山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

相州アルプス(下)

【2013年12月15日(日):相州アルプス】
経ヶ岳から半原越までは標高差150mほどの下り。
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15分ほどで半原越に到着。
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ここまで車で来て、経ヶ岳や仏果山をピストンする人もいるようだ。
半原越は南麓の煤ヶ谷(法論堂)で産した繭を、北の半原へ運んだかつての生活道路だったとのことだが、今は法輪堂林道が通じている。

道路を渡って、西の尾根に取り付く。
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さすがに、登山地図に載っているだけに人通りが多い。
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640mピークに達すると、そこに「革籠石(かわごいし)山」という大きな看板が。
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これはうれしい悲鳴。予想外に「登った山」を1つ稼ぐことができた。

ここからは都心方面が遠望できる。
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目を凝らすとスカイツリーも見えるのだが、さっき通過した人は歓声を上げていなかったから気づかなかったのかもしれない。

しばらくだらだらと登り、馬渡バス停への分岐が八州ヶ峰。
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実は、山と渓谷社の「東京周辺の山 ベストコース350」には、革籠石山の位置に「八州が岳」と記してある。
従って、その名は革籠石山の別名だと思っていたのだが、最近買った吉備人出版の「東丹沢登山詳細図」には、この分岐の位置に「八州ヶ峰」と書いてある。
私は詳細調査をして書いている吉備人の方を信用することにして、こちらも「登った山」に事後昇格することにした。眺望は無し。

3分ほど歩くと、再び丹沢方面の展望が開ける。
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説明は省略。

さあ、仏果山山頂の展望塔が見えてきた。
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最後のクサリ場を越えて
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13:16、仏果山(747m)に登頂。
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早速、展望塔に登る。
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上では3人のおじさんが、「あれは何山だ、かに山だ」と大騒ぎ。
「地図持ってくればよかった」「カメラ持ってくればよかったと」大声で話している。
3人ともザックを下に置いてきたようだ。
全く、騒がしくて落ち着かない。

こちらは地図を片手に、あれこれ確認しながら、時間をかけて写真を撮る。
まずは、眼下の宮ヶ瀬湖。
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奥の稜線は、左の蛭ヶ岳(1673m)から姫次(1433m)、黍殻山(1273m)、焼山(1060m)と続く丹沢主脈。

これから向かうもう1つの高取山(705m)。
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右後ろに石老山(702m)、左後ろに石砂山(578m)。

尾根の向こうに大岳山(中央、1267m)。
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中段中央の三頭山(1531m)の左奥に雲取山(2017m)。
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奥秩父の山々。
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小金沢連嶺。湯ノ沢峠を中央に、右が黒岳(1987m)、左が大蔵高丸(1781m)。
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その南側。左端は滝子山(1590m)。
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見えるかな~大島。
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とにかく北全景。
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北東全景。
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東は都心。
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仏果山の名は、室町時代の初め、煤ヶ谷の正住寺を開いた仏果禅師が座禅修行をしたことにちなむという。半原富士とも言われたらしい。

さて景色も満喫したので、高取山に向かう。
仏果山を振り返る。
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半原の集落も見渡せる。
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鞍部の宮ヶ瀬越(663m)を2時前に通過。
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半原の背後にある里山、大峰(335m)と向山。
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14:06、高取山着。
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ここにも巨大展望塔が。当然登る。

宮ヶ瀬湖。
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このダムは私が学生の頃はまだできてなくて、水没する前の道を自転車で走ったことがある。

仏果山。
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大山まで累々と続く丹沢山塊。
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こちらは丹沢の中核部。
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大山から丹沢山まで。
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高尾山。
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小金沢連嶺。
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さて下ります。
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途中、10人ほどの高齢者のグループが登ってきた。もう2時半近い。
先頭の人に「今日はどちらまで」と聞くと、「これを登ってから考えます」との返事。
「もういい時間ですもんね」と返すと、「ありがとうございます」と言っていた。
どこから歩いてくると、こんな時間に登ることになるのか。
中には随分疲れているように見える人もいて、少々心配になったが、私が乗った帰りのバスに、平山坂上のバス停から乗ってきた。案外早く下山できたようだ。

