山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

大楠山(上)

【2014年4月11日】大楠山
首の手術をしてから間もなく1年。
この日の朝、ちゃんと骨がつながっているか、CTとレントゲンの撮影を行った。
先生の判定は「問題なし」。
10年以内に10%の確率で神経痛が再発することがあると言われたけど、その時はその時。
やっと無罪放免である。

というわけで、お祝い山行。
この日は休みだったので、その足で三浦半島に向かった。
山仕度で病院に来ていたのだ。
診察が終わるのは10時半頃と予想されたので、そんな時間から本格的なところには行けない。
しかも、この日は夜、銀座で飲み会が入っている。
近場も近場。三浦半島の最高峰、大楠山(242m)にした。

山と渓谷社「新・分県登山ガイド 神奈川県の山」に従い、京急の安針塚駅から半島を横断して横須賀市秋谷に至る3時間ほどのコースである。
地形図を見ると、秋谷に温泉マークがあるのが決め手となった。

京急は人身事故でダイヤが乱れていたが、11:47に安針塚駅に到着。
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体操もせず、すぐに歩き始める。

駅前にある地図を見ると、三浦按針の墓に行くには少し遠回りになるが、十三峠というのが稜線にあるようだ。こちらを経由して行こう。

おお、ここは小泉進次郎さんの選挙区だった。
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「進む 次へ」だそうだ。

ほんの少し歩いたところで、地元の方っぽいおばさんとすれ違ったので、山ではないけど、「こんにちは~」
と挨拶したら、「塚山公園?」と聞いてきた。
本当は大楠山なのだが、そこにも寄るつもりだったので、「ええ、そうです」と答えたら、ご親切に道順を教えてくれた。
「真っすぐ行っちゃうと、十三峠というところに行ってしまうの。だから橋を渡る前に左に曲がってください。そこに工事をしている家があるので、それが目印ですよ」と。
十三峠経由で行くつもりだったので、彼女の言う通りにするつもりはなかったのだが、
きちんとお礼を述べて、後ろ姿を見送る。

しばらく進むと、道は二又になり、手書きの道標があった。
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その先に小さな橋があり、工事中の家もあったので、おばさんの言う通りだった。
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私は直進する。

駅の近くにコンビニがあると思って何も買って来なかったのだが、すぐ谷戸の奥の方に入ってしまい、店などない。
失敗したなあと思ったが、たぶん塚山公園の向こうには何かあるだろうと軽く考え、たまたまあった自販機でアクエリアスだけ買う。

このあたりは按針小條と呼ばれる「ホタルの里」のようだが、季節が全然違う。
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谷の突き当たりに階段がある。
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ここから登りだ。

振り返ると、谷のどん詰まりに平屋の団地があることが分かる。
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この辺は結構、古くに開発されたようで、空き家もあったが、かなりの高齢者がお住まいだった。

この先はしばらく車の入れない道。
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南斜面はぽかぽか陽気で、タンポポがもう綿帽子になっていた。
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ピンクの桜も満開。
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あたりはすっかり春の装いである。
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十三峠は鎌倉アルプスのような雰囲気をイメージしていたのに、尾根の上の車道だった。
でも、そこからは横須賀港の自衛艦が見えた。
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道沿いには、スイセンやチューリップが咲いている。
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まもなく、塚山公園の敷地内に入り、道標に従い、「鹿島台」なる展望所に登ってみる。
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横須賀の谷戸の様子がよく分かる。
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もうソメイヨシノは終わっていたが、ヤマザクラはまだ盛りを終えていなかった。
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これは何の花?
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次は富士見台。たぶん、冬には富士山がくっきり見えるのだろうが、この日は霞んでいて、まるでだめ。
でも、丘陵を覆う桜が美しい。
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なだらかな稜線は、畠山(左端、205m)かな。
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駅名の由来にもなっている三浦安針夫妻の墓は、この地にある。
三浦按針については説明を要しないと思うが、自分のためにすこしだけまとめておく。
本名はウィリアム・アダムズ。1564年に英国ケント州ジリンガムで生まれた。
のちにオランダ東インド会社のデ・リーフデ号の航海長として、1598年に東洋に向かったが、1600年に台風のため、今の大分県に漂着。
徳川家康は砲術や天文学に秀でていた彼を重用、政治・外交顧問として迎え、江戸日本橋に屋敷を、ここ逸見(へみ)村に領地を与えた。
三浦の姓は、この地に領地を得たことにちなみ、按針の名は水先案内人を意味する。
1620年没。「我死せば東都を一望すべき高廠の地に葬るべし」との生前の言葉に従い、この高台に墓が営まれた。
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立派な宝筺院塔である。

ここを塚山と呼ぶのは、むろん按針の墓があるからであろう。
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塚山公園では桜の季節に合わせて、按針祭が行われる。
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ちょっと時期が遅かったようだ。

園内の海側に飛び出した尾根に出ると、そこは港の見える丘。
展望デッキではカップルがお昼の真っ最中。
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ここからは猿島が見えた。
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高層マンションがかなり景観を台無しにしている。
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中央広場に戻る。花壇には春の花が咲き乱れている。
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小学校の花壇を思い出す。

塚山の最高峰(たぶん)の見晴台には、大勢の外国人がいた。
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さっきから賑やかな英語の歓声が園内に響き渡っていたが、彼らだった。

桜の向こうは房総半島。
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あちらは、これから登る大楠山。
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飯も食べていないのにもよおしてきたが、ちょうど園内にきれいなトイレがあったので助かった。
園内をうろついている間に、もう1時近くなってしまった。
幸いまだお腹はすかないが、早めに出発しよう。
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道標に従い、舗装された遊歩道を下る。
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下り切ると、本町山中有料道路の塚山トンネル脇に出る。
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桜がきれい。
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葉山町に入ったところで、お店発見。
「鳥ぎん」。なかなかおいしそうな店ではないか。
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ここは釜飯がお奨めのようだが、時間がかかりそうなので、値段も安い親子丼にする。
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これが、ボリュームもあって、うまい!
コンビニのおにぎりにしないで本当によかった。

(つづく)
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