山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

太刀岡山・黒富士(上)

【2013年11月29日(金):太刀岡山・黒富士】
太刀岡山は登りたい山だった。別に登りたくない山というのはないんだけど。
この年の2月、羅漢寺山に登った時、南から眺め、10月に茅ヶ岳に登った時には北から眺め、その台形状というか、信州松代の皆神山に似た山容に惹かれていた。
ついでに、その北に密集する黒富士やら曲岳やらのピークをまとめて片づけてしまいたかった。

この日は5時に起床し、5時半過ぎに車で出発。
登山口の駐車場には8時10分頃に着いた。
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まずはトイレに行きたかったので、この案内板に従い、探してみたが、ない。
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歩いてすぐそこみたいなイメージだが、これがなんと現在地より1km以上離れているのである。

駐車場から、ぱっと見渡してトイレらしきものがなかったので、少し離れているのかなと思い、車で行ったのだが、どうも見当たらない。
もう一度引き返して、この案内図をよく見ると、清川バス停の近くのようだ。
バス停って随分下じゃなかったっけ。
車でどんどん下り、やっと見つけた。

地元の人は何の疑問も感じないだろうが、あの案内板を見て、現在地から1kmも離れていると思う人はいないだろう。何らかの補足が必要だと強く思った。
この登山前の遭難で、30分近いロス。
登り始めたのは8:46になっていた。

ここ下芦沢の集落からは富士山が大きく見える。
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太刀岡山の由来は、例によって日本武尊。
東征の帰途、信濃から甲斐国に入る道すがら、この山に登り、下山の際、自らの剣をここに残していったという伝説にちなむという。

その剣の先というのが、この鋏岩。
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集落には水車のある廃屋があり、廃屋フェチの私としてはコレクションに納めざるを得ない。
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登山口は民家の横。
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コースタイムは頂上まで1時間半。標高差は約430m。

いきなり鳥獣除けのゲートをくぐる。
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熊出没注意。まだ紅葉が残っている。
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とにかく最初から急坂である。
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手積みの五輪塔?群。
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巨大な岩壁を擁した小さな石祠。
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嘉永6年に彫られた龕(がん)もあった。
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現代人はこんなつまらないことしか書けない。
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さっきの岩は横からみると、こんなに大きい。
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こちらは、さっき下から見えた鋏岩。
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北西には茅ヶ岳(左、1704m)や南峰(中央)が見えてきた。
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頂上付近はすっかり葉が落ちている。

鋏岩を過ぎると道は左に折れ、尾根筋の急登となる。
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左手(北)には曲岳(左、1642m)。
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右下の建物群は平見城の畜産団地。

おお、茅ヶ岳の稜線の向こうに甲斐駒(右、2967m)とアサヨ峰(左、2799m)。
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この時点で、それなりに冠雪している。なかなか神々しいお姿。

なぜが枝に突き刺されたリンゴ。
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何かのまじないだろうか。ただのいたずら?

甲府盆地。
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饅頭のような櫛形山(2052m)。その左奥は笊ヶ岳(2629m)だろうか。
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眺望を楽しんでいるうちに、太刀岡山の頂上に到着。9:40。
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ここからの眺めもすばらしい。
まずは当然のごとく富士山。
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手前の黒々としているのが羅漢寺山(1058m)。
その向こうの右下がりの稜線は、奥帯那山(1422m)の流れ。

アップにしてみます。
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こちらは毛無山(1964m)の塊。
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甲府盆地の西半を貫く釜無川。
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茅ヶ岳あたりの山群。
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鳳凰三山。右端に地蔵岳(2764m)のオベリスクが見える。
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千代田湖。
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ここで留守電に気づき、1本電話。便利な時代だ。
さて、三等三角点を後にする。
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北峰までは20mほど下って、50mほど登る。
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10分ほどで着いた。標高1322m。
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山名板も何もなし。通過。ここから100mほど下る。

鞍部には林道が通っている。
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鬼頬(おにがわ)山への登り口。
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東に中津森(1475m)?を望む。
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しばらくはだらだらした登りだ。
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どんぐり、みっけ。
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正面は鬼頬山(1516m)。結構大きい。
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左のピークはおそらく水ヶ森(1553m)。自信はない。
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標高1320mに達すると、傾斜は突然、急になる。
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ロープがありがたいくらいだ。

太刀岡山、北峰を振り返る。
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端正な山だと思う。

急坂をクリアすると、頂上は台地状で、しばらく平らな道を歩く。
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11時半前に鬼頬山に到着。
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これは「頬」の字の、つくりと偏が逆。

こっちは合っている。
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ここで小休止とする。熱いココアを飲みながら、地図で山座同定にいそしむ。
左奥は大菩薩嶺(2057m)。その左に大菩薩峠や小金沢連嶺。
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大菩薩嶺の手前は小楢山(1713m)。

この先はアップダウンを繰り返しつつ、八丁峰へと北上する。
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右前方には黒富士の切り立った岩稜。
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振り返ると、左に鬼頬山、右にかわいく太刀岡山。
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八丁峰は約1610m。山名板はなし。ここを右折して黒富士へ。
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50m近く下らなければならない。
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でも、落ち葉の気持ちのいい道だ。

あれが黒富士。
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その由来は、その名の通り、富士山の形に黒く見えるからだそうだが、そのように見える角度は限られている。真北に回り込まないとだめらしい。

おお、木の陰から見えたのは八ヶ岳ではないか。
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左から、阿弥陀岳(2805m)、赤岳(2899m)、横岳(2829m)。
なかなかいい角度で、いずれもりりしく見える。

これは八丁峰への尾根と、その向こうに曲岳、茅ヶ岳+金ヶ岳。
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最奥左に甲斐駒の西に連なる鋸岳、右奥は八ヶ岳の編笠と権現。

これは升形山と八ヶ岳。
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左に瑞牆山(2230m)、中央に金峰山(2595m)。
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大野山。
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左のくぼみは大弛峠。右は北奥千丈岳(2601m)。
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金峰山五丈石のアップ。
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瑞牆山のアップ。
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閑話休題。
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信州の高登谷山(1846m)。左奥に浅間山(2568m)が見える。
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真正面の升形山(約1655m)。
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八ヶ岳~
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茅ヶ岳と甲斐駒・鋸岳。
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いや見飽きないねえ。
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これがまだ黒富士に着く前ですから。

そして、12:51ようやく黒富士(1633m)に到着。
ここで、ちょっと遅めだが、お昼にしよう。

(つづく)

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