山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

八甲田山(下)

【2014年7月6日(日)】八甲田山
井戸岳を過ぎ、大岳に向かう。
大岳の北斜面にはまだ大きな雪渓が残っている。
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そこで夏スキーを楽しむ人が。
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さあ、大岳が正面に迫ってきた。
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古い丸太の階段と土砂崩れ防止の板が、複雑に交錯する道を下る。
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このあたりはミヤマオダマキの天下。
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眼下に大岳避難小屋と池。
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池まで下りてくると、井戸岳の南斜面に残る雪渓も見える。
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避難小屋はログハウス風。
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見学がてら、中に入り、ついでにトイレで用足し。
3階まで部屋があり、1階ではグループが火を使って、お昼を食べていた。

まわりのベンチもランチの人でいっぱいだ。
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こちらは頂上で食べることにして登ってしまう。
標高差は約200m。

途中、2か所で雪渓あり。
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2つ目のところで女性が転んで尻餅をついていた。
雪がびちゃびちゃだったので、かなり濡れてしまっただろう。

井戸岳を振り返る。
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その左に田茂萢岳方面。
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右には田代平。
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かなり登ってくると、井戸岳は南斜面にも小さな爆裂火口があるのが分かる。
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富士山の宝永火口のようだ。

本当の火口のラインも見えてきた。
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その後ろには、赤倉岳。
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11:41大岳山頂に到着。かなりの人出だ。
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三角点は堂々の一等。
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斜めに大きくかしいだ山頂の標識。
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頂上は広く360度の展望。しかし、朝日百科の「日本百名山」に書いてあったように、北海道や鳥海山、岩手山は見えなかった。

まず、東に同じ北八甲田の仲間。左から雛岳(1240m)、高田大岳(1552m)、小岳(1478m)。
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北東は田代平と八幡岳(1020m)。
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南には、南八甲田の山々。右から横岳(1340m)、櫛ヶ峯(1517m)、駒ヶ峯(1417m)。
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北アルプスなどとは違い、実に稜線がなだらかである。

その手前は硫黄岳(1360m)。
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南東は、右から乗鞍岳(1450m)と、今登ってきたのとは別の赤倉岳。
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乗鞍の手前のなだらかなピークは猿倉岳(1354m)。
本来なら、赤倉の奥に岩手山が見えるはずなのだが。

これは大岳の火口。山頂の東に口を開けている。
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そして、火口を彩るのは、ヨツバシオガマとミヤマオダマキ。
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写真をひと通り撮り終わったところで、東側のふちに座って昼食。
例によって、おにぎり2個。
食べながら、登山地図でコースタイムを改めて確認すると、酸ヶ湯まで2時間20分かかる。
現在、正午前。十和田湖行きのバスの時間は15:01。
お風呂の時間は、少なくとも50分は欲しい。
でも、コースタイム通り下ると、風呂があわただしくなってしまう。急いで下ることにする。
最後に方向指示盤で周囲の山を同定することだけは怠らなかった。
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大岳にも土砂流出防止の板が張り巡らされている。
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雪渓の下りは転ばないように。
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避難小屋まで15分かからずに下り、毛無岱に向かう。
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右に井戸岳。
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左に大岳。
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眼下には毛無岱が見えるが、すぐ樹林帯に入る。
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おお、もう7月だというのにミズバショウ。
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12:37、ロープウエーへの分岐を通過。
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ここから上毛無岱に入る。
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振り返れば、大岳(右)と井戸岳(左)
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こちらは井戸岳(右)と赤倉岳(左)。
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上毛無岱はまずチングルマ。
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イワカガミ。
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イワイチョウ。
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ワタスゲ。
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途中、ドウダンツツジに似た花の写真を撮ろうとしていた単独女性を抜かす。
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あとで私が同じ花を撮っている時に追いつかれ、「この花はなんですか」と聞かれたので、「さっき熱心に写真を撮られていたので、知っているのかと思って、私も聞こうかと思ったくらいなんですよ」と返す。
ふたたび、下毛無岱への下りで追いついた時に「思い出しました。あれはドウダンツツジですよ」と言ったら、「え、そうですか? うちにあるドウダンツツジは白いんですが、ピンクのもあるんですか? 確かによく似てますけど」とのこと。
「いやあ、だったら自信ありません。勘違いかもしれません」と逃げてしまった。
帰宅して調べたら、恥ずかしながら大間違い。ウラジロヨウラクだった。
たしかこの方だった。すいません。
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上毛無岱のほぼ中央に大きな池塘がある。
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地形図にはそのほとりに建物の記号があるが、現地にはベンチがあるだけだった。
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地形図は平成22年に更新したものだが、その後取り壊されたのだろうか。
あったとしても、もっとずっと古い気がする。

池塘に咲くのはミツガシワ。
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ほとりではチングルマが風を受けて回っていた。
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だいぶ下ってきた。
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今は緑一色だが、このあたり秋になると、ものすごい紅葉になるらしい。
その頃また来てみたいが、平日に来られるのはいつのことか。

