山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

丁須ノ頭(下)

【2014年11月30日(日)】丁須ノ頭
産泰山から御岳(963m)に向かって歩いていると、眼前に次々と岩峰が現れる。
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ところどころにあるクサリ場もこれまで経験してきたのとは違う。

どれも足場がしっかりしておらず、緊張を強いられた。
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これは登らないで済んだ。
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難所を越えているうちに、右手の展望が開けてきた。
西大星(1012m)。右後ろに矢ヶ崎山(1184m)。
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カッパドキアのような尖塔。
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浅間山(2568m)はすっかり雲に隠れてしまった。
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産泰山から50分ほどで御岳に到着。
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左手には、ガスがかかり始めているが、表妙義の裏側。
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裏妙義など目じゃないほどのギザギザ岩峰だ。
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ここで初めて、正面に丁須ノ頭が見えた。
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あれは、ちょっと登れそうもないわ。

手前に顕著なピークがあり、かなり下りそう。先は遠いという印象だ。
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ここで、一息。ホットレモンを飲んでいたら、同窓会の大先輩から電話。
10分くらい話している間に、単独のおじさんが通過していった。

下り始めると、すぐ先の小ピークに男性2人の姿。
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ゴシック教会のバットレスのような岩壁を見ながら下る。
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そして、またまた厳しいクサリの連続だ。
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さっきの2人とすれ違った後、彼らが御岳に到達するのと、私が彼らが立っていた小ピークに達するのがほぼ同時だった。
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(御岳)

引き続き、難所は続く。
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ぱっくり割れ目シリーズ。
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お~誰かが亀のようにはいつくばってる。
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岩、いわ、イワ・・・
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御岳から1時間近くかかって、籠沢のコルに到着。
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ここは裏妙義国民宿舎への道との分岐。

国民宿舎からの道の方が楽だろうというイメージがあったが、長大なクサリがかかっていた。
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道は丁須ノ頭を南側に回り込む。
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足場に傾斜があるので怖い。

地獄への門?
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回り込みは、ただのトラバースではなかった。
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直接、丁須ノ頭の基部へ登らせるかのようなクサリが見えたが、登った先がどうなっているか分からない。とりあえず、そういうクサリを2本見送って進んでみる。
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すると、次のコル(鍵沢のコル)に至りそうな、クサリ場が出てきた。
湿っているはが、傾斜も比較的ゆるいので、ここを登る。
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これは正解だった。

登り切ると、あのキノコ岩の下でクライマーが10人近く休憩もしくは待機している。
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あそこまでは行ってみる。
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これまでのクサリ場が怖かったので、あの上に登ることは当然考えていない。
狭い空間だが、周囲の写真だけ撮らせてもらった。
表妙義。
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すぐ西にある無名岩峰。
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下りる人。
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通路に、ガスストーブでお湯を沸かしている人がいて、しきりに恐縮していた。
クライミングしている方をじっと眺めている場所もなかったので、すぐ下りる。

今度はこのクサリを登って、無名岩峰に向かう。
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さっき、この岩にも四つんばいで登っている人がいたが、私は登らず。
登らなくても十分、景色は見えるし、てっぺんに手は届くので「登った山」にできる。

ここで改めて丁須ノ頭を撮影。
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いつの間にか曇ってしまった。

あちらは三方境方面。正面は赤岩、左奥は烏帽子岩(1117m)。
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すこし戻ったところに腰掛け、昼食とする。もう12時を過ぎてしまった。
菓子パン2つとホットココア。
クライマーが1人登ってきて、丁須を登っている仲間の撮影をしているので、ひとつふたつ聞いてみた。
「クサリだけで登る人いるんですか」
「ええ、最初の一歩だけですから。でも事故もあるみたいですね」
「そうですか。下にレリーフがあるそうですけど、ありました?」
「いえ、気づきませんでした」
「遭難した人のですかねえ。ところで、どちらからですか?」
「御岳コースです」
(あ、ということは、たぶんさっき、ザンゲ岩で騒いでいた方々かな)
「帰りは、鍵沢ですか」
「ええ、でも登山道が崩落してるって、ネットなんかに出ていたので、一応ロープ一を持ってきたんです」
「そうなんですか?」

それは初耳だった。登山口にもそんなことは書いていなかった。
「御岳コース」だったからだろうか。
高校の同窓会のfacebook山岳部の友人(丁須登頂経験者)に問い合わせてみたら、「ロープがあれば大丈夫」とのこと。
いざとなったら、彼らのロープを使わせてもらうことにしよう。
とにかく出発だ。

