山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

甲州高尾山・棚横手山(中)

【2014年3月29日】甲州高尾山・棚横手山
山火事で樹木がなくなったため見晴らしはいいのだが、爪痕は至るところに残る。
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こんな風景を見ると、30年ほど前、ネパールをトレッキングした時のことを思い出す。
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山村では樹木はみな燃料になってしまうので、ずっとはげ山だった気がする。

トラバース道が見える。
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あの道を行くと楽なのだろうが、富士見台を通過してしまいそうなので、当方は尾根伝いに歩く。

眼下を走る林道は舗装されているが、日陰にはまだ雪が大量に残っている。
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はげ山と富士山。
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なんとなく滝の音が聞こえてきたなと思ったら、大滝(雄滝)が出現。
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かなり大きい。落差140mだとか。

そのさらに左には奥秩父の山々。
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正面には目指す棚横手山(1306m)が見えてきた。
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あそこまでずっと山火事の跡が広がっている。
いったい、どれだけ焼失したんだろう。それも、かなり最近の火事のように見える。

後で出てきた案内板によると、平成に入ってから、もう4回も焼けている。
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平成5年4月  75ha
平成9年3月 375ha
平成19年4月 20ha
平成21年4月 92ha
季節が春先に偏っている。すべてかどうかは分からないが原因は春雷もあるのだろう。
一度焼けると、雷が落ちやすくなるのだろうか。

登山者に様々な思いを抱かせる道である。
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塩山の町並みと塩ノ山(553m)、そしてはるかに八ヶ岳。
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10:12、富士見台に到着。
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さて、ここも問題だ。「登った山」に加えるかどうかである。
立派なピークであるし、回りの名前のあるピークからも距離的に独立している。
その点は問題ないのだが、この普通名詞的な名称である。う~む。
結論から言うと「認定!」とした。
沿道の道標にはすべて「富士見台」方面という表示の仕方をしており、その地位をかなり高く評価しているとみられるからだ。(やや、苦しいか)

富士見台からの富士は空をテーマに。
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富士山自身も立派に成長した。
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南アルプスも忘れてはならない。
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ここは撮影のみで通過。

わずかに下ると、さっきのトラバース道及び大滝不動尊から上がってくる道と合流する。
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この先は、岩場もある急坂。
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焼け跡が痛々しい。
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10:25、再び林道と交差。
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法面に作られた異常に段差の大きい階段を登ると左手に遮るもののない景色が広がった。
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もう、とくに説明は加えない。

この先で単独男性とすれ違う。本日3人目。
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彼もさっきの場所に感激したのか、しきりに写真を撮っていた。
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さあ、あとひと登り。
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10:36、棚横手山に到着。
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おお、ここは山梨百名山だったのか。山梨百名山は59座目となる。

正面には「大富士見台」の看板も。
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その名にふさわしい富士山の雄姿が望める。
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左の空に吊し雲が見える。

丸太に腰掛けて休憩。
昼食には少し早いが、おにぎり1個とゆで卵をつなぎにいただく。
15分足らずで出発。
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さらに奥の大滝山を目指す。
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この日初めて、登山道に残雪が出現。
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なつかしいので踏んで歩く。

15分ほどで大滝山(1362m)に到着。
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ここには小さな杭が打ち込んであり、「宮宕山」と書いてあった。
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このあたりの山名はすこし混乱しているようだ。
この杭にも、上部に小さく「大滝山」と書いてあるが、地形図は「大滝山」、登山地図は「大滝山(宮宕山)」である。
地形図の「宮宕山」はさっきの剣ヶ峰なので、地形図の解釈が異なることになる。
本ブログでは「大滝山」を採用することにする。

道はまだ北と東に伸びているが、ここは引き返す。山頂自体は眺望なし。
富士山の空も複雑になってきた。
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眺望を楽しみながらの下山。
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山仕事をしている人のチェーンソーの音が響き渡っている。

11:21、棚横手山を通過。
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南アルプスの方にも面白い雲が出てきた。
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北岳の手前は辻山(2585m)、その手前は千頭星山(2139m)。
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今年は北岳に登りたいなあ。

林道に下りてきた私。
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さらに下ると老若男女の団体が、わいわいと鍋を楽しんでいた。
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食べてから登るのだろうか。

11:35、分岐まで戻ってきた。
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ここを右折。樹林帯に入る。
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いきなり雪である。
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大雪からすでに1か月半。北斜面にはまだ20~30cmは残っている。
もちろんノーアイゼンで大丈夫。

林道と合流するあたりまで下りてくると、おじさんが一人、林道を歩いていた。
あれ、あのまま行くと迷うぞ、と思い、上から声をかけた。
「棚横手山ですか~?」
「ええ、こっちでいいんですよね」
「違いますよ~、こっちです」
「え? じゃあ、こっちはどこに行くんです?」
「滝の上に出てしまいますよ」
「そちらには、どうやって?」
「少し戻ったところに分岐があったはずです。雪で見逃したんでしょう」
みたいな会話があって、分岐で合流。
「へえ、ここかあ。確かに足跡があるわあ」
「では、気をつけて」
「あ、後ろからおばさんが2人来るんです。地元の方なら分かるでしょうが、もし違ったら、また私みたいに間違うといけないので」
「わかりました。伝えましょう」
という感じで、彼を見送った。
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それにしても、林道は雪が深い。
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まもなく、おじさんの言葉通り、おばさん2人が現れた。
「雪はまだありますか?」
「ええ、でも登山道の入り口までです。入り口分かりますか?」
「ええ、分かりますよ。もう少しですよね」
「はい、じゃあ気をつけて」
ということで、この方々もお見送り。
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何度か来たことのある方のようだった。

とにかく雪の中を進む。
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固く締まっているので歩きやすい。

大滝を望めるスポットもあった。
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分岐から少し進むと展望台がある。
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足を延ばしてみると、休憩の東屋だと思ったのは、甲斐御嶽山の拝殿。
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ここまで下山できたことのお礼を述べ、柏手。
しかし、展望台というわりには、樹木が成長したからか、ほとんど何も見えなかった。

ここから大滝不動尊までは再び遊歩道。
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長身の単独男性とすれ違う。
「この先に展望台はありますか」
「ありますが、何も見えませんよ」

不動尊に近づくと、なんと倒壊した屋根が。八郎坊堂と思われる。
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おそらく雪の重みによるものだろう。
春から修復か、撤去か。

お、大滝不動尊が見えてきた。
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その前に道をふさぐ倒木。
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豪快だ。

これは雌滝。
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後滝。
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不動尊に参拝。ここには賽銭を入れて、無事下山を御礼。
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背後には雄滝。
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下にも滝があった。前滝。
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この不動尊は880年の開創とのことだそうだ。

(つづく)
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