山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

谷川岳(撤退)

【2014年7月27日(日)】谷川岳(撤退)
高校の後輩に「女子4人と谷川岳に登りませんか」と誘われ、二つ返事でOKした。
メンバーは、男が、マッターホルンに登頂したこともあるベテランのWさんと、去年は岩にのめり込み、今年は沢ヤになると決めているTさん。女子はWさんの同期の方々である。
WさんTさんと一緒に登るのは、昨年1月の顔振峠以来なので1年半ぶりだ。

2人は前夜、現地入りし、土合駅に泊まるつもりと言っていた。
ならば、私もそこに合流するべく、前日の土曜日は越後のマッターホルン大源太山にでも登って、彼らを待つことにしようと思ったが、彼らが宇都宮を出発するのが午後8時頃というので、考えを改めた。

そうなると到着は10時頃になってしまう。
私は待ちくたびれて寝てしまうだろう。
だったら、同じくらいの時間に着いた方がいいと思い、前日の山行は那須にしたのだ。

黒磯板室ICから東北道に乗ったのが7時半くらい。
途中、北関東道の出流原PAで15分ほど仮眠。
渋滞なし進み、水上ICで下りる。(那須から土合まで約250km)
10時前くらいだったろうか、水上温泉のセブンイレブンで食料を調達していたら、WTの2人が突然現れた。
どこかで抜かれているかもと思っていたが、ここで会うとは。

Wさんはビールを持参、Tさんは焼酎を購入、私も吟醸酒「谷川」をゲット。
楽しい夜になりそうだ。
土合駅にはすでに寝袋の中に入って寝ている人が10人近くいる。
夜通しついたままの照明を避けて、改札の奥にまで入り込んでいる人もいるようだ。
こちらは、駅の入口前にテントを張り、さっそく宴会。

とはいえ、どんちゃん騒ぎではなく、静かに歓談。
Tさんが有名山岳会を辞めたいきさつなどを聞いた。
酒もおいしく、話は尽きなかったが、明日もある。
11:50頃、泣く泣くお開きに。

私とWさんはテント内、Tさんはテント外で寝る。
途中、Wさんのいびきが気になって、耳栓をした。
何もかけずに寝たが、夜中に寒くなり、寝袋を肩からかけた。

朝方、わざわざテントのすぐ横に来て会話をしている人の声がうるさく、4時半に目が覚めてしまった。
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6:45にロープウエー駅集合なので、まだまだ早いのだが、しかたなく起きる。
Wさんがラーメンを作ってくれた。大も出て、すっきり。

時間があるので、周囲を探検。
駅前にある土合ハウスは休業中なのか、玄関に鍵がかかっていた。
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でも、防犯カメラはしっかり作動しているようだった。

女性陣は前夜、湯檜曽温泉に泊まっており、レンタカーで来ることになっている。
こちらも車で行けば、ロープウエー駅はすぐなのだが、駐車料金1000円をケチって、6時に徒歩で出発。
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いい天気なので、白毛門(1720m)や谷川岳(1977m)の山頂付近見える。
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土合橋を渡る。湯檜曽川の清流が目にまぶしい。
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ロープウエーの土合口駅には20分ちょっとで到着。
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まだチケット売り場の窓口は開いておらず、列の先頭にWさんのザックを置く。

もう一度、トイレへ。個室の中が異様に暑くて、汗だくになってしまった。
涼を求めて、外のベンチで女性陣を待つ。
6時40分頃に女性陣からWさんにメッセージ。
「着いた」との連絡かと思ったら、今宿を出たとのこと。
まあ、女子にはありがちのことだ。

7時すぎにすでに雲が出てきた。
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実は、午後には雷の予報が出ているので、早めに集合かけたとのことだったが、少し出遅れてしまった。

7時前に届いた次のメッセージは「もう列に並んでいるよ」とのこと。
あわててWさんが、女子が調達してきた割引券を受け取り、ザックの場所に戻って、チケットを購入。往復1850円。

