山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

犬越路・檜洞丸(上)

【2013年12月28日(土)】犬越路・檜洞丸
2013年の登り納め。
西丹沢はこれまでだいぶ歩いたが、線が結ばれていないルートが結構残っている。
ひとつ気になっていたのが、犬越路から小笄、大笄を経て檜洞丸への道である。
犬越路は7月に大室山から下ってきて通過した。
檜洞丸は2月にツツジ新道から登った。
間には、小笄、大笄、熊笹ノ峰と3つのピークがある。
ピークを落とせばいいだけなら、熊笹ノ峰からヤタ尾根を下ってしまえば最短周回ルートがとれるが、線を結ぶことにも生きがいを感じ始めてしまったので、行ったことのある檜洞丸までピストンする義務が生じている。我ながら困ったものである。

4:50起床、だらだらして5:41に出発。
前の週に、菜畑山に登るため道志渓谷の国道413号は走ったばかりだから、道は頭に入っている。
でも、青根から林道に入るべきところ、国道の旧道を進んでしまい、道間違い。
もどって林道に入り直す。
神ノ川ヒュッテに向かうこの林道はかなり長い。
路面凍結箇所も多く、ノーマルタイヤのまましばらく慎重に走ったが、だんだん雪が積もり始めたので、潔く停止。チェーンを装着する。
雨具の下も履いて、心おきなく地面に膝をついて作業を行った。
だいぶ慣れてきたようで、それほど手間取らなかった。

駐車場はなく路駐。他に3台車あり。いずれも八王子ナンバー。
DSC_6958_20140305222822b98.jpg

トイレがあったが冬期閉鎖で使用できず。
林道通行止めのゲートの奥に入り、物陰でひねり出した。
DSC_6956_20140305222819b06.jpg
登山者の足跡はいずれもこのゲートの中へ続いている。
みな目的地は蛭ヶ岳のようだ。

しかし今日はめちゃめちゃいい天気である。
DSC_6959.jpg
これは大室山(1588m)から東へ延びる稜線。

日陰沢橋を7:57に出発。
DSC_6964.jpg

すぐに神の川ヒュッテに着く。通年営業のはずだが誰もいない様子。
DSC_6971.jpg
小屋番さんはこれから出勤だろうか。

進路は最初から雪道なので、チェーンアイゼンとスパッツを着用。
DSC_6974.jpg
こちらの道はトレースなし。
雪は先週のではなく前日の新雪だ。平地では昨日雨が降った。

行方不明の遭難者がいるようだ。
DSC_6975_20140305222756102.jpg
早く見つかるといいのだが。

これは自分の足跡。
DSC_6978.jpg
これから雪が深くなってきたら、本格ラッセルになる。
でも、乾いた新雪は気持ちがいい。

25分ほどで林道におさらばして、登山道に。
DSC_6981_201403052228006b2.jpg

峠まであと1km。
DSC_6985.jpg

気持ちのよい雪景色。
DSC_6986_201403052228047df.jpg

雪の深さは10cmくらいになってきた。
DSC_6996_20140305222729326.jpg

9時20分を過ぎて、やっと陽の当たるところまで登ってきた。
DSC_6999.jpg

間もなく、犬越路(1060m)に到着。所要約1時間半。
DSC_7004.jpg
雨具の下が重く、足があまり上がらなかったが、ほぼコースタイム通りだった。
ずっと日陰で粉雪だったし、雪の深さも足首程度だったので、それほどラッセルも苦にならなかった。
それにしても明るい! しかも用木沢側からも誰も来ていない。気分よし。

まずは眺望の撮影。
正面に箱根の山々。
DSC_7008.jpg
奥の左は神山(1438m)、その右に金時山(1213m)から南西に続く箱根外輪山の稜線。その手前は石棚山稜。

