山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

蔵王山(3)

【2014年9月6日(土)】蔵王山
パラダイスゲレンデを登り切り、左に曲がってザンゲ坂コースに入る。
5分ほど登ったところで、腰を下ろして休憩。
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下りで使うロープウエーがここから見えるが、ちゃんと動いていたので安心。
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もう1時半近い。ここで昼食とする。おにぎり2個。
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食べながら計算。確か、ロープウエーの最終は16:20だったはず。
だとすれば、三宝荒神山を登り終えて、14:30には山頂駅を出発すれば、熊野岳(1841m)まで往復しても、最終便に間に合う。
まだ1時半すぎなので何とか大丈夫そうだ。刈田岳(1758m)は無理だが、熊野までは行こう。

この坂は下ってくる人が多い。
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ロープウエーで登って、熊野岳を往復し、ここを下るというコース取りなのだろうか。

蔵王ロープウエイの地蔵山頂駅付近から樹氷原コースはスタートする。
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昼食を終えて15分くらいで、山頂駅に到着。
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まずは最終の時刻を確認、16:45とのことなので、安心。だったら余裕だ。

ここは蔵王山散策の玄関口のようなところ。
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正面は地蔵山(1736m)。直登の道と左には熊野岳に通じる巻き道が見える。
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まずは、すぐ近くにある子安地蔵尊を参拝。
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ここを大昔、冬に仕事で訪ねた記憶がある。調べてみると、1986年4月24日だった。
地蔵尊が雪にまみれていた記憶があるので冬かと思ったら、春だった。
この時の記憶をもって、地蔵山を「登った山」にカウントしていたが、再訪してみて、地蔵山には登っていなかったことが判明。
一旦カウントから除外した。それによって、1000座目は三郎岳になってしまった。
まあ、どこでもいいのだが。

それはともかく、この大きな地蔵尊は1775年(安永4年)の建立。
ふもと東沢村(現山形市)の庄屋の跡継ぎが幼くして亡くなったことから、男子の長命を祈願して建てたものと伝えられている。
この地蔵尊のおかげで遭難者も減ったらしい。

さてまずは三宝荒神山(1703m)に登る。
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周回コースが作られており、うれしい。

少し上に樹氷の碑。
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振り返ると、地蔵山。
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地蔵山頂駅も。
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蔵王にはロープウエーが3本もある。巨大なスキー場なのだ。

シャクナゲとヤマハハコ。
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おお、あれは熊野山頂。いつのまにか晴れていた。ありがたい。
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地蔵尊から10分かからずに登頂。
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頂上に、写真を撮っている熟年夫婦がいて、「写真撮ってもらおうよ」とささやいている。
それが聞こえたので「撮りましょうか」と声をかける。
「あら、すいません。なんだか……」というので「何も聞こえてませんよ」と軽口。
「今日は結婚記念日なんです」という。「それはおめでとうございます」
仲がよくて、ほほ笑ましい。

しばらく撮影をしていると、アラフォーくらいの女性2人組みが登ってきて、なんとテーブルの上に土足のまま登って、「すごい景色~」とか何とか、きゃあきゃあ言っている。
ベンチならまだしも、これはひどい、どうしたもんかと思ったが、さすがに注意した。
「ここはみなさんが食事するところですから、土足はちょっと」と一応やんわり。
「あ、すいません」とすぐに下りたが、その後もきゃあきゃあ言って、恥じている風はない。
あまり悪いことをしたという認識はないようだ。困ったものだ。
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しかし、この上に乗るかね。

そんなこともあったが、本当に景色は見事である。
まずはお馴染み瀧山と鳥兜山(1387m)。
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雁戸山(がんどさん、1485m)。
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さらに北の山々。神室山(1356m)なども見えているのかもしれないが同定できず。
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周回コースを下りる。
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地蔵尊あたりの広場。
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熊野岳は蔵王の盟主にしては、のっぺりした山だ。
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地蔵尊まで下ったところで14:20。
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まだ2時間半近くある。これは余裕だ。

