山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

雲取山(3)

【2014年12月31日(水)】雲取山
雲取山荘に宿泊中。
めずらしいことに、同室者のいびきはそんなにうるさくなかった。
4時半頃、回りがごそごそし始めたので、つられて起きてしまった。
朝食は5時半。この時間設定は、頂上で御来光を見られますよ、という意味であろう。
私は写真を撮るので明るくならないと出発しないから、無駄に早いが仕方ない。
朝食のメインは鮭。あと生卵。みんなおかわりをしていたが、私は1杯のみ。
部屋で、昨日書けなかったメモを書きながら、明るくなるのを待つ。
同室だった皆さんはほとんど先に行ってしまった。

給湯・給水は玄関の受付で行われる(無料)とのことなので、行ってみたら、あなたのポットは大きい(800cc)から、水かお湯のどっちかにしろと言われた。
「下りだから、そんなに飲まないよ。どうせ、みんな下界で捨てるんだ」と余計なことを言う。
こちらは、カップ麺用のお湯と、水分補給用の水が必要なのだ。
鴨沢までただ下りるだけの人ならまだしも、こちとら長沢背稜を歩いて、タワ尾根を下るのだ。
でも、そんなことは言わず、「なら、お湯は満タンは入れないので、水も半分下さい」と下手に出て、両方補給した。
この後、受付の中に入って、給水しているお客さんが、「中に入らないで」と怒られていた。
中に入らない場合は、玄関でサンダルに履き替えて、補給しないといけない。
そんなに手間ではないと言えばそうだが(自分もそうしたし)、でも中に入ってほしくないなら、もっと置く場所を考えてもいいのではないか。
山は不便だから、客の立場を考えなくていいというわけではない。

そんなこんなで6時半に外に出た。
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まだ日の出前だが、やっと明るくなってきた。
小屋正面の空もオレンジ色に染まっている。
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さっきの、文句おじさんも外に出てきて、「今日は穏やかだなあ。今夜は雨だって予報だけどね」と声をかけてきた。
こちらは「あ、そうですか」と相槌を打ち、「お世話になりました」と挨拶して出発した。

三峰神社方面に向かう。テン場はその道沿いにあった。
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前回は女坂から来たので、今回は男坂を行く。
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正面にこれから登る芋ノ木ドッケ(1946m)。
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眼下に三峰神社あたりの灯りが見える。
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(中央下あたり)

雲取ヒュッテの廃屋はもっと大きいような記憶があるが、意外に小さかった。
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男坂は次のコブをしっかり越えるのかと思ったら、西側を巻いているだけだった。
左手に両神山(1723m)や和名倉山(2036m)が覗けた。
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下りたところが大ダワ。
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ここから登りになるので着替え。ダウンをレインウエアに。

大ダワ林道通行不可のお知らせはこちらにも。
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出発した直後に日が昇った。まん丸だった。
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あたりが赤く染まってきれいだった。
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この付近は外国人の登山者も多いのだろう。
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中国語では、アイゼンのことを「冰爪」と言うようだ。

三峰へ行く道と芋ノ木ドッケに行く道の分岐の手前で一瞬、西の視界が開けた。
中央に東仙波(2003m)、その左奥は唐松尾山(2109m)。
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唐松尾山のアップ。
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竜喰山(右、2012m)と大常木山(左、1962m)。
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どっしりした山容の和名倉山。
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分岐からは急登になる。
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急坂が一段落したところがバラ尾根ノ頭というところだったことを帰宅後、吉備人出版「登山詳細図」を見て知るが、この時は何も知らず、そのまま通過。
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振り返ると、雲取山(2017m)が見えてきた。
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再び、左手が開ける。
和名倉山は名山だと思う。
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これは奥秩父の核心部。左から木賊山(2469m)、甲武信岳(2475m)、三宝山(2484m)。
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芋ノ木ドッケはわりと目立つ山なので、眺望を期待していたのだが、頂上直下の道標に山名が書かれてあるだけで、頂上には何もなしでがっかり。
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すぐに通過。
でも、この先は10~15cmほどの積雪があり、歩きやすいうえに、木がまばらで明るい。
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気持ちのいい下りだ。
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下りの傾斜もゆるいので助かる。

