山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

御正体山(上)

【2014年3月16日(日)】御正体山
山中湖畔の民宿山之家。
6時に目が覚めて、窓の障子を開けると、東の空が赤い。
日の出間際で、雲ひとつないいい天気だ。
今日は、昨日みたいに御正体山に雲がかかることもあるまい。

素泊まりなので、朝食は昨日コンビニで買っておいた菓子パン。
朝日が部屋の壁を赤く染める中、ひとりパンをかじる。
準備を済ませ、6:50に宿を出た。
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宿代は暖房費500円を含め4500円。
今朝の冷え込みで車の窓には真っ白に霜が降りていた。
道坂隧道への道の路面凍結がちょっと不安だったが大丈夫だった。

少し遠回りして、山中湖の南岸経由で道志渓谷方面に向かう。
富士山を眺めるためだ。
湖畔には朝早くからカメラを持った観光客やカメラマンが大勢いた。
こちらも車を止めて、何枚か。
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湖面は氷結しておらず、逆さ富士を見ることができた。

道坂隧道の登山口には7:40に到着。
除雪した雪の置き場になっているだろうと心配していた駐車場は、それでも車4台くらい置けるスペースがあった。
先客1台あり。
準備をしている最中にもう1台来たので挨拶。単独のおじさんで、今倉山に行くとのこと。
私とは逆方向だ。

7:53に出発。ここは標高ちょうど1000m。
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尾根までは去年の8月、今倉山に登った時に通った道。
景色が白く一変しており、全然雰囲気が違う。
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まだ雪が固い。トレースをはずれても埋まらない。
しかし、日中気温が高くなれば、ズボズボになるのだろう。
今日は東京で最高気温が18℃くらいまで上がる予報だ。

尾根には15分ほどで到着。
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峠からの道も雪は固い。
昨日みたいなズボズボでなくて、ありがたい。
古いトレースの痕跡はあるが、昨日は誰も歩いていないようだ。

固まった大雪の上に、一昨日の雪が数㎝積もっている。
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道案内はキツネさんの足跡だ。
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まずは1228mピークに向けて、標高差100mちょっとの登り。
振り返ると、今倉山(1470m)が見える。
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しばらく急坂を登り
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ピーク付近はなだらか。
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左手の展望がパッと開け、丹沢方面を見はるかすことができた。
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左から蛭ヶ岳(1673m)、大笄・熊笹ノ峰(1523m)、檜洞丸(1601m)。
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手前は鳥ノ胸山(1208m)。

畦ヶ丸(左、1293m)と大界木山(1246m)。
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大室山(1588m)とその手前に加入道山(1418m)。
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菰釣山(1348m)。
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進行方向には、岩下ノ丸(左、1304m)と御正体山(1682m)が折り重なって見える。
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その左には、山伏峠の向こうに三国山方面。
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そして、そのさらに左は山伏峠から菰釣山に続く甲相国境尾根。
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ここは季節がよくなったら、避難小屋泊でじっくり縦走したい。

それにしても、このあたりの稜線は明るくて、気持ちのいい散歩道だ。
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昨日歩いた三ヶ瀬川の谷も見えた。
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今のところ、こんな調子で歩きやすい雪面だ。
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1228mピーク付近のプロムナードを振り返る。
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さらに次のピーク(約1275m)を越えると、富士山が御正体の影から顔を出した。
DSC_1020_201403211432010bd.jpg
この稜線から富士山が見えるのは、この一ときだけだった。

山伏峠からの甲相国境尾根も美しいスカイラインを描いている。
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眼下の道志渓谷はまだ雪で真っ白。
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富士山が見える最後の瞬間。
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さて、いよいよ岩下ノ丸への登りに差し掛かる。
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振り返ると、今倉山の稜線の向こうに、小金沢連嶺と雁ヶ腹摺山(1874m)が望めた。
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岩下ノ丸には9:13に到着。
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ここまでコースタイムは1時間半だが、10分早く着いた。

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このあまり字が上手とは言えないプレートは「静岡やぶこぎ山岳会」というグループが去年の8月16日に設置したもののようだ。
別名は「ケンカ沢ノ頭」とも言うらしい。
ここは撮影のみで通過。

下り道からは右手に滝子山(1590m)が見え、その向こうには金峰山(2599m)が白く輝いていた。
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正面にはいよいよ御正体山が大きく近づいてきた。
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雪解けの進んだ、南斜面を見ながら、アップダウンを繰り返す。
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でも、広い尾根はまだ真っ白。
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右手には三ツ峠山(1785m)も見えてきた。
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次の名前の付いた牧ノ沢山は、その先の1292m標高点だと勘違いして、知らないうちに通過してしまった。
山名板があったなら、見落としてしまったことになり残念だ。
しかし、ちゃんと巻かずに歩いてきたので、当然「登った山」には認定する。

1292m標高点の先、1350mピークの斜面でいきなり、全歩ズボズボ状態になり
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わかんを装着。
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埋まらなくはなったが、わかんに湿った雪がくっついてきて足が重い。

このあたりからも左手、丹沢方面がよく見える。
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右手も時折開け、北方の山が見える。
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中央右の白く目立つのは小金沢連嶺の白谷丸。そのすぐ後ろのピークが黒岳(1988m)だ。

そのあたりをアップにしてみる。
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右は雁ヶ腹摺山。

遠く八ヶ岳が写っているのが分かるだろうか。
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昨日より、かなり霞んでいる。
やはり春の陽気とともにPM2.5が飛来しているのだろうか。

こちらは雲取山(2017m)。
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時折、わかんには不向きな、剥き出しの岩場が出現。
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慎重に通過。

10時半すぎ、白井平分岐に到着。
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少し休みたいが、休むところがないので、そのまま進む。

さて、ここからいよいよ御正体山の山頂へ最後の登り。
途中2度ばかりゆるやかになるところもあるが、標高差350mずっと急登。
わかんなので急坂はかなり登りにくい。
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途中で両足1回ずつ、留め金に通してあったひもがはずれたりもした。

それでも分岐から約1時間(コースタイム45分)で登り切り、11時半すぎに登頂。
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広い広い山頂だが、聞いていた通り眺望はまったく利かない。
でも、ちょっといい雰囲気。
日本200名山である。
景色には恵まれないが、このあたりの道志山塊の最高峰であり、鋭峰ではないが、その堂々たる山体は、周囲からもよく目立つ。
丹沢の大室山によく似たイメージだ。
とくに制覇を目指しているわけではないが、200名山はこれで20座目。

山梨100名山の標柱は雪に埋まって「御」の文字しか見えない。
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積雪は優に1mは超えている。
ここでfacebook用の自撮り写真を試みたが、失敗。断念。

皇太子殿下もちょうど10年前に登られたようだ。
DSC_1105_20140321142712da0.jpg
あの方は、登る山をどのように決めているのだろう。

ここでお昼にしたかったが、眺望もないし、腰を下ろすのに適当な場所もなかったので、滞在10分弱で通過。
富士山が見えるという峰宮跡展望台に向かう。

(つづく)
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