山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

秋田駒ヶ岳(上)

【2014年10月3日(金)】秋田駒ヶ岳
明日からの東北第5弾・秋田駒ヶ岳に備え、業務終了後、社屋内のセブンイレブンで、食料購入。
朝食におにぎり2個(梅と鮭)、昼食に菓子パン2個(餡とクリーム)、行動食にナッツとピーナッツチョコなど。
いつものように、大手町駅のコインロッカーからザックを回収して、東京駅へ。
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19:20発のこまち33号。席は通路側。
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予約の際、窓際はもう空席がないと言われたので、隣はいるはずなのだが、誰も来ない。
Facebookで遊んでいるうちに、20時くらいには寝てしまった。
盛岡で窓際の席に移る。でも、真っ暗で外は何も見えない。

22:07、定刻に田沢湖駅着。
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この駅はもともと生保内(おぼない)駅として開業したが、昭和41年に田沢湖線が全通したのを機に、田沢湖駅と改名されたそうだ。
今や、新幹線の駅として近代的な駅舎に生まれ変わっている。

駅前にはタクシーが1台止まっていたが、もちろん乗らずに、今夜の宿「松月旅館」に向かう。
町は真っ暗。徒歩3分で着いた。
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実は、田沢湖駅前の宿をネットで探した時、この旅館の名が出たので、電話をかけてみたら「現在使用されておりません」のアナウンス。
つぶれたのかなあと思いつつ、ストリートビューを見てみたら、看板に表示されている電話番号がネット情報と違っている。
看板の番号にかけたら通じた、という経緯があった。

40代半ばくらいのご主人のお出迎えで、2階の20号室に案内される。
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この日の同宿者は年配の男性2人。いずれも朝見かけたのだが、工事関係者だろうか。
旅行者には見えなかった。

風呂は温泉ではなく沸かし湯で、たぶんあの2人が入った後であろうが、湯加減は悪くなかった。部屋に戻ってからパッキングをして、23:30頃就寝。

【2014年10月4日(土)】
目覚ましで5:50に起床。
6:35田沢湖駅発駒ヶ岳八合目行きのバスに乗るため、宿を6:20に出る。
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料金は素泊まりで4500円。

昨夜、新幹線で秋田県仙北市の天気予報を見たら、「風雨」と出て、唖然としたが、どうやら晴れている。
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でも、山の上は雲がかかっている。これから消えるのかどうか。
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明るくなってから田沢湖駅を見ると、こんなに立派。
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バスを待っている間に、電車が1本、大曲方面へ。
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バス停には、軽装のおじさんが1人。
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ちょっと周辺を散歩してからバスに乗り込む。

バスはまっすぐ山には向かわず、田沢湖畔に立ち寄る。
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田沢湖を見るのは、山形在勤時代以来だから、もう25年以上ぶりかも。
車内でおにぎりの朝食を済ませた。

途中、水沢温泉郷も経由して、アルパこまくさで小休止。
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ここは日帰り入浴施設でもある。

この先、八合目まではマイカー規制期間中なので、ここの駐車場にマイカーを置いて、バスで行く人も多いようだ。
この時は、ここで4人の登山者が乗車した。
しかし、山頂はしっかりガスの中である。
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八合目への林道は舗装されているが、幅員が狭いうえに急カーブが多い。
そこを大きな車体がぐいぐい登っていく。
運転手のハンドルさばきを見ていたが、ちょっと怖くなった。

登るにつれ、紅葉も見頃を迎えているのがわかる。
7時半前に八合目に到着。
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若干、陽が差したり、ガスが切れかかったりして、回復を期待させる。

今日のコースは、八合目から横岳経由で、横長根、金十郎長根を周回し、男岳、男女岳を登って、ここに戻ってくる予定。
コースタイムは7時間ほどなので、急ぐ必要はない。
というか、午後の方が降水確率が低かったので、少し時間をつぶした方がいいくらいだ。

とにかく、バス停のすぐ上にある八合目避難小屋を視察する。今夜の宿だ。
1階はイスとテーブル、2階が寝室になっていた。
寝室の収容人数は、事前に問い合わせた情報センターの人が言っていた通り、15人程度か。
こういう天気だけど、紅葉シーズンの週末だから、それなりに宿泊者はいるだろう。
到着が遅くなって、あふれたら1階に寝るしかない。
水の心配はなさそうだ。気温は10℃。
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登山届を書き、トイレを済ませて、体操。
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ウインドシェルを着て、外に出たら、あたりはしっかりとガスに包まれていたので、雨に備えてゴア上下に着替える。
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7:55出発。新道は景色がよさそうな道なので、午後晴れるのを期待して、帰りに使う。
やはり、当初の予定通り、横岳に向かう。八合目は標高約1310m。
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まずは最初のピーク焼森(1551m)を目指す。
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時折、ガスが薄くなる瞬間もあるのだが、それ以上ではない。
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基本的には、ガスの中をだらだらと登っていく。
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いったん涸れ沢に下って登り返す。
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石畳の道となる。
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土砂流出防止措置のとられているあたりで、休んでいた熟年男女を抜かす。
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もう頂上に近いのか、ほとんど植生がなくなり、黒い溶岩のザレ場に。
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このあたりで、単独の男性とすれ違う。こんな早い時間にどこまで行って来たんだろう。

