい限り。
DSC_5110_20150127190023d92.jpg
左の稜線をまっすぐ行く破線が登山地図には書かれているが、そちらに行くと、一石山(1007m)に行けないので、右の稜線に戻って、実線の道を行くことにする。

このあたり、広く削平されたようなテラスが2段あるのだが、建物の痕跡はない。
自然の地形なのだろうか。
DSC_5119_20150127190045065.jpg

さて、ここから先の道がはっきりしない。
直進方向に赤テープとケルンがあるのだが、その先は急坂で植林の中に入ってしまう。
DSC_5122_20150127190027c37.jpg
いぶかりながらも、そのまま少し下ってみたが、踏み跡は散漫になり、これが実線の道とはとても思えないので、引き返し、左の稜線の方に向かう。
そちらに標識みたいのが見えたからだ。

しかし、この標識はミズナラの巨木の保護を訴えるもので、道標ではなかった。
DSC_5124_20150127185934608.jpg

その巨木というのがこれ。
DSC_5123_2015012719003950c.jpg
DSC_5126_20150127185919504.jpg
手前の横になった丸太が、注意書きに言うウッドサークル。

この巨木を北から回り込んでみると、落ち葉に隠れた道のようなものがあったので、それを下ることにする。
植林の縁を下っていくような道で、登山地図のラインとは随分ずれているような気がしたが、どうやらこれが正しい道のようなので、そのまま下る。
DSC_5132_201501271859386e5.jpg

「巨樹周回コース」という道標もある。
DSC_5130_20150127185938e1b.jpg
帰宅後、吉備人出版「登山詳細図」を確認すると、この巨樹のところから道が2つに分かれており、私の採った道は間違っていなかったようだ。

このまま一石山に向かうが、さらに問題発覚。
登山地図によれば、一石山を過ぎたあたりで、実線の道は大きく左折して、尾根を離れていくはずなのだが、一石山に達する前に道は右折して、急坂を下っていく。
DSC_5143_20150127185357e0d.jpg

これはおかしいと思い、地図ロイドにご登場願う。
すると、なんと一石山はすでに過ぎている。
とにかく、山名板を見逃したかもしれないので戻ることにする。
すると、数分で一石山の山名板を2つも発見。
DSC_5138_20150127185939349.jpg
DSC_5139_20150127185333fa5.jpg
う~ん、これは小さい。しかもピークでも何でもない。ただの坂の途中だ。
これでは、登って来る人じゃないと気づかないだろう。

で、道の謎も解けた。
一石山からわずかに下ったところに左折の道は確かにあったが、小川谷林道崩落のため通行止めと書いてあった。
DSC_5142_201501271853502cd.jpg

右折の道は、登山地図に言う一石山神社に直通する破線の道だ。
是非もなく破線の方を行く。
DSC_5144_20150127185341511.jpg
ごく最近切り開いたような道に見えるが、そうでもないのかもしれない。

確かに道はあまりよくない。これを一気に300m以上下らなければならない。
DSC_5145_2015012718543091c.jpg
DSC_5146_20150127185240f74.jpg
落石がかなり多そうだ。

途中、石の階段もしつらえてあった。
DSC_5148_20150127185242f6f.jpg

植林の中を延々下る。
DSC_5152_2015012718523326a.jpg

木々の向こうに石灰岩の巨岩が見え隠れしている。
DSC_5154_201501271852378ef.jpg

ベンチまで来ると、あと200m。
DSC_5155_20150127185309b1e.jpg

これは燕岩と呼ばれる絶壁。
DSC_5160_2015012718511856d.jpg
DSC_5169_20150127185136670.jpg

落石止めの鉄柵もいっぱいいっぱいの状態。
DSC_5161_2015012718514366d.jpg

小川谷の対岸には梵天岩。
DSC_5168_2015012718513146c.jpg

眼下に神社が見えてからの道も、かなり分かりにくい。
踏み跡に従うと、神社とは全然違う方向に行ってしまい、落石止めの柵の間に入って行きそうだが、とりあえずそのまま進む。
するとまた方向を急転換し、境内に降り立つことができた。
DSC_5171_20150127185143c75.jpg

この日の無事と今年(2014年)1年の無事を感謝し、参拝。
DSC_5172_201501271847360ae.jpg
DSC_5173_20150127184740660.jpg