今度は右手の展望が開けた。石尾根の向こうに、うっすらと丹沢山塊。
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最奥の稜線はたぶん長沢背稜。
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雲取山もこの通り。
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これはたぶん、右から長沢山(1738m)、板小屋ノ頭(約1710m)、水松山(あららぎやま、1699m)。
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1820mピーク(ヤケトノ頭)の先は、木の根がうるさい下りで、少々神経を使った。
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1708mピークの住谷ノ頭は道標の裏に手書きで書いてあった。
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50mほど下ると、しばらく平坦な道。
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左手に秩父の山々。
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藻琴ヶ峰(1523m)の向こうに両神山。
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その右に、真っ白な浅間山(2568m)が浮かんでいる。
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長沢山(1738m)への登り。
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振り返ると奥に芋ノ木ドッケ。左に雲取山。右に白岩山(1921m)。
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長沢山には9時に到着。
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ここまでほぼ2時間半、ほとんど休みなしで来たので、休憩。
日の当たる場所に腰掛け、ホットココアで温まる。
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空が青い。気持ちのいい大晦日だ。
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15分ほど休んで出発。
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なかなか右手がいい雰囲気。
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おっと、この日初めて富士山が出現。石尾根の向こうに顔を出した。
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雲取山の全景もよく見える。
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この下りで単独男性とすれ違う。この日に会ったのはこの人だけだった。
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右谷ノクビレで板小屋ノ頭を北に巻く道へ入る。
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地形図ではピークに続く道の表記しかなかったが、登山地図は巻き道が示されている。

板小屋ノ頭は以前通ったことがあるので、今回は素直に巻く。
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巻き終わると、二重山稜になっており、この風景は見覚えがある。
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まっすぐ尾根を登ると水松山だが、これも踏破済みなので、天祖山(1723m)から来る巻き道と合流して、そちらを歩く。
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前回、稜線のピークはつぶしてあるので、今回は巻き道を堂々と行ける。楽ちんでうれしい。
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左手の水松山の尾根を眺めながら、巻き道を歩く。
尾根が巻き道に合流したコル。
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前回、この先、巻き道を行ったのか、そのまま尾根を行ったのか記憶が薄れているが、地図を見る限り、そのまま尾根を行ったようだ。

右手に富士山が大きく顔を出した。
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引き続き、岩下谷ノ頭を巻く。
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このあたり、雪がところどころ解けてなくなっている。
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天祖山の東斜面は採石のため激しく削られている。
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岩下谷ノ頭を巻き終えると、ヘリポートのあるコルに出る。
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ここからは奥多摩方面、秩父方面とも眺望がいい。
酉谷山(1718m)から熊倉山(1427m)へ続く稜線。
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その向こうには御荷鉾山(1287m)が遠望できる。
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右奥は両神山。
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手前は三峰神社の奥の院、妙法ヶ岳(1329m)。
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目を奥多摩方面に転じると、いつも目立って自己主張している大岳山(1267m)。
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天祖山。
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富士山。
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雲取山。
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ここから500mほど歩くと、タワ尾根への分岐。
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前回、滝谷ノ峰から下りてきた場所だ。

長沢背稜の道標はあったが、タワ尾根方向に「日原」などと表記した矢印はなかった。
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ここで靴の紐を少し緩める。やはり、右足の右くるぶしの下がとくに痛い。
少しマシになったところで出発。ここからは全く未知の道。
前回、酉谷山避難小屋で同宿した単独女性が日原から登ってきたという道だ。
冬山は初めてという女性が登って来られたくらいだから、踏み跡もしっかりしているのだろうと考えていたのだが、やはり、登りと下りでは大違いだった。

少し下って、滝谷ノ峰方面を振り返る。
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最近はこのルートを誰も通っていないのかと思ったら、1人の足跡があった。心強い。
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間もなく、何のためのものかは分からないが、モノレールが出現。
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これが下まで連れて行ってくれてしまうのだろうか。

「終点1780m」とあるのは、標高のことではないのは明らかなので、距離のことだろう。
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距離だとしたら、日原までそんなに短くはないので、途中で終わってしまうはず。

とにかく、これに沿ってしばらく歩くことになる。
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途中、レールに右に行ったり、左に行ったりしなければならず、面倒だったが、急なところは手すり代わりにもできて助かった。
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倒木を突き刺して通過している箇所もあり、おもしろい。
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1602mピークに至ると、レールは右斜面に下りていってしまった。残念だ。
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(つづく)

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