7:17ごろ乗車。
女子は結局5人だった。経験豊富なN1さん、私の同期と知り合いだというライターのOさん、岡山から来たというんN2さん、旧知のIさん、初心者のKさん。
ロープウエーの中はすでに陽射しが暑い。

天神平駅周辺には、もう大勢の人が出発の準備をしている。
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背後に見えるのは白毛門(右)や笠ヶ岳(左、1852m)。

なんと谷川岳にはもうガスがからみついている。
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頂上からの眺望は諦めた方がよさそうだ。

こちらはさらに天神峠までリフトに乗る。410円。
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ペアリフトでN2さんと一緒になる。山は3回目だとか。

このあたりはニッコウキスゲのお花畑。
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すでに歩き始めている方々の姿も見えた。
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天神峠は気温22℃。早朝にしては高い。
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このすぐ下で、Tさんセットによるスマホで記念撮影。
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みんな後ろ向きで撮ったのではありません。私を除く7人の侍。

南東には赤城山(1828m)。
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東には、高倉山(1449m)の向こうに、うっすら武尊山(2158m)。
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すでに谷川岳山頂にはガスがまとわりついているが、ヨツバヒヨドリを見ながら気にせず出発。
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まずは下り。朝露か雨か路面が濡れていて、蛇紋岩なのですべりやすい。
小さな女の子が転んでしまったのか泣いていた。

望遠で見ると、肩の小屋が確認できる。
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谷川岳から万太郎山(1954m)につづく稜線にそびえるオジカ沢ノ頭(約1890m)。

まだ雪渓もわずかに残っている。
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前に来た時は、こんなに下ったろうかと思うほど下り、天神平からの道と合流。
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階段を登る。
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登ったところで、しばし、立ち休み。

クサリ場を通過する。
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さらに熊穴沢避難小屋で大休止。
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ここから分岐する、いわお新道を少し下って、私だけこっそり雉打ち。
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○んこの残骸がたくさんあった。

小屋の中は暑いというので、イスを出して、外でのんびり休憩。
きのうの余りのおにぎりを食べる。
まだ傷んでなかった。梅を残しておいてよかった。

20分近く休んで出発。ここから急な岩場が続く。
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私は写真を撮ることもあり、いつもしんがり。
先頭は、ランナーでもあるIさんのようだ。

まずい。どんどんガスが下りてくる。
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岩場は続く。
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みなさん頑張ってます。
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ノリウツギ。
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シモツケソウ。
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ヒメシャジン。
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コバギボウシ
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天狗の留まり場まで登ってきた。
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熊穴沢避難小屋からコースタイム45分のところ、36分で来ているので成績優秀。

この岩場は色とりどりのお花畑である。
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さっきまで暑かったが、もうガスのおかげで涼しいくらい。
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だが、さらに10分ほど歩くと、とうとう雨が落ちてきた。
あと頂上まで標高差200m。
ガスで何も見えないし、雷の不安もある。雨の中下るのも危険なので、Wリーダーの決断により、引き返すことに決定。
私も一度登ったことのある山なので、未練はない。
初めての人にはかわいそうだが仕方ない。

それでも、他の方々はまだどんどん登ってくる。
軽装の人も多いし、障害者のグループもあって、大丈夫かなと思う。
岩場は大渋滞になっていた。

ある家族連れは、下りのロープウエーチケットを買っていないらしく、「往復買ったら夕食代がなくなるのよ。片道3000円もかかるんだから」と子供に言っている。3人分のことか。
天神平までピストンすれば、たぶん、あと3000円出してでも乗ることになるだろうが、まかり間違って、ロープウエー代を惜しんで、西黒尾根を下らないことを祈るのみだ。
おそらく、夕飯どころの話ではなくなる。

初心者のKさんは下りで苦労していたが、弱音を吐かず、頑張っている。
避難小屋で、坂さんから冷たいパイナップルのお裾分けがあった。これはうまかった。
もう一度、雉打ちをしようと思い、いわお新道を下りたら、「大」の先客あり。
私の気配を感じて「この辺でしようかと思って」と言い訳するので、こちらは断念。