さらに下ると、小川谷林道に出る。落石のため通行止めの柵がものものしい。
DSC_5178_20150127184815da2.jpg

そして、ここはかの日原鍾乳洞。
DSC_5179_201501271847467fc.jpg

皇太子殿下兄弟がそろって見学に来ている学術的にも貴重な有名観光地だ。
DSC_5183_2015012718475299e.jpg

なんと年末年始は休業。だったら、ここに車を置いて行ってもよかった。
DSC_5188_20150127184622e44.jpg

一応、入口付近まで下りて、あたりを探索。
DSC_5189_20150127184633a48.jpg

この鍾乳洞のうち新洞は昭和37年に東海大学の調査隊によって発見されたものだというが、存在自体は古くから知られていたようで、古文書に「剣ノ峰上ニ 一洞通ジ、ソノ窮極ヲ知ラズ」と書かれているという。かつては「一石山の御岩屋」と呼ばれていたらしい。
「昭和の観光地」のにおいがぷんぷんしており、こういうところは好みだ。
30年以上前の大学時代に1度来たことがあるが、中はかなり広かった記憶がある。

車道を歩いていると、一石山神社の正式な入口。
DSC_5194_201501271846426f5.jpg

石仏が金網で守られていた。
DSC_5195_20150127184630005.jpg

湧き水があったので、一口いただく。
DSC_5196_201501271846450ba.jpg
雲取山荘でもらった湯水はきれいさっぱり使い果たしていた。


もう一度、あの暖かいトイレを借用。
DSC_5199_20150127184443e23.jpg

あとは、車を置いたおいたところまで歩くだけ。
DSC_5202_20150127184450404.jpg
DSC_5205_20150127184454e55.jpg

2時半前に到着。やっと、しっくりいかない靴から解放された。
ここも日原鍾乳洞の駐車場だったので、「駐車禁止」の貼り紙があるかと思ったが、休業中だけにそれはなかった。

奥多摩駅近くのもえぎの湯に向かう。
途中、東京都水道局小河内線の廃線アーチ橋と奥多摩工業氷川工場が見えた。
DSC_4208_20150127190634f3e.jpg
この角度で見たのは初めてかも。

さあ、大晦日だが、もえぎの湯はやっているだろうか。
行ってみると、5時営業終了だったが、やっていた。
DSC_4212_2015012719064272a.jpg
まだ3時だったので、露天風呂にもゆっくり浸かり、6時前には帰宅できた。
新しい靴に悩まされ続けたが、それなりにハードで2014年の登り納めとしては満足のいく山行だった。

【行程】2014年12月31日(水)
雲取山荘(6:34)~大ダワ(6:48着替え6:52)~芋ノ木ドッケ(7:41)~住谷ノ頭(8:26)~長沢山(8:59休憩9:13)~水松山分岐(9:44)~タワ尾根分岐(10:28靴調整10:32)~1602mピーク(10:53昼食11:17)~ウトウノ頭(11:41)~篶坂ノ丸(12:14)~金袋山(12:31)~人形山(12:54)~一石山(13:26)~日原鍾乳洞(14:05撮影14:10)~日原渓流釣場(14:24)
※所要時間:7時間50分(歩行時間:6時間56分)
※登った山:11座(芋ノ木ドッケ、ヤケトノ頭、小屋背戸ノ頭、住谷ノ頭、仏小屋ノ頭、長沢山、ウトウノ頭、篶坂ノ丸、金袋山、人形山、一石山)
※歩行距離:14.4km

スポンサーサイト
このページのトップへ

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://satsunan226.blog.fc2.com/tb.php/470-f123d156
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
このページのトップへ

FC2Ad

プロフィール

かたこりまさかり

Author:かたこりまさかり
FC2ブログへようこそ!

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (4)
北海道の山 (154)
東北の山 (62)
上信越の山 (139)
奥多摩の山 (55)
丹沢の山 (55)
奥秩父の山 (83)
栃木の山 (32)
房総・常陸の山 (9)
奥武蔵・秩父の山 (87)
中央線沿線の山 (96)
富士山周辺の山 (68)
八ヶ岳周辺の山 (54)
南アルプス (100)
史跡歩き (11)
中央アルプス (27)
北アルプス (45)
日本海の山 (8)
関西の山 (30)
四国九州の山 (61)
駅舎の旅 (26)
ドライブ (9)
廃線の旅 (12)
駅から散歩 (17)
乗り鉄 (38)
島の旅 (19)
山村の旅 (7)
超低山 (28)
東海の山 (2)
つぶやき (35)
旧道歩き (29)
伊豆の山 (39)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR