山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

石保戸山(上)

【2014年12月6日(土)】石保戸山
皇居ランで傷めたふくらはぎのリハビリは成功だったが、まだ本調子ではない。
それと先週買った冬用の靴を試したい。
この2つの条件で行き先を検討。生藤山のほか、藤野駅周辺の低山などが候補に上ったが、結局、一ノ瀬高原の石保戸山&藤尾山のセットにした。
冬用の靴なので、やはり雪が少しでもありそうなところがいい。

5時すぎに起きて、5:27に出発。
夜明け前の空、大きな黄色い満月がかなり低い位置にあった。
延々、国道411号を行く。
奥多摩湖畔の峰谷橋の公衆便所で朝のお勤めを済ませ、一ノ瀬高橋には7:40頃に到着した。

ごつい靴を履いて、ぎこちなく歩き出す。7:50出発。
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サイズがちょっと大きかったか。しかも重い。でも、めちゃめちゃいい天気だ。

高橋川に沿って西上する。
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このあたりは以前、車で来て、集落を見学したことがある。
3年前の夏、笠取山を登った帰りだった。やはり廃屋が多い。
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もうここには、1~2世帯くらいしか住んでいないのではないか。

今シーズン一番の冷え込みとのことで、路面の水たまりはしっかり凍っている。
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左手に金色山放光寺を見て進む。三界万霊塔が手前に立つ。
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三界とは仏教でいう「欲界」(欲望の世界)、「色界」(物質の世界)、「無色界」(欲も物もない世界)のこと。三界万霊塔とは、この世界に生きとし生けるもの全ての霊を宿らせたもので、万霊や無縁仏を供養するために寺の境内や墓地に建てられることが多いという。
ここの石碑はなかなか雰囲気がある。

集落を抜けて、林道を登っていく。
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ゲートは歩行者が通過するのも難儀する厳重さだった。
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この手前で、車に2台自転車を積んできたカップルが出発の準備をしていた。
どんな周回コースをとるのか。このゲートの上から下りてくるのだとしたら、扉を越えるのが大変だ。脇はすりぬけるすき間がない。

このすぐ先で、新しい太い林道と、交差するところに出た。
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この林道は、まだ地形図には掲載されていない。
一応、方角的には進路は左前方だろうと判断し、新しい林道を歩き始めたが、どうもおかしい。
道はどんどん南に逸れていき、山腹をトラバースする地形図上の道につながっているような気がする。
右手の沢の脇を上っていく踏み跡があったので、少し登ってみたが、やはりこれが登山道とは思えない。20mほど歩いて戻る。
この複雑な状況下に標識は全くない。高橋から白沢峠に登る人がいるとは想定されていないのだろう。
電波が圏外なので地図ロイドの地形図をスマホで表示できず、現在地を正確には把握できない。

結局、引き返し、トラ柵を越えて、もとの林道を直進することにする。10分のロス。
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すると、左手に沢を渡る橋があり、その先に整備された登山道が見えた。
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やはり、こちらが正しかったのだ。

最初は沢に沿って登っていく。
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その後は、スズタケを切り開いた比較的広い道が続く。
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峠近くになると、雪がうっすら積もっているところも。
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峠まで、つづら折りの登りが結構長かった。

白沢峠には道間違いのロスタイムを含め、ほぼコースタイム通り、9:15に到着。
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印象深いフォードのトラックの残骸が、当たり前だが、まだ残っていた。
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戦後、進駐軍のトラックが払い下げられて、木材の運搬などに使われたのだろう。
ここには去年の11月に来ているので、ほぼ1年ぶりだ。

峠を右折して、防火帯を登る。
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トラックを振り返る。こうなるともう、ひとつのアートである。
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防火帯のピークからは南に大菩薩嶺(2057m)が見えた。左は鶏冠山(1716m)。
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下ると、右手に巻き道が見えたが、とりあえず尾根筋を歩く。
踏み跡はとくにないが、下草もないので歩きやすい。
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しばらく行くと、スズタケが繁茂してきたので、尾根歩きは諦め、巻き道に下りる。
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ほぼ平らな道が延々続く。
幅が広いのは、かつては、あのトラックも走った車道だったからだ。

日陰には雪が残っている。
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尾根筋の1513mピークに寄ろうと、スズタケの下に見える踏み跡をたどってみたが、やはりヤブがひどく、10mも行かずに引き返した。
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(ちょうどこの地点)

1562mピークを経由して高橋に戻る道(地形図に表記あり)は、やはり廃道になっているのか、分岐は見つけられなかった。
徐々に傾斜が増してきた気がする。
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次の斉木峠にも標識なし。
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でも、すぐ先に高橋に下る分岐はあった。
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ダケカンバの幹に刻まれた矢印。何年くらい経つと、こんな感じになるのだろう。
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しばらく登ると、もう1台同じトラックを発見。哀愁が漂う。
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沢が道路を横切っているところに、かわいい道標が立っていた。
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ここは水場にもなっている。でも、まだ水は飲まなくても大丈夫。
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だんだん路面も真っ白になってきた。
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鳥小屋分岐には白沢峠から1時間15分で到着。
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標識に標高1636mと書いてあったが、地形図上は1680mほどあった。
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まだ早いが、少しお腹が空いたので、ここでお昼にする。
道端にマットを敷いて座り込み、菓子パン2個とホットココア。
今日は気温が低いはずだが、風がないので、日が当たると暖かいくらいだ。

この先は笠取小屋へ通じる林道に入り、小屋とは逆方向に下る。
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間もなく、左手に石保戸山(1673m)に向かうと思われる道が現れたが、これはすぐヤブになる北側の直登路と判断し、そのまま林道を下り続ける。
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下りでは、くるぶしが靴の内側に当たって痛いので、ひもをきつく締め直す。
さらに痛くなってしまったが、しばらく我慢して歩いた。
ニューシューズに慣れるには時間がかかる。

途中、右手が開けて、乾徳山(左、2031m)と黒金山(右、2232m)が見えた。
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その右奥は甲武信岳方面だが、雲がかかっていた。
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道はどんどん下って行き、一向に石保戸山を巻き始めない。
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スマホで地図ロイドを見ても、このあたりの登山道がそもそも表記されていないので、よく分からないのだが、やはりこれはおかしいと判断。引き返す。
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同時に、靴のひもを今度はハイカットの部分は巻かずにゆるめてみた。
これでも、あまり快適ではないが、これで少し歩いてみる。

分岐に戻り、さっきの道に入る。
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この道間違いで、24分のロス。
このあたりは本当に分かりにくい。
普通は、この分岐に「石保戸山→」の道標を立てるよなあ。

やはり、この道でよかったようだ。
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MTBのタイヤの跡もあった。
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誰かのブログで読んだ通り、ロープを渡した崩落箇所もあった。
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ただ、この道から分岐しているはずのヤブの直登路は見つけられなかった。

そうこうしているうちに天気は曇ってきた。
まわりの山には雪雲も見える。
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分岐から20分ほどで、石保戸山への南側の直登路である防火帯の下に達した。
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この先の巻き道は、「伐採作業中のため、通行禁止」との貼り紙があった。
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(つづく)
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