地蔵山まで正真正銘の直登を登る。標高差は70mほど。
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くたびれたアザミが咲いていた。
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すぐ前に観光の若いカップルがいて、追いつきそうになったが、男の方が抜かれまいとしてペースを上げる。が、またペースが落ちる。
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こちらは何度も立ち止まって、写真を撮っていたので、追い抜かさないで済んだ。

三宝荒神山を振り返る。
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地蔵山頂上はだだっ広い。そして風が強い。
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でも、こんなのは序の口なのだろう。

ここではっきり熊野岳が見えた。ガスは完全に晴れている。
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雪が積もった時の道しるべと思われる木柱列に沿って歩く。
石畳を作ってあるが、これがとても歩きにくい。
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木道になると助かる。
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地蔵山と熊野岳の鞍部(ワサ小屋跡)。
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まわりの砂礫地はいかにもコマクサが生えていそうな場所だが、とうとう見つけることはできなかった。
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鞍部への下り。
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ここで一旦、巻き道と合流。
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熊野岳から団体さんが下りてきた。
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ワサ小屋跡にヤマンバ(姥神)様の石像があった。
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ここにかつて、おワサさんという老婆が番をしていた山小屋があったという。
説明板にその時代が何も書いてないところをみると、おそらく江戸時代のことと思われる。
彼女はここで熊野神社の参拝者にお茶などを振る舞っていたのだろう。
このおワサさんと、ヤマンバ様の関係はよく分からない。

ヤマンバ様の首は最近までなかったそうで、像そのものがいつ建立されたのか、首がいつなくなったのかも分からなくなっていたが、最近になって、積まれた石の中に首が埋もれていたのが見つかったそうだ。
それを機会に、「首なし姥神さま」を再生しようという機運が高まり、平成23年に開眼したという。
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よく見ると、確かに胴体と顔の色が違う。

ここで、さっきの団体とすれ違う。
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地蔵山の西麓と祓川登山道。
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熊野岳への登り。
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地蔵山をもう一度振り返る。
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近道を行く。結構急な岩場だ。
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地蔵山(左)と三宝荒神山(右)。
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ワサ小屋跡から20分ちょっと、15時に熊野岳山頂に到着。
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これは「日本観光百選第一位」の碑。
毎日新聞が1950年にハガキによる人気投票で選んだもので、蔵王は「山岳」部門で第一位になった。この百選は「新日本」のようだが、石碑には「新」が抜けている。
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それより、「日本百名山」の標識がどこにもないのが不思議というか、潔く感じた。
刈田岳の方にあるのだろうか。歴史的にはあちらの方が古いようだし。

南を望む。刈田岳(1758m)の向こうに屏風岳(左、1817m)と杉ヶ峰(1745m)。
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南西にのびる尾根の中丸山(1562m)。
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朝日連峰が見えるはずだが、同定不能。
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こちらは茂吉の歌碑。
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前回も紹介した「陸奥(みちのく)をふたわけざまに聳えたまふ蔵王の山の雲の中に立つ」の歌である。この歌の碑はここにあったのか。

ひと通り撮影したので、山頂の神社に参拝。石垣の間の細い通路から入る。
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これが社殿。
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狛犬も年季が入っている。
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境内の石碑群。ヤマハハコがお供えの花のように咲いている。
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境内にある建物は社務所かと思ったが避難小屋だった。
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登山地図には「熊野神社」とあるが、この石柱には「蔵王山神社」とある。
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どちらも正しいのだろう。

ここから御釜が見えるかと思ったら、かろうじて見えない。
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見えるところまで行こうと思っているうちに、馬の背まで下りてしまった。

そこから見えた御釜は圧巻で、思わず「これはすげえ」と声を上げてしまった。
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刈田岳からは5~6回見たことがあるが、ここから見る御釜はまん丸だ。
青空のおかげでエメラルドグリーンも鮮やかだった。

遅れて着いた青年2人も「すげえ」「すげえ」と騒いでいた。
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その気持ち、よくわかります。

(つづく)

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