山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

城山・幕山(下)

【2014年2月23日(日)】城山・幕山
城山の北西にある、しとどの窟を出発。
この先、1人、1人、3人と3つのグループに立て続けにすれ違う。
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こっちから登るのが一般的なのか。
北斜面の深い谷なので、南面より雪が多い。
うち2組に雪の様子を聞かれた。
「少し深いところもありますが、だいたいこの程度です」と返す。

雪の重みで倒れたササや木が障害になって歩きにくい。
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ほぼ雪がなくなったあたりでチェーンをはずす。
はずした途端、沢が現れ、ちょうどいいのでここでチェーンを洗う。
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そのすぐ先で林道に出る。正面は幕山(626m)。
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ただ、この登山口に「椿台入口」の石碑があったので、写真を撮ろうと、つる草を払ったら、右手の人さし指を3か所切ってしまい、血がにじみ出てきた。
しばらく痛かった。
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林道を下って、大きな道に出たところに、山の神が祀られていた。
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これは山中にあったものを平成18年に現在地へ移してきたものらしい。

ここから先は行楽客の姿が目立つようになる。
あたりには梅の花が咲き誇っている。
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「何だろう?」と思っていたら、ここは湯河原梅林だった。
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見頃を迎えて、大勢の観光客が押し寄せているのだ。
ここにこんなものがあるとは、つゆ知らなかった私は、びっくり。

人混みはいやだが、梅はとてもきれい。よく分からないが種類も多い。今回は梅の勝ちだ。
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これは一人で来るのはもったいなかった。

本部まで下りて、パンフをゲット。トイレも済ませる。
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ところで幕山の登り口が分かりにくい。
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幕山登山口という標柱の方向にしばらく登ったが、方向が逆なので、引き返す。

結局この板を信じることにした。
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ちょうど正午を過ぎた時間なので、適当な場所を選んでお昼にすることにした。
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ベンチに座って、鮭いくらのおにぎりと、しそ昆布の稲荷。そしてホテルから持ってきた粉の緑茶。
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大雪の翌週、いきなり春ランチである。

しばし、お楽しみください。
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25分ほどで出発。

賑わっているのは、梅林のあたりだけで、頂上まで登る人はそんなにいないだろうと予想していたら、そうは問屋が卸さなかった。
すごい数の人が山頂から次々に下りてくる。
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みんな下りてしまえば、山頂は空いているかも。と考えることにする。

そうそう、幕山は梅だけではなく、ロッククライミングのゲレンデとしても有名だ。
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この日は梅の香に誘われてか、たくさんのパーティーが岩にへばりついていた。

梅林最高地点を超えると、登山者だけの道になる。
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展望も開けてくる。
地図では細長く見える真鶴半島もここから見ると、何だかサンショウウオのようで愛らしい。
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道は最初こそ乾いていたが
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だんだん湿ってきて
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とうとう雪道に。
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歩いている人の中には、しっかり登山風の人もいれば、観光客に毛の生えたような人も。
途中から雪なので、普通の靴の人は大変だったろう。

下りてくる人があまりに多くて、挨拶が面倒になり、脇目もふらず歩いているように見えるよう、ペースを上げた。
その結果、コースタイム1時間のところ、45分ほどで登り切った。
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登り切ったはいいが、やはりこの人だかり。
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あれだけ下りて行ったのに、ピーク時にはいったい何人いたのだろう。
現時点でも50人以上はいる。
しかも、酒盛りして酔っぱらい、山男の歌など大声で歌っているじいさんもいる。
帰りは大丈夫だろうか。
幸い、頂上は広く、雪が解けているところも多いので、皆さん休憩場所を探す苦労はしないで済んでいる様子。

富士山が見えるかなあと期待して来たが、見えなかった。
眺望はいまいち。
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こんな程度である。
あまりの賑やかさに、休憩は早めに切り上げて出発。

南郷山方面もずっとトレースがあった。
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この先はしばらく、なだらかな下り。
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この方々を抜いて、植林の脇の道を行く。
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白銀林道を横断。
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いやあ、ササが雪の重みで倒れて、かなり歩行に苦労する。
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まもなく、自鑑水(じかんすい)という池に至る。
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ここも頼朝の伝説が残る。
石橋山の戦いに敗れた頼朝は、平家の追っ手から逃れる途中で、この池にたどり着き、喉を潤すとともに、自らの姿を映して、髪を結い直した。そのとき、平家を破って天下を治める自らの姿が映り、自害を思い止まったとのことだ。
この池は年中、水が涸れることがないらしい。

この先で、向こうから来たおじさんに進行を阻まれる。
「この先でトイレしているので、ちょっと待ってくれ」とのこと。
連れの女性が、おしっこをしているらしい。
その間、しばし雑談。
「この先は急なところはないか」と聞くので、「とくにないです。ずっとなだらかですよ」と答えたら「南郷山は林道の先がすごく急だった」という。
そのうち、奥さんらしき人と母親らしきおばあちゃんが通過。
私も出発する。

その先の分岐に、新しく「南郷山 500m」と地図とは別方向の表示がある。
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さっき林道からはきついと聞いたばかりなので、標識通り、迷わず林道とは逆の左へ。
たぶん、なだらかな迂回路があるのだろう。
実は方向が逆なので少々用心をしていたら、女性が1人下りてきた。
南郷山から来たのかと聞いてみると、「南郷山に行くつもりだったが、この先、道が分からないので下りてきた。行っていけないことはなさそうだが、ヤブになる」という。

やはり、雪の中では道がはっきり分からないようだ。
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こちらもあっさり諦めて、引き返す。

地図の通りの道を行くことにしたものの、さっきの分岐に出る前に、左へトラバースする道らしきものがあり、足跡もある。
こちらが新しい迂回路なのかと思い、行ってみると、途中から雪で倒れたササや木でとても通れたものじゃない。
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そもそも道も荒れており、足跡は引き返していたが、でもこちらは強行突破を図る。
3~4か所、かなりの難所を通過したら、その先におじさんが話していた直登路の標識が見えて一安心。
いやあひどい目に遭った。

その直登路も正規の道とは言え、おじさんの発言通り、めちゃめちゃ急だ。
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雪もあり滑りやすい。

何とか登り切り
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尾根道を200mほど歩くと
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南郷山(611m)の頂上。
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ここには、おばさん2人グループが休憩中。それと、若いカップルがじゃれていた。

湘南方面が遠望できる。
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とくに休憩せずに出発。
正面にはゴルフ場と真鶴半島。
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この先は泥と雪の交互で、靴が汚れる。
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誰かが作った雪だるま。
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一旦、白銀林道に出る。
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そしてまた登山道へ。
やはり道はぐちゃぐちゃ。しかも、ササが覆うひどい道。
倒木もかがまないとくぐれないようなのが2か所あった。昨日の筋肉痛が痛い。

ゴルフ場まで下りてくると、老夫婦が地べたで休んでいた。
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こちらは通過。
ゴルフ場の南側に回り込むと道が舗装になった。
泥がなくなり、ありがたい。
チェーンをはずす。

その後の舗装の下りはみかん畑の中の道。急勾配で、これがまた疲れる。
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無人販売所もあった。
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どれも100円で安いがザックに入れる空間のゆとりがない。

かなり下ってきたところで、平らな大きな石があったので、ここに腰掛け、休憩。
下に廃トラックが見える。
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スパッツをはずし、靴の泥を木っ端で払い落とす。

高台からの風景も美しい。
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なんとか五郎神社まで下りてきて、お礼参り。
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門前は、鍛冶屋のバス停になっていた。
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しかし、日帰り温泉「ゆとろ嵯峨沢の湯」へ行くつもりなので、バスには乗らない。
でも道がよく分からず、地形図とそこの看板にあったパンフの地図を照らし合わせていたが、料金が1350円とあるのを見て、びっくり。風呂は断念する。

駅に向かって歩いていると、湯河原梅林のある幕山公園からのバスがどんどん下りてくる。
乗ってしまいたくなるが、頑張って駅まで歩いた。
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途中、駅近くの城山ホテルに「日帰り入浴あり」と看板が出ていた。
フロントの人に聞いたら、タオルとセットで1250円だとか。1000円までなら入ろうと思っていたけど、そんなに高いなら無理だ。「やめておきます」と言って出た。

電車は16:09東京行きの普通に乗る。
車内で写真の整理などパソコン作業をしたかったので、グリーン席に乗る。750円。
藤沢あたりでバッテリー切れ。作業ができなくなり、あとはぼんやり車窓を眺めていた。
川崎駅構内で京浜東北線が横転していて、びっくり。
後で知ったが、この日はこの事故のため、京浜東北線は終日運休だったらしい。

18:57新所沢着。2日で雪もだいぶ解けた。
実は、この1泊2日の山行にゴアを忘れてしまったのだった(ダウンはあり)。
でも、土日とも暖かく、歩いている時にゴアが必要になる場面はなかった。
不幸中の幸いであった。
2日で30km以上歩いた。かなり疲れたが、いい山旅であった。
車中、facebookで東京マラソンを走った仲間たちが打ち上げをしているのを知り、誘惑にかられたが、今の疲労度を考えて、我慢した。
未だに、行けばよかったかなあと思っている。

【行程】2014年2月23日
沼津=湯河原(7:50)~城願寺(7:54見学8:04)~城山(9:43休憩10:03)~椿台(10:35撮影10:42)~しとどの窟(11:01撮影11:07)~山の神(11:38)~湯河原梅林(11:51撮影・昼食12:15)~幕山(13:02休憩13:14)~自鑑水(13:30)~南郷山(14:02)~五郎神社(15:20)~湯河原駅(16:00)

※所要時間:8時間10分(歩行時間:7時間1分)
※登った山:3座(城山、幕山、南郷山)
※歩いた距離:16.3km


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