山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

丹沢縦走(2)

【2014年5月10日(土)】丹沢三峰
11:46、丹沢三峰の一角、本間ノ頭(東峰、1345m)に到着した。
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ベンチに腰掛け、昼食。
間もなく、さっき追いつかれそうになった3人連れも到着。
彼らも相席して昼食を始めた。
「(私と同じ)7:50のバスですか?」と聞くと、「6:55のバスだ」という。
不思議だ。私は彼らをどこで追い抜いたのだろう。
私が巻いてしまった板小屋沢ノ頭を登って、そこでゆっくりしていたとしか考えられない。

いずれにしろ、ここはあまり眺望に恵まれないので、おにぎりを2つ食べ終わったと同時に出発。わずか13分の休憩だった。
この先は丹沢山まで、丹沢三峰のアップダウンが続くが、「稼ぎ時」でもある。
なにしろ、三峰というからピークは3つかと思ったら、地図をよく見ると、東峰、中峰(円山木ノ頭)、西峰(太礼ノ頭)のほかに、無名ノ頭、瀬戸沢ノ頭と計5つもあるのだ。うひひ。

次の無名ノ頭(約1355m)までは30mほど下って40m登るだけ。
コルはヤセ尾根になっている。
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左手には大山(1252m)と大山三峰(935m)。
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10分ほどで、その無名ノ頭に。
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ただ、「無名ノ頭」とは正式な名前なのだろうか。
吉備人出版の「登山詳細図」にも、山と渓谷社の「東京周辺の山 ベストコース350」にも、もちろん地形図にも、その名は記されていない。
5つ並ぶピークの中で、ここだけ名前がなかったので、誰かがふざけてこんな名前を道標に書いてしまったのではないか。
そんな疑念がぬぐえないが、誰に迷惑をかけるわけでもないので「登った山」に堂々と認定する。

今度は60mほど下って、70m登る。比較的ゆるやかな下り。
おっと丹沢主脈の北斜面の沢に雪渓が残っている。
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やはり今年の冬の雪の多さを物語っている。この時期、丹沢に雪渓が残っていることなど、ほとんどないだろう。

丹沢の最高峰、蛭ヶ岳(1673m)も遠望できた。
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あれが今夜泊まる山小屋だ。

新緑の中を登り返す。
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ここで初めて、丹沢山から下って来た人とすれ違った。
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見えているピークは無名ノ頭。

登りは古びた階段。
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振り返ると、本間ノ頭。
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そして円山木ノ頭(1360m)はすぐそこ。
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頂上にはアセビの花がたわわに咲いていた。
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少し下ると、展望が開けた。
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手前中央が太礼ノ頭(1352m)。その左奥が丹沢山(1567m)、右奥が不動ノ峰(1614m)。

木製の新しい階段を下りていると
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今度は単独のおばさんとすれ違った。
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「今日はどちらから」と聞くと、大倉尾根を登ってきたという。
ここまで大倉からのコースタイムは5時間ほど。すごい健脚だ。
そういえば、朝、言葉を交わしたおばさんにも、その後まったく追いつく気配がない。
年配の女性は元気である。
この後は、丹沢山からぞろぞろと人が下りてきた。
大倉尾根~塔ノ岳~丹沢山~宮ヶ瀬というのは、ちょっとした健脚コースになっているのかもしれない。コースタイムは8時間40分もあるが。

12:49、三峰の最後、太礼ノ頭(1352m)を通過。
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しばらく植生保護柵が続く。
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さらに10分ほどで、丹沢山手前最後のピークである瀬戸沢ノ頭(1375m)をクリア。
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正面に、ずんぐりした丹沢山が迫ってきた。
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ここから200m弱登らなければならない。

頂上近くの登山道のすぐ脇に残雪があってびっくり。
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バイケイソウの若葉も賑やかだった。
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この木道を歩き切ると、もう頂上だ。
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はい、13:35みやま山荘前に到着。
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ここで、朝のおばさんに再会。バスで一緒だったカップルも見かけた。
こんな長い地味なコースを歩いてくるだけあって、みな健脚である。

まだマメザクラ(?)が咲いていてくれた。
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気温は17℃。もっと暑いようにも思ったが、やはり山ではこの程度なのだ。

一応、記念撮影。
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さっきのおばさんに「撮りましょうか」と声をかけたら、「もう何回も来ているからいい」とのこと。お見それしました。

ここは一等三角点。
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やや霞んでいたが富士山もちゃんと見えた。
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西には、不動ノ峰(左)と蛭ヶ岳(右)。
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不動ノ峰のササ原のアップ。
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まだ葉っぱが青くなっていない。

頂上は人口も多く、ベンチも埋まっていたので、地べたにマットを敷き、ザックを背もたれにして、しばし休憩。
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メールやfacebookしながらくつろぎ、撮影も合わせると30分以上、のんびりした。

さあ、もう2時も過ぎたので出発。
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目的地まであと3.4kmだ。
ここから蛭ヶ岳へは3年前のクリスマスに歩いたことがある。

少しえぐれた道を
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ちょっとだけ下って、小さなこぶを越えるのだが、ここからの丹沢山もいい。
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もったいないことに120m近くも下る。
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左手には深く谷を刻んだ箒杉沢。
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西丹沢に箒杉があるが、これとは由来は別だろう。

これからはずっと視界が開けているので、アップダウンは激しいが、快適な稜線歩きだ。
丹沢は、塔ノ岳から蛭ヶ岳に至る丹沢主脈がやはり最も楽しい道だと思う。

おお、あれは塔ノ岳の尊仏山荘。
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こちらは鍋割山稜。
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不動ノ峰に登る手術跡のような登山道。
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うひゃあ、結構登るなあ。
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なだからに右へ下っていく稜線は、姫次から黍殻山、焼山へ連なる丹沢主脈。
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丹沢山からの道を振り返る。
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コルまで下りてきた。
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ここから160mほどの登り返し。

丹沢山方面。
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丹沢山の雪渓。
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丹沢三峰への稜線。
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塔ノ岳と大倉尾根。
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不動ノ峰への最後の登り。
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シカ道?
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丹沢山の山頂あたり。
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これは何て花だ?
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14:46、不動ノ峰の休憩所を通過。
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これが名前の由来のお不動様か。
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竜ヶ馬場、日高そして塔ノ岳へ続く稜線。
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不動ノ峰の標識を発見。
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でも、登山道は厳密には頂上を通過していないので、ササの中に入っていく。

すると栗原祥さんの慰霊碑があった。
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亡くなったのは1990年のようである。わりと最近だ。

ここが本当のピーク。
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蛭ヶ岳までは、あと2kmほど。
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登山道に戻ると、また「不動ノ峰」の道標があるが、これも厳密にはピークではない。
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ここから50m下って、30m登り返すと、棚沢ノ頭(約1595m)。
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おお、コイワザクラが。
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弁当沢ノ頭(1288m)。
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丹沢三峰。
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これは本谷沢。新緑がまぶしい。
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15:07棚沢ノ頭通過。
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といきたいところだが、またしても道はピークをはずしている。
背の低いササやぶに入っていく。

ここがそうです。
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眺めがいい。
蛭ヶ岳。
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鬼ヶ岩ノ頭。
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中央は同角ノ頭(1491m)。
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登山道に戻る。本当に見晴らしのいい道だ。

鬼ヶ岩ノ頭の頂上付近。
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遠くに檜洞丸(1601m)。
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光っているのは青ヶ岳山荘。

自然の造形。炎の舞。
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(つづく)

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