山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

御正体山(下)

【2014年3月16日】御正体山
御正体山(1682m)の山頂を出発し、峰宮跡展望台に向かう。
一応、道標はあるが、だだっぴろい尾根なので、方向に確信がない。
少し歩いてみて、地図ロイドで位置を確認。
間違っていないようなので、そのまま尾根を下る。
かなり急な上に、積雪が多いので、枝を手で払いながら歩くことになる。

途中、こずえの間から何度も富士山が見えた。
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こちらは鹿留山(1632m)。
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御坂山塊のはるか向こうに南アルプスの白峰三山。
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標高差で120mほど下りきった場所に抱付岩がある。
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ここからちょっぴりアップダウン。
急な下りで滑落。
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と言っても進行方向に落ちたので問題ない。

小さなピークに峰神社(峰宮跡)の石祠が雪に埋もれていた。
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このすぐ先が峰宮跡展望台の分岐。
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おあつらえ向きにベンチがある。
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当然のごとくここでお昼にする。

その前に撮影。
わずかな木々のすき間から、富士山がちょうど正面に見える。
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もうこの時間になると、こんなに近くにいるのに若干霞んでいる。
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にっくきPM2.5。

まあ、贅沢は言わず、一人展望レストラン。
本日は「蒙古タンメン中本」のカップ麺とコンビニの焼きおにぎり。
昨日のお湯なので、もうぬるくなっていて、なかなか沸かなかった。
風もあったので、手でストーブを覆い、沸くのを待った。
「中本」は本物を店でも食べたことがあるが、イメージ通り真っ赤で辛かった。
しばらく唇の回りがひりひりした。

のんびり休んで、細野方面に向かう。12:50に出発。
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わかんで快調に下る。
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基本的にトレースはない。

右手には木々を透かして、さっき登ってきた御正体山の稜線が見える。
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古いトレース(登山道?)をさけて、無垢な雪の上を歩いているうちに、昨日か今日の足跡が出現。
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これまで誰とも会わなかったし、展望台にも御正体山にも新しい足跡はなかったので、このトレースは途中で引き返した方々のものと思われる。
私は道を逸れて歩いていたので、引き返した地点を確認していないが、このズボズボのくされ雪に消耗して途中で断念したのだろう。2人組みか。
やはり、こういう時はわかんが必要だ。
昨日、今日と随分活躍してくれた。

とにかくこちらは、わかんさまさま。がしがし下る。
調子に乗って、この人のトレースに従って、まっすぐ下っていたら、林道の崖の上に出た。地図を見ると、どうやら途中で尾根を1本間違えたようだ。
ただ、昨日に引き続き、またしても林道に助けられた。

しかも樹木が伐採されているため、眺めがいい。
正面に今倉山(1470m)の稜線。
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これはその左に見えている二十六夜山(1297m)。
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道坂隧道から御正体山への稜線。
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中央に道坂峠。
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左手前の文台山(1199m)とその向こうに三ツ峠山(1785m)。
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小金沢連嶺方面。
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すこしズームアップ。手前右は高川山(976m)。
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林道に出るには、崖を下りないといけないので、わかんをはずす。
林道では半分以上がズボズボあったが、下りなので我慢した。

200mほど林道を歩いて、正規の道に戻る。
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本来は、あの手すりのある道を下ってくるべきだったのだ。
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この先も、登山道ではなく林道。
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これが延々と長い。

でも今倉山の眺めにホッとさせられる。
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かなり下って、ゲートを通過しても、くされ雪にずっと悩まされる。
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なんとか人里まで下ってきた。
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コースタイム2時間のところ、1時間半かからなかった。
やはり雪山の下りは早い。

県道近くの道は、新しい除雪の跡があったが、今まさに除雪しているところだった。
除雪車は町から来たものではなく、道の奥にある重機だった。
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御正体山入口のバス停に14:13に着。
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ここからは県道歩き。
菅野川に沿って登っていく。
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ここは標高640mなので、道坂隧道まで、標高差は360mもある。
距離は5kmくらい。上りだから1時間半近くかかるかなと推測していたら、距離は途中ショートカットした部分もあったので4.7km、時間はやはりそのくらいかかった。