ロープを張って、幅広く道をとられた斜面を登っていく。
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おお、あれが焼森頂上か。晴れていたら、さぞや壮観な景色だったろう。
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しかし、樹木も何もないだけに、今日のようなホワイトアウト状態だと、頂上をまるく囲っているロープがありがたかった。これがなかったら、どっちが横岳だか分からなかった。
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焼森から10分ほど、登山口からは1時間弱で横岳(1583m)に到着。
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「1583高地」との標識もあった。
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やはり誰もいない。樹木はないので、展望はいいのだろうが、今日は真っ白だ。
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稜線を男岳(1623m)方面に向かう。
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阿弥陀池に下りる道を右に分けると、馬の背。
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ここで、阿弥陀池から登ってきた熟年男女とすれ違う。
男「ここが横岳か」
女「違う、ここはまだ分岐。馬の背」
男「あら、ここじゃないんだ」
というような調子で、女性がリードしている。
そういえば、女性が前を歩いていた。

こちらはハイマツの中に入っていく。
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軽いアップダウンで、大きな岩が連なる場所も。
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全く見通しがきかないので、進行方向を迷うような場所もあった。

横岳から20分ちょっとで、再び阿弥陀池からの道との合流地点に。
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このまま男岳に登り、周回コースは時計と反対回りに歩くつもりだったが、午後から天候が回復するのを期待して、逆回りで歩くことにする。
つまり、ここから通称ムーミン谷に下ることにした。
そうすると、男岳に達するのは、だいたい4時間後。
午後1時頃には晴れていてほしい。

下りは外輪山の内壁なので、かなり急峻。
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滑りやすいガレ場だ。

間もなく、40歳前後のカップルとすれ違い、少々会話。
男「もう下山ですか」
私「いや、午後から少し回復する予報なので、1周して時間を稼ぐつもりなんです」
女「そうなんだって。じゃ、ゆっくり行こうよ。でも、この雨は何?」
私、男「これはガスでは・・・」
女「だって、ほら、ぽつぽつって」
私「ほんとだ。降って来ちゃいましたね」
というわけで、お互い会釈して別れる。
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岩手県側の国見温泉から来た方だった。

少し下ったところで、ザックにカバーを掛け、カメラを包むスタッフバッグを取り出す。
今回はエアマットや2日分の食料も持ってきているので、ザックがぱんぱんでカメラが入らないのだ。
この先で、今度は若い男性3人組とすれ違う。国見から登って来る人は結構多いようだ。

途中、右手に「女岳→」と書いた道標があった。
女岳(1513m)は1970年9月に噴火してカルデラ内に500mほど溶岩を流した山なので、登山地図に山頂へ行く道は書かれていないが、行けるらしい。

雨はだんだん本降りになってきた。容易にカメラを袋から取り出せない。
傘を忘れたのは失敗だった。
ほぼ下り切って、木道に出たあたりで、黄色いゴアの人に抜かれる。
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駒池あたりで、雨が最も激しくなり、撮影に難儀する。
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かろうじて、小岳(1409m)の斜面を収める。登り口のような踏み跡は見当たらなかった。
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裾野の池は、かたがり泉水。
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すこしガスが薄くなって、大焼砂の稜線が見えたので3枚だけ撮ったが、この雨。
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カメラがずぶ濡れになった。
またしても、雨に当たりにわざわざ大枚はたいて東北に来てしまった。とほほのほ。

木道で100円拾った。ラッキーだが、そんなのはいらないから、早く雨が上がってほしい。
木道の下りはスリップが怖いので、時々、外れて、焼け砂の上を歩いた。

ムーミン谷を抜けて、馬場の小路コースを横長根に向けて登っていく。
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大焼砂からの道は、真っ黒な溶岩のザレ場。
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横長根を10分ほど下ると第二展望台なる場所。
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手前の黄緑色キノコみたいなのは、地震観測器。御嶽山噴火の後、取り付けられたのか。

紅葉はきれいなのだが、カメラが濡れていて、みんなピンぼけ。
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第二展望台から10分ほどで、だんだんガスが晴れてきた。
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若い男女3人のグループに追いついたあたりで雨も上がり、ぱっと女岳が姿を現した。
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これには感激。
これで天気は回復に向かうと判断。ザックを下ろして、カメラとスタッフバッグの内面を念入りに拭いた。
軍手も脱いで、素手になった。

(つづく)
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