山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

大山三峰(上)

【2014年12月13日(土)】大山三峰
本日は2か月ぶりの丹沢。5時に起きて、5時20分頃、家を出た。
少し早く出られたので、予定していた電車より1本早い5:40新所沢発に乗る。
乗り継ぎの小田急も1本早いのに乗れた。
でも、本を読んでいるうちに、いきなり本厚木に着いて、あわてて下りる。
3分遅れで7:37着。
危うく乗り過ごすところだった。

宮ヶ瀬方面行きのバス停にはもう15人くらい並んでいたが、余裕で座れた。
その後、1本後の電車で到着したハイカーが大勢乗ってきて、あっという間に満員。
予定の電車で来たら、座れなかっただろう。早めに出てよかった。
天気は快晴。でも、窓ガラスは車内の人いきれですぐ曇ってしまい、景色がよく見えない。

登山口の土山峠には8:33に到着。
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ここは宮ヶ瀬湖の南東端にあたる。奥に見えるのは権現山(1312m)。
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煤ヶ谷や役場前で下りた人が多く、ここで下車したのは私を含め、2人だけだった。
車が2台駐まっていた。ここに駐車できるのは2台が限界だ。
ストレッチをしていると、車からおじさんが下りてきて、「写真撮り?」と聞く。
「いえ登山です」
「どこ?」
「辺室山です」
「辺室かあ、じゃあ、少し戻って、林道歩いて・・・」
などと説明してくれたが、こちらは分かっているので、「ああ、はいはい」と聞き流しておいた。

出発する前に、すぐ近くにある坐禅石を見学。
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南北朝時代にこの地で修行していた仏果禅師が坐禅していた石とのこと。
禅師の名にちなむ仏果山(747m)の中腹にあったが、近年そのあたりが採石場になってきたので、現在地に移したのだという。

すこし厚木方面に戻ると、さっき一緒にバスから下りた高齢の男性がまだいたので、あいさつ。
登山届のボックスがあったが、筆記具がないので、提出できなかった。
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すぐ目の前にいきなり急登の登山道がある。
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林道なんてないじゃないか。さっきのおじさん、適当なこと言いやがって。

高齢男性から少し遅れて、8:45に登山開始。
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新しく買ったスマホケースを付ける位置がなかなか定まらず、付け直したりしているうちに、先行者はすぐに見えなくなってしまった。
結局、3回付け直し、4回目でようやくしっくりいった。
前日使った小さいザックでは右胸に普通に付ければ全く問題なかったのだが、今日の35㍑ザックでは右胸にボトルホルダーがあり、左側につけないといけない。しかし、普通に付けると、肩から下げたカメラにひっかかってしまう。
位置を上げたり下げたり、ウエストに付けたり試行錯誤であった。

それと、あろうことかこの日はいつも防寒具にしているレインウエアを忘れてしまった。
体温調節は、ダウンを着るか脱ぐかしかない。
最初はダウンを着て歩き始めたが、当然すぐ暑くなる。
いきなり急登だったので、すぐに脱いだ。幸い、レインウエアなしでも寒くなく助かった。
そんなわけで、すっかり時間を食ってしまった。

残り紅葉を愛でつつ、ゆっくり足を運ぶ。
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標高差で60mほど登ったところにある小さな祠に安全祈願。
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早速、左手に経ヶ岳(左、633m)と華厳岳(右、602m)。
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背後には仏果山(左)。
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登山口から20分ほど、二つ目の急坂で先行者に追いついた。
もう疲れているのか、かなりのスローペースだった。
抜かした後は、すぐに見えなくなった。
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この先は日陰で少し寒いので、体が冷えないよう、こちらはいつもより少し早めのペース。
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30分で503mピークを通過。とくに山名板はなかった。
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そのあとも順調に高度を稼ぐ。
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途中、右手に丹沢三峰。
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その後ろに顔をのぞかせている、うっすら雪化粧した峰は蛭ヶ岳(1673m)。
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辺室山山頂手前の三角点(644m)には9:37に到着。
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頂上付近はなだらかな広葉樹の森。冬枯れで明るい。
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ここから奥多摩・奥秩父方面の展望が得られた。
飛龍山(左、2077m)と雲取山(右、2017m)。すぐ手前は三頭山(1531m)。
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左から、雲取山、七ツ石山(1757m)、鷹巣山(1737m)。右手前は石老山(702m)。
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権現山の向こうに白く冠雪しているのは、おそらく木賊山(2469m)。
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落ち葉をカサカサ鳴らしながら歩くと、すぐに頂上(653m)。
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山頂のベンチには単独の男性がいたので、あまりゆっくりもできず、写真だけ撮って通過した。
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彼は出発の準備をしていたが、こちらの後を付いてこない。逆方向に歩いている人だろうか。だとすれば、まだ10時前なのに、あと1時間もかからずに登山を終えてしまう。謎だ。
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ここから物見峠までは、アップダウンの繰り返し。
まずは70mほど下って、辺室山を振り返る。
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大木の切り株から、次世代が誕生。
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右手が開け、再び奥多摩方面。
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右に大岳山(1266m)。左奥は長沢背稜。
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目指す三峰山(935m)。3つの峰のシルエットが見えた。右端は大山(1252m)。
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しばらく尾根筋を歩く。
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トラバースに入るとすぐに、物見峠。標高は約685m。
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このすぐ下を林道がトンネルで通過しているが、この林道を学生時代に自転車で通ったことがある。1982年だから、もう30年以上前のことだ。