さすがに下界は暖かいので、途中ゴアを脱ぎ、スパッツもはずしてザックに架け、乾かしながら歩く。
南向きの石垣には、もう春の花が咲いていた。
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菅野の集落と御正体の稜線。
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右手の植林の中に、このような記念物を発見。
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おかぐら岩。由来などの説明板はとくになかった。

おお、逆光になったが、あれが本日登った御正体山。
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あまりに車道が長いので、巻いているところをショートカットしようと斜面に取り付いてから、さっきスパッツをはずしてしまっていたことに気づく。
雪が靴の中に入り、土の部分では泥で靴が汚れるので、もうやめた。
やめたが、泥と雪のなさそうなところが1か所あったので、そこはショートカットした。

疲労困憊で車の置いてある登山口に到着。15:40。
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実は、昨日の山行の行き先を御正体にしないかとO君に提案したのだが、「新雪がまた積もっているようだ」との指摘で、断念した経緯があった。
2人で来ていたら、車をデポできたので、車道歩きはパスできると目論んだのだが、三輪神社近辺に適当な駐車スペースがなかったので、やはり難しかったかもしれない。
雪も、つぼ足のO君には酷なズボズボだったし。

他にあった車はもう消えていた。
車内が暖かい。今日は本当に暖かかった。

ずぶ濡れになった靴をサンダルに履き替えて、ホッと一息。
「芭蕉月待ちの湯」に向かう。
その前に、御正体山の登山口にある三輪神社に立ち寄る。
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この雪なので、拝殿までは行かなかった。

御正体山の表玄関はやはりこちららしい。
古い標識がいくつかあった。
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里から目立つ山はやはり信仰の山になる。
古くは養蚕の神の山として崇められたらしい。
1813年に美濃の僧妙心が入山、17年に入定して、さらに信仰を集めた。
妙心のミイラは山内の上人堂に祀られていたが、明治の廃仏毀釈で山から下ろされてしまった。今は、ふるさと岐阜県揖斐川町の横蔵寺に安置されているとのこと。

御正体山の名は、「日本の神々は仮の姿であり、その正体はインドの仏」であるとする本地垂迹説に言う「正体」に由来する。
山頂には御正体権現が祀られているという。(以上、ウィキより安易に引用)
石祠があったのかもしれないが、雪に埋もれてそれらしきものは見つけられなかった。

立ち寄り湯は、月待ちの湯に行く途中に「法能温泉」というところがあり、そそられたが、道を間違えて通過してしまい、結局、月待ちの湯へ。
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結構混んでいて、カランは満席だった。
でも、その分ゆったり湯に浸かり、汗を流した。
露天風呂で登山帰りのおじさんと思しき方が仲間とおしゃべりをしていて、「最初は1m80cm積もったと言っていたから、だいぶ解けたよ」と言うのが聞こえた。
やはり、ものすごい積雪だったんだ。
4月まで残りそうだ。

帰りは小仏トンネルで13kmの渋滞。
それでも2時間で帰れた。
御正体山はいつか行きたいと思っていたが、まさかこんな深雪の中に来るとは思わなかった。
まだ、山伏峠からの尾根ルートや、文台山方面の稜線も歩いていないので、いずれまた無雪期に再訪することになるだろう。

【行程】2014年3月16日
道坂隧道登山口(7:53)~道坂峠(8:07)~1228mピーク(8:35)~岩下ノ丸(9:13)~牧ノ沢山(9:48)~白井平分岐(10:32)~御正体山(11:33撮影11:41)~峰宮跡展望台(12:11昼食12:50)~林道交差(13:26)~県道(14:13)~道坂隧道(15:40)

※所要時間:7時間47分(歩行時間:7時間)
※登った山:3座(岩下ノ丸、牧ノ沢山、御正体山)
※歩いた距離:15.3km

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