カメラは引き返し地点から小屋までザックにしまっておいたのだが、この先は取り出す。
出しっぱなしにすると濡れるが、完全にしまわないといけないほどでもない。
スタッフバッグをかぶせて、持ち歩く。

すっかり、このあたりもガスに包まれてしまった。
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エゾアジサイとハナニガナ。
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天神峠への分岐を通過。
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この先は初めて歩く道。やっと数㎝だが、地形図に赤いマーカーで線が引ける。
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これが少しだけでもあったのが救いだ。

クガイソウとニッコウキスゲ。
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引き返し地点から1時間半ほどで天神平に下りてきた。
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ともかくトイレに走る。
今日はなぜかトイレが近い。昨日のお酒のせいか。
お腹がすいたので、コロッケパンを食べる。
みんなそろったので乗車。
中で、パンをもう1つ。

N1さんのご両親の実家は音更であることを知る。
あと、秀岳荘は沢用のわらじが600円で安いことも。Tさん情報。
ゴンドラの中には、われわれグループのほかに熟年夫婦が1組いたが、我々がわいわい話しているので、ちょっとお気の毒だった。
晴れていれば、私だけ西黒尾根を下りてくることもひそかに考えていたのだが、この天気では断念せざるを得まい。

ふもとの駅に着いた後は、いったん女性陣と別れて、徒歩で土合駅へ。
ここでN1さんが湯を沸かし、コーヒータイム。女子はスイーツも。すこし、お裾分けしてもらった。
彼女は初心者も人もいるので、山は楽しいと思ってもらおうと、ガスバーナーを持ってきたらしい。えらい。
男の方はゆるゆる。Tさんは腰ベルトも締めずに登っていた。

とうとう山の方で雷が鳴り出した。下山してきてよかった。

お風呂は谷川温泉・湯テルメへ。
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露天風呂はぬるくて長湯ができたが、日が差してきて、顔は暑かった。
デッキチェアがあったので3人でふるchiんのまま座ったが、ぬるい湯で体が温まってなかったので、寒くなり早々に退散。

着替えて外に出ると、Tさんがひとりたたずんでいた。
そこに谷川温泉がらみの文学碑が。
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そこから谷川の流れが望めた。
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2階休憩室に戻ると、みんなそろっていたので、窓からTさんを呼ぶ。
女性陣はみなノンアルコールビールだが、私はスーパーカップアイス。
まだ時間が早いので、渋滞にかからないで済むかもしれないと思い、ランチの部は諦めて、先に引き揚げることに。
このあと、みんなで蕎麦を食べに行ったらしい。ちょっぴり悔しい。

帰り道、太宰の小説「姥捨」の文学碑を写真に収めて高速へ。
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すぐ睡魔に襲われ、赤城高原PAで睡眠を試みたが、エアコンかけていても陽射しが暑くて眠れない。
結局諦めて、走り続ける。本庄児玉から高坂SAまで30km80分の渋滞。
一般道に下りるべきか考えたが、埼玉の地図も持ってこなかったし、渋滞の方が睡魔には有利と思い、残る。

何度か意識を失いかけたが、狭山PAでゴミ捨てや荷造りなどして眠気を飛ばし、なんとか6時前に帰宅。
登った山は1つも増えなかったが、賑やかな山旅で、楽しかった。

【行程】2014年7月27日(日)
土合駅(6:01)~ロープウエイ土合口駅(6:23待ち合わせ7:17)=天神平駅(7:27乗り換え7:33)=天神峠駅(7:39準備7:46)~ロープウエー分岐(8:05)~熊穴沢避難小屋(8:32休憩8:51)~天狗の留まり場(9:27撮影9:30)~引き返し地点(9:44)~熊穴沢避難小屋(10:32休憩10:37)~天神平駅(11:18待ち合わせ11:25)=土合口駅(11:35待ち合わせ11:52)~土合駅(12:12)
※所要時間:6時間11分(歩行時間:3時間7分)
※登った山:0座
※歩行距離:7.4km

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