ここまでの道はなんとなく、立山・大日岳の下りを思わせる。
雰囲気がよく似ている。

上毛無岱の縁に立つと、下毛無岱がよく見える。
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ここから急な階段をひたすら下りる。
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下毛無岱は池塘が発達していて、うれしい。
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振り返ると、本日縦走してきた山々が一望。
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南八甲田の山々も。
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そしてワタスゲの天国。
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いやあ、この時間になっても雲ひとつない。
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ひとつひとつ改めて見てみよう。
大岳。
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井戸岳。
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赤倉岳。
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田茂萢岳。
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さて、下毛無岱を過ぎるとあとは樹林帯の中の下り。
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樹林帯には樹林帯の花がある。
再び、タニウツギ。
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オオカメノキ。
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オオバキスミレ。
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春の花だが、まだ咲いている。

ふう、あと1km弱。
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休憩は昼食の20分ほどしか取っていないのでさすがに疲れてきた。
気温も高くなった気がする。

神の石?
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終盤はよろよろになったが、なんとか大岳山頂から1時間40分ほどで酸ヶ湯に到着。
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1988年9月9日以来26年ぶりの再訪だが、ほとんど記憶がない。
千人風呂は湯に浸かるだけで、体を洗うことができないとのことなので、男女別の小さな玉の湯に入る。千人風呂は前回入ったし。
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脱衣所が狭く難儀したが、中はそんなに混んでいなかった。
カランも4つしかなかったが余裕で使えた。
硫黄臭の強い白濁した湯。久々に温泉らしい温泉だった。
ちょっと温度が高めだったので、長くは浸かっていられなかったけど。

2時半には上がり、休憩コーナーでしばしラインやFB。
2:45に外に出て、ソフトをいただく。
バスの時間は15:01。私のほかに待っているのは、登山者の男性1人。
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定刻を10分すぎても来ないので、困ったなあ、暑いなあと思っていたら、タクシーの運転手がくだんの男性に声をかけている。
「今日はふもとのモヤヒルズで野外クラフト市をやっているので大渋滞して、前のバスも1時間くらい遅れた。今度のも相当遅れているようだ」というような話であることを、すぐ後で、その男性に聞いた。

じぇじぇ、そんなんじゃあ、十和田湖温泉郷バス停での八戸行きバスへの乗り継ぎが到底間に合わない。どうする・・・
その運転手さんに聞くと、十和田湖温泉郷までは6000円くらいだという。
それくらいなら仕方ない、というか1万円かかってもそれしか手はない。
乗せてもらうことにした。時間はタクシーならまだ十分間に合う。

この方はとても親切で、いろんなことを教えてくれた。
今年は3月に大雪が降ったので、けっこう雪が残っていること。
10月になると紅葉がとてもきれいなこと。
八甲田に6つある温泉のうち、冬になると猿倉温泉だけが閉鎖になること。

蔦温泉をさけて湯の平牧場を経由する近道を行ってくれた。
彼は私の指定した温泉郷ではなく、ひとつ手前の焼山バス停に連れて行ってくれた。
ここは奥入瀬入口のターミナルで、タクシー代も変わらない。
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バスの時間は16:03。乗客がたくさん並んでいたが、これは1本前の青森駅行きの方々。

一応お土産を買って、並ぶ。八戸行きにも5人くらい乗った。
途中トイレ休憩した、道の駅・奥入瀬ろまんパークで地ビールの奥入瀬ビール、ホタテのかまぼこ、ワカサギのドバを買って、きゅっ。
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ビールがビタードライだったので、めっちゃ辛かった。
十和田市街は十和田鉄道の廃線の横を通ってほしかったが、それはかなわず。
飲み終わった時には、もう眠くなり、後半はほとんど寝ていた。
17:35八戸駅西口着。
今回の山行では、あまりダイエットにはなっていない気がしたので、駅弁を買うのは断念。野菜ジュースだけ買って、非常食のメロンパンで夕食とする。

新幹線は18:12発はやぶさ32号。
車中は翌週の計画を立てながら、過ごす。
指定席は左側の席だったので岩手山が見えず残念。
大宮から武蔵浦和、新秋津と乗り継いで、午後10時頃帰宅。
東北新幹線を使えば、東北の山も日帰りできそうなことに気づいた1日だった。

【行程】2014年7月6日(日)
ロープウエー山頂公園駅(9:20)~田茂萢岳(9:42)~宮様コース分岐(10:01)~赤倉岳(10:47)~井戸岳(10:55)~大岳避難小屋(11:17)~大岳(11:41昼食・撮影12:02)~避難小屋(12:15)~上毛無岱(12:47)~下毛無岱(13:07)~酸ヶ湯温泉(13:41)
※所要時間:4時間21分(歩行時間4時間) コースタイム:4時間40分
※登った山:4座(田茂萢岳、赤倉岳、井戸岳、大岳)
※歩行距離:9.5km
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