山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

尾瀬(2)

【2014年8月5~7日】尾瀬・燧ヶ岳
大江湿原を沼山峠に向かって歩いている。
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実はこの道、歩いたことがある。1996年8月のことだ。
確か前夜、家族で檜枝岐のキャンプ場に泊まり、翌日、沼山峠から尾瀬沼まで往復したのだ。
ただ、その時の写真が残っていないので、あまり記憶がない。
娘はまだ4歳だった。

これは小渕沢田代への道。
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あちらはワタスゲが咲き乱れている。
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こちらはマルバダケブキ。
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ここで湿原はおしまい。樹林帯の登りに入る。
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シカ防止柵を通過。
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扉はないが、シカの足がはまってしまうような足場になっている。
あちこちにある扉方式だと、ハイシーズンは開け放しになってしまうからだろう。
ニッコウキスゲの芽や花が好物のようだ。

登りと行っても、この程度の斜度で、しかも木道なので楽ちん。
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峠の手前に休憩所みたいなところがあったが、まだ登りは続くし、家族連れもいたのでパスした。
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でも、なぜ峠でもないところにベンチがあるのかと、いぶかって戻ってみたら、最後に尾瀬沼が見えるポイントだった。あわてて写真を撮る。
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このあとは、峠の標識がないまま、峠らしきところを通過。
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その先は、この歩きにくい、滑り止め付きの木道。
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しかも、さっきの家族連れの中の子供2人が元気よく「1、2、1、2」と言いながら、後ろから追い立ててくる。
むこうに追い立てるつもりはないのだろうが、少々閉口した。

16:24、沼山峠休憩所に到着。長蔵小屋から1時間半近くかかった。
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ここからのバスの最終は17:10と確認してあり、それに間に合うのは確実だったのだが、できればその前の便に乗りたいと思っていた。
ほぼ30分おきに出ていると、御池ロッジに予約日変更をした際に聞いていたが、その前の便が16:30なのか16:40なのかはっきりせず、ちょっと気になっていた。
バス停の時刻表をみると16:40だったので、ひと安心。すこしだけゆっくりできる。
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売店で尾瀬の高山植物の本を買った。1400円也(税込み)

バスは先頭に陣取って、車窓を眺めていたが、何度も睡魔に襲われ、首かっくんしてしまった。
沼山峠~御池間は一般車両通行止めだった。

ロッジに着いた時はもう5時になっていたので、すぐ風呂に入った。
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温泉とは唱ってないので、たぶん沸かし湯。なぜかちょっと加齢臭がした。先客のせい?
露天風呂の眼下にはニッコウキスゲのお花畑が広がっていた。

6時から夕食。品数も多く感激。
小鉢だけで、こんなに。
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このほか、ズッキーニやまいたけの天ぷら、岩魚の塩焼き、おそばにデザートっぽい郷土料理(名前を忘れてしまった)がおいしかった。
生ビールのほかに調子に乗って、冷酒「男山」も飲んで、すっかり酔っぱらってしまった。

部屋はもちろん個室。
あすは5時出発予定なので、4時起き。
9時前には寝てしまった。
標高は1500mあり、涼しいので、窓を開けたまま寝た。

【行程】2014年8月5日(火)
大清水(12:02)=一ノ瀬(12:13昼食12:40)~岩清水(13:09)~三平峠(13:45休憩13:51)~三平下(14:06休憩・散策14:12)~長蔵小屋(14:33休憩・散策15:00)~平野家の墓(15:19)~小淵沢田代分岐(15:34)~沼山峠展望台(16:08)~沼山峠休憩所(16:24休憩16:40)=御池(16:56) 尾瀬御池ロッジ泊
※所要時間:3時間44分(歩行時間3時間20分)
※登った山:なし
※歩行距離:7.4km