正面には華厳山(左)が望める。ふもとの大きな建物はおそらく清川遠寿病院。
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ここからは急な階段。
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登りながら右手に、一瞬、塔ノ岳(1491m)が見えた。
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地形図はこの先の748mピークを巻いているように書いてあったが、ちゃんと頂上まで登らされた。
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ピークからは相模平野を一望。相模川の河口付近も見える。
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地形図では、ここから尾根づたいに煤ヶ谷に下る道があるように書かれているが、実際は100mほど先が分岐で、谷から上がってくる道だった。
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地形図はうまく付き合わないといけない。本当に登山道の間違いが多い。
この先の800m圏も地形図では巻き道が記されているが、実際は尾根通しであった。

分岐でちょうど、煤ヶ谷から登ってきた単独男性と遭遇。
ここから三峰山への道は難所が多いので、こんな警告があった。
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「無理しないで引き返す勇気が必要です」。もちろん、そんな勇気はなかった。

この先もアップダウンの連続。
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右側は崩落している所が何か所かあった。
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そういう所は逆に展望がいい。
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丹沢山塊が一望。中央が丹沢山(1567m)だ。
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上の写真の左のピークは塔ノ岳(1491m)。頂上に尊仏山荘が見える。
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右のピークが蛭ヶ岳(1673m)。こちらも山小屋の蛭ヶ岳山荘が確認できる。
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これは丹沢三峰のアップ。
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こんなヤセ尾根になっている箇所もあった。
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基本的にはのんびりした尾根道だったが、とうとう眼前に尖塔が現れた。
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三峰山のうちの北峰(約915m)だ。
三峰山はその名の通り、北峰、中峰、南峰の3つの峰があるが、これらすべてのピークを1つ1つ登らされることになる。

まず北峰の登りがきつい。標高差は約100m。
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かなりの急登で、ロープが何か所にも張られていた。
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これも道なのだから、その険しさが想像してもらえるだろう。
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ピークに達したところで左折するが、右手にもう少し高い場所があるので、登山道ではないが行ってみる。
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やはり「北峰」の山名板はなかった。その代わり、この眺望が得られた。
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厚木市街と思われる。

さっきの曲り角ピークには、意味ありげな三つの石。
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さてここからが難所の連続。
クサリ、ハシゴの連続だ。
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ちょっと風も出てきて、いやらしい。
油断せず、カメラをたすき掛けにして、慎重に進む。

中峰(約915m)のピーク。
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眺望は、採石が大規模に行われている高取山(522m)。
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都心部。右上にスカイツリーが見える。
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再び、ハシゴと岩場の連続。雪がついていると、ちょっと怖いところだ。
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11:50、登り始めてから3時間ちょっとで、三峰山の最高峰・南峰(935m)に到着。
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樹林に囲まれ、それほど展望はよくない。
先客は3人ほど、1人はすぐにいなくなり、中高年夫婦とベンチを共有してお昼。
あちらはジェットボイルでラーメン。

こちらも湯を沸かして、カップ麺。今日は、どん兵衛の「天ぷらそば」。
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頂上は風もあって寒いので、温かい汁がありがたかった。
当然、着いた途端にダウンを着込んだ。
それにしても、私のテルモスは3年ですっかり保温力がなくなってしまった。
中に水を入れたままにしておいたことが何回かあったが、それがいけなかったんだろうか。寿命にしては早すぎる。道具は手入れを怠ってはいけない。

同席したおばさんはよくしゃべる人だった。
対して、旦那さんは無口な印象。
私が着いた途端、「え、あちらから来たんですか? あちらは何があるんですか? 北峰とか?」と質問された。
「北峰も通りますが、物見峠とか辺室山に通じています」
「ああ、そうなんだ。あっちにも道があるんだ。自分が赤く印を付けてきたとこしか意識がなかった・・云々」
といった具合。

さっき、煤ヶ谷への分岐で会った人が到着して、ベンチに同席してきたので、こちらは早めに片づけて出発。間際には4人くらいのグループも到着した。
ここからも、またしばらくクサリ場や急階段が続く。
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南東にある910mほどのピークは七沢山というらしい。
帰宅して、詳細登山地図を確認して知った。巻かずに通過したはずなので、「登った山」に加える。ちなみに、三峰は3つと数えず、1つにした。
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ここで右折し、さらに急坂を下る。この坂で2組5人ほどの人とすれ違う。
この山も難所が多いわりにはよく登られているようだが、とくに不動尻から登る人が多いように感じた。
私のように土山峠から登ると、コースタイムは3時間35分。
煤ヶ谷から尾根通しで3時間。
煤ヶ谷から谷太郎川を遡って、マス釣り場から不動尻経由だと2時間35分だ。
広沢寺温泉から不動尻経由でも2時間40分。
煤ヶ谷スタートだと周回コースもとれる。

尾根をはずれて、谷に向かって下り出したところで、暑くなってダウンを脱ぐ。
この坂を登ってくる、重装備の若者が3人。
DSC_3031_20150107213744fe0.jpg
テント縦走の出で立ちだが、このコースでどこに泊まるのか。
彼らの足なら、辺室山経由で下界に下り、宮ヶ瀬まで行けてしまいそうだが、なぜこんなルートを選んだのか、ちょっと不思議だ。
クサリ場で大きなザックを木に引っかけたりしないよう気をつけてほしい。

(つづく)
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冬の関東

いま札幌に住んでいますが、もともとはは関東生まれ。
ふゆの関東の低山大好きです。

chizumaniaさん、コメントありがとうございます。その名の通り、地図マニアさんなのでしょうか?
もし、そうでしたら明日深夜アップ予定の「三浦半島」をぜひご覧下さい。
私は札幌出身で関東在住。逆ですね。

  • 2015/01/10(土) 12:50:33 |
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