すぐ上にある避難小屋で熱いココアを飲む。
DSC_7012_20140305222738950.jpg
備え付けの日誌に記入し、メールを打ったりしてくつろぐ。
夏に来た時は、毛沢東の爆竹があったが、それはもうなくなり、きれいになっていた。

20分ほど休んで、外にでると、1人到着していた。
DSC_7020.jpg
40代くらいの男性。用木沢からラッセル。「道が分かりにくかった」と話していた。
大室山の方に向かうが途中で引き返すと思うとのこと。
ここまでのラッセルがきつかったのかもしれない。

小笄の方へ100mほど歩くと、大室山の影から富士山が顔を出した。
DSC_7026.jpg
これだけ鮮やかに見える日もめずらしい。まぶしいほどだ。

さっきの人は大室山方面に行ってしまったので、当然私の行く先にはトレースがない。
DSC_7028_201403052227055b0.jpg
スズタケの道で、かなり雪をかぶった。
枝が出っ張っているので、ダウンに穴が開かないかと心配になる。

お、左手に奥多摩の大岳山(1267m)が見えてきた。
DSC_7030_20140305223808b03.jpg
手前右は生藤山(990m)。やはり、相当空気が澄んでいる。

背後にはどっしりとした大室山。
DSC_7033_201403052227089b9.jpg

富士山も全貌を現した。
DSC_7037.jpg
手前は畦ヶ丸(1293m)。

愛鷹山系。
DSC_7040.jpg

犬越路から500m。
DSC_7042_20140305222637e2d.jpg

次第にラッセルの量が多くなってきた。
雪も湿っていたり、モナカ状になっていたりで、さっきのようにはいかない。
かなり消耗する。
新雪の下に、先週降った雪がアイスバーンになって残っているところもあったので、
小笄の手前のピークで、チェーンを6本爪のアイゼンに履き替える。

西丹沢の山々と富士山。
DSC_7051_2014030522263929c.jpg

御正体山(1682m)。
DSC_7052_20140305222642d61.jpg

三ツ峠山(1785m)。
DSC_7054.jpg

袖平山(1432m)。
DSC_7056.jpg

神ノ川の渓谷。
DSC_7060.jpg

小笄の登りでクサリ場がいくつかあった。
軍手では滑ることが分かり、途中でゴア手袋に履き替える。

11時ちょうどに小笄(1288m)に到着。
DSC_7062_20140305222610011.jpg

展望はすこぶるよい。
DSC_7064.jpg

畦ヶ丸、御正体、富士山方面。
DSC_7065.jpg

手前は白石峠、その向こうに今倉山(1470m)、そして三ツ峠。
DSC_7067.jpg

一旦下って、正面の大笄を目指す。
DSC_7077_201403052225394bf.jpg

大笄への道もクサリ場がある。
DSC_7079.jpg
首からぶら下げている地図が邪魔なので、一時的にしまう。

小笄を振り返る。左背後には大室山。
DSC_7081_2014030522254363d.jpg
小笄は「ここうげ」と読むが、笄はそもそも「こうがい」でかんざしのようなもの。
この稜線を女性の髪に見立てて、大小の突起を「大笄」「小笄」と呼んだのだろうか。

高尾方面。
DSC_7083_2014030522254583c.jpg

左端は雲取山(2017m)。
DSC_7091_20140305222506805.jpg

中央右は飛龍山(2077m)。
DSC_7106_20140305222508cf7.jpg

犬越路の避難小屋があんなに小さく見える。
DSC_7107.jpg

小さな雪庇。
DSC_7114_20140305222514736.jpg

何度見ても飽きない富士山。
DSC_7115_201403052225160d1.jpg

堂々たる貫禄を見せる大室山。
DSC_7118.jpg

あれが大笄か。
DSC_7119_20140305222426e44.jpg
と何度も期待しては裏切られる。
地図を仕舞ってしまったので、どこが大笄なのか分からない。
とにかく、ニセピークだらけで消耗させられた。

(つづく)
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