翌朝、予定通り4時に起床。昨晩作ってもらった朝食用おにぎりを携え、5時前に出発。
快晴。すごく爽やかだが、ちょっと気になる雲が。
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燧の山頂にも、うっすらガスがかかっているが、これはいずれ消えるだろう。
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駐車場を突っ切って、登山道に入る。
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広い木道。御池田代までは車いすも通れるバリアフリーなのだそうだ。
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まもなく左折。
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沢を渡ると、いきなり湿った、岩ごろごろの坂。
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だらだら登ったあとは標高差150mを越える急登。起き抜けには結構きつい。
前後に単独の男性がいるが、いずれとも差が縮まらない。
みな苦労しているようだ。
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途中、スパッツを着けるのを口実に小休止。
振り返ると、会津駒ヶ岳(2133m)の手前の山、大杉山(1922m)が目の前に見える。
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5:35、2合目を通過。
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時折、視界が開ける。あれは越後三山方面か。
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じきに傾斜も緩やかになり
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6時ちょうど、3合目を通過。
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まもなく青空が見えてくると、広沢田代。
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光線の角度が真横からなので、朝!という感じがする。

この湿原はキンコウカの天下である。
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池塘が発達しているのも、うれしい。
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ほとりの赤いのは食虫植物のモウセンゴケ。恥ずかしながら初めて見た。
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ここで腰を下ろして朝食にする。
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宿が用意してくれたのは、梅と昆布のおにぎり2個とウインナー、卵焼き、鮭、海苔の佃煮。
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ペロリと食べて、20分ほどで出発。
食事中、何人か単独の方が抜かしていったが、いずれも比較的軽装。カメラで花を撮っている人が多かった。

いや、ほんと池塘が見事である。
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少し進むと、ワタスゲが優勢に。
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振り返ると、雲海が広がっていた。
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そして奥に会津駒。
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再び、登りがきつくなってきたあたりで、5合目を通過。まだ7時すぎ。順調だ。
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会津の山々が延々と続いている。
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最奥は丸山岳(1820m)だろうか。

しばらく登ると、広沢田代を見下ろせる場所に出た。
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池塘はあんなふうに並んでいたんだ。

引いて見ると、会津駒を借景に素晴らしい眺めだ。
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目を左に転じると、これは越後三山の荒沢岳(1969m)だろうか。
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そのさらに左には、おそらく越後駒ヶ岳(2003m)。
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あの辺りにもいずれ行かなければならない。

右には福島・栃木県境の稜線が見える。
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さあ、いよいよ燧ヶ岳(2356m)の山頂部が見えてきた。
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空には雲ひとつない。
いやあ、前回無理して登らなくて本当によかった。
こんな好天はめったにあるもんじゃない。

そして峠を越えると、こんな木道を下っていくのだが
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思いもかけない光景が広がった。熊沢湿原と燧ヶ岳である。
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目玉のように並ぶ池塘の間を木道が貫いている。

足元はキンコウカの絨毯。
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ここは絶景と言っていい。
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あまり使いたくない言葉だが、ここで使わなければ使う場面がない。
遠慮なく「絶景」と言わせていただく。

これはあまりに近く見えるので不安なのだが、百名山の平ヶ岳(2140m)かしら。
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すると、これは越後三山の中岳(2085m、左)と駒ヶ岳(右)? 全く自信はないけど。
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ふたつの池塘も青く輝いている。
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ベンチに腰を下ろして、一瞬休憩。
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さあ傾斜地の湿原を登っていく。
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あまりの景色のよさに何度も振り返って写真を撮ってしまう。
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おお、後ろから会津駒も再び顔を出した。
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タテヤマリンドウ。
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タカサゴソウかな? シロバナニガナかな?
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ハナニガナ。
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東田代の湿原も確認できた。
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いやあ、コースを変更したのは正解だった。
実は当初、初日は長蔵小屋に泊まり、燧へは長英新道を登って、御池に下るつもりだった。でも、それでは初日の行程が短すぎるので前日になって、変更したのだった。
こんな楽しい登りなら全然苦にならない。
長英新道は下りでも長く退屈だったので、登りにしない本当によかった。

湿原が終わって、樹林帯に入るあたりが6合目。
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そして15分ほどで、7合目。
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道は左へトラバース気味に進み、まもなく涸れ沢のガレ場となる。
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この直登は標高差150mある。辛抱だ。

このあたりに、雪渓があると思っていたが、もう解けていた。
あるブログでは7月下旬はまだあったそうだが。
でも、解けたばかりであることをうかがわせる光景も。
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さあ、沢を詰めた先が8合目だ。
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(つづく)

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