遊覧船が見えた。
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この船は湖面をめぐるだけでなく、宮ヶ瀬にも寄港しているようだが、交通機関として利用する人はほとんどいないだろう。登山の人くらいだろうか。

宮ヶ瀬ダム。
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ダムサイトまで最後の下りは猛烈な階段。
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3時にやっと下りてきた。
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堰堤の上。
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ここから徒歩でダムの下まで下りることができるが、あえてインクラインに乗る。
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片道200円。
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すぐやってきたので、すぐ乗って、すぐ走り出した。
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あっという間だった。

下から見上げる宮ヶ瀬ダム。
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概略を説明すると、高さ156m、堤頂の長さが375m。
ダム湖の面積は4.6平方km。総貯水容量は1億9300万立方mで、奥多摩湖に匹敵する関東屈指のダムだそうだ。
治水、農業用水、水道水、発電を目的に1971年に着工し、2000年に完成した。

ここからパークセンター前まで、ロードトレイン愛ちゃん号が運行している。
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行き先も違うし、さすがにこれには乗らなかった。

ここからは、とぼとぼと半原のバス停を目指す。
ダムの下流にもう1つ小さなダムがあるようで、水はほとんど流れていない。
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右手に大沢の滝。
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水没した中津渓谷にあったという石小屋のレプリカ。
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こちらは石小屋ダム。
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このあたりは中津渓谷という景勝の地だったが、ほとんどがダムに沈んでしまった。

これは昭和27年に築かれた古い石小屋堰堤の竣工記念碑。
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これはもっと古い。
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横浜貿易新報社主催の「県下名勝史蹟45佳選」の当選を記念した「半原渓谷 石小屋」の記念碑。
同社は現在の神奈川新聞の前身で1890年に創業。昭和10年に創業45周年を記念して行った事業である。
選ばれたのは、石老山やペルリ上陸記念碑、称名寺百観音などだが、石小屋は284,726票を獲得して、堂々の1位だった。
そんな場所を水没させてしまったわけだ。

ダム下から30分ほど歩いて、ようやく町まで出てきた。
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半原バス停からは、時刻表次第だが、三ヶ木経由で相模湖駅に行き、中央線で帰りたい。
その方が近い気がする。

バス停に着くと、バスが2台並んでいるが、いずれも三ヶ木方面ではない。
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外でたばこを吸っていた運転手さんに、三ヶ木行きは何時に出ますかと聞いたら、営業所が違うから分からないという。
しかも、厚木行きは「もう出る」という。
なんとバス停着が15:49、発車時刻が15:50だった。
タイミングがいいというか、間一髪というか。
新宿経由はあまり好まないが、このタイミングなら、このバスに乗るのが一番早く帰れるだろう。

とにかく本日の山行は終了。いやよく歩きました。
車中では、懸命に車窓を見ていたが、例の団体さんが乗ってきてからは、ほとんど寝てしまった。

少々疲れたので、本厚木からは特急あさぎり12号(16:54発)に乗る。
特急券550円。
となりの人のひじが当たって、いやだった。
新宿からも、ちょうどタイミングがよかったので西武特急を利用。
7時前に帰宅できた。
空白地帯だったので、なかなか新鮮だった。

【行程】2013・12・15(日)
荻野神社入口バス停(7:57)~大平登山口(8:48)~石仏群(9:12)~発句石(9:41撮影9:52)~荻野高取山(9:58)~華厳山(10:21休憩10:40)~経ヶ岳(11:12昼食・撮影11:46)~半原越(12:02)~革籠石山(12:37)~仏果山(13:16撮影13:36)~高取山(14:06撮影14:20)~宮ヶ瀬ダム(15:04)=山麓駅(15:11)~半原バスターミナル(15:49)

※所要時間:7時間52分(歩行時間:5時間57分)
※登った山:7座(荻野高取山、華厳山、経ヶ岳、革籠石山、八州ヶ峰、仏果山、高取山)
※歩いた距離:14.3km
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