下山路がよく分からず、さっきの回り込み道を戻るようで、ちょっと不安だったが、ちゃんと下へ向かうクサリがあって安心。
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しばらくはクサリとともに下りる。
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足場が湿っているので、本当に怖い。
足を滑らせても、クサリだけは離さないよう、しっかり握った。
いつも手に添えるくらいの補助だったのが、今回はすべてが命綱だ。

それにしても、この沢というか谷はすごい。
巨岩がごろごろしている。おどろおどろしい景観だ。
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写真を撮りながらも、慎重に下りる。

30分ほど下ったあたりで、涸れ沢だった鍵沢に水流が発生した。
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落ち葉をかき分け、岩肌をなめるように落ちていく。

さらに下ると、黄色いペンキの道しるべが出てきた。
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助かるが、結構厳しいところを歩かされる。

うへえ、また足場が傾いたところにクサリが。
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そろり、そろりと下りて、今度は落ち葉の海。
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流れもだいぶ沢らしくなってきた。
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旧道らしき道の石垣を発見。登山道のために石を組んだとも思えない。
山仕事のためだったのだろうか。
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こちらは現役。
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第二不動の滝が近づいてきた頃、男2人組とクライマーたちが追いついてきた。
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抜かれてしまうと、ロープのお願いができないので、ちょっとペースを上げる。
FBの同窓生は「崩落は登山口のすぐ先」と言っていたので、まだまだ先なのだ。

この第二不動の下りも厳しかった。
これは上から覗いたところ。
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この右を下っていくわけだ。クサリはあるが、足を滑らせたら、かすり傷では済まない。
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後ろの方々もみな無事に下れたようだ。

でも、この滝をすぎると、もう危ないところはほとんどなかった。
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さくさく下れる。
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右手の沢も余裕で眺められる。
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ただし、クサリ場は慎重に。
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尾根を越えるところに大山祗神の石碑があるはずだったが、気がつかないまま通り過ぎてしまった。
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その先には、クライマーのお兄さんが言っていた通り崩落箇所があり、通行止めになっていた
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その代わり、別ルートが用意されていた。
と言っても、計100mはありそうなクサリとロープの連続。
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新しい道を切り開くのは労力も金も時間もかかるので、ロープを頼りに直登してくださいという代物。
ここに来るような人は、こういうのも苦にしないでしょう。
という意識ありありだった。でも、通行禁止になったままよりはありがたい。
足場は、今度は土だったが、随分腕力を使った。明日は、ひどい筋肉痛になるだろう。

ここをクリアすると、登山口はすぐそこ。
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ここは本来の道だったところか。
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結局、丁須ノ頭から2時間弱で下れた。
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でも、道を間違ったこともあり、全行程では7時間半近くかかった。
吊り橋は通らず、上の舗装道路を回り込んで、駐車場へ。
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何組かが、すでに下山しており、車に乗り込むところだった。
こちらも靴を履き替えて、やっと人心地つく。

お風呂は磯部温泉へ。
日帰り温泉の「恵みの湯」は駐車場がほぼ満車。これじゃあお風呂は芋の子状態だと判断し、温泉街へ。
すこし高いかもしれないが、旅館で入ることにする。
1軒断られて(平日のみとのこと)、向かいの「磯部館」へ。
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ここはOKだったが、やはり入浴料はやや高い。1100円だった。
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でも日曜日の午後3時半ということで、入浴者はゼロ。
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完全独占で、露天風呂も含め、ゆっくり浸かった。

でも泉質表を見ると、ここは温泉ではなく鉱泉。
源泉の温度は10℃だった。沸かしているんだ~

富岡の「はま寿司」で、つぶ貝など9皿食べて、夕食とし、富岡ICから乗る。
若干、渋滞にひっかかり、7時半に帰宅した。
これまでで最も緊張を強いられた登山だったが、いい経験になった。

後日、道間違いしやすい場所がある旨を群馬県警に報告したら、すぐに現地視察をしてくれ、赤リボンは撤去してくれたという。迅速な対応に深く感謝します。

【行程】2014年11月30日(日)
登山口駐車場(7:20)~麻苧の滝(7:40)~ざんげ岩直下(8:24道探し8:44)~正しい道(9:03)~鼻曲り(9:19)~産泰山(9:50)~御岳(10:41撮影・休憩10:57)~籠沢のコル(11:45)~鍵沢のコル(11:58)~丁須ノ頭(12:03撮影12:07)~無名岩峰(12:16昼食・撮影12:44)~第二不動の滝(13:52)~登山口(14:33)~駐車場(14:43)
※所要時間:7時間23分(歩行時間:6時間10分)コースタイム:7時間10分
※登った山:5座(龍駒山、産泰山、御岳、丁須ノ頭、無名岩峰)
※歩行距離:8.2km
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