山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

堂平山~笠山

12日の山行です。

今日は地元、奥武蔵。寝坊できるのが、ありがたい。
所沢での乗り換え時間で、秩父のタクシー会社に予約の電話。芦ヶ久保駅に来てもらうことにした。

本日は、大野峠から白石峠を経て、堂平山、笠山を登り、東秩父の和紙の里あたりに下るというコース。
先月、芦ヶ久保から丸山、大野峠までは歩いたので、今回は大野峠まで車でショートカットしてしまおうという寸法だ。

本当は正丸駅まで来てもらって、刈場坂峠経由で行く方が、こちらの負担は少ないのだが、何しろ秩父から来てもらうことになるので、そこは我慢するしかない。
9時過ぎに芦ヶ久保を出発した。

少し登っただけで、武甲山が見事な姿を見せた。砕石のため何段ものテラス状になっているところに雪が積もって壮観な眺めだ。
削られる前の武甲山の姿を知っている人には、現状は無残に見えるだろう。
でも、私には近代化遺産として見える。武甲山には、ごめんなさいとありがとう、という気持ちだ。
DSC_4308_20141206215443a99.jpg

丸山林道を大野峠に向かう。途中から、除雪がされておらず、日陰には路面に雪が残っている。
凍ってつるつるのところもある。
タイヤはスタッドレスだと言うが、何度もスリップする。
そして、とうとう途中で登れなくなってしまった。
DSC_4377_201412062154443a3.jpg
上の写真は、高篠峠付近だが、路面はこんな状況。
「降りて、押しましょうか」と言ったが、結局、ここでタクシーには帰っていただいた。
おかげでタクシー代は安く済んだが、時間はかかる。

それにしても、前日、ほとんど雪の残っていない箱根を歩いたばかりだったので、ここの雪には驚いた。
やはり関東でも南部と西部は気候がかなり違うのだ。

このまま林道を行けば、20分ほどで大野峠に着くのだろうが、天気がいいので、先月行った丸山の展望台にまた行きたくなった。さらに時間をロスすることになるが、まあいい。
前回は夕方近かったので、南から西にかけての山々は逆光っぽかったが、今日は朝なのでクリアに見えて気持ちよかった。
雲取山で覚えた奥秩父の主峰が自力で見分けがついたのもうれしかった。

このあたりは先月歩いたコースの逆コースだ。
地図では、896mピークに分岐があり、右に行くと大野峠、左に行くと高篠峠(748m)と読める。
このピークはてっきり、パラグライダーの滑空台のあるところだと思っていたので、ここで左に進路をとったが、ぐるりと回り込んで、大野峠のすぐ近くに出てしまった。
これは昭文社の地図が間違っている! と思ったが、帰宅後、ウオっちずで確認したら、896mピークは滑空台のあるところではなかった。
うぬ。やはり5万分の1の「山と高原地図」だけでは、あぶない。

ここからしばらくは舗装された林道歩きだが、チェーンアイゼンをしていても、わだちはつるつるで歩けない。
路肩を歩いたが、クラスト(表面が固まった雪面)になっているので、こちらの方が歩きやすかった。

高篠峠の少し先から、私道に入る。関係者以外立ち入り禁止となっているが、ここを通らないと、川木沢ノ頭(874m)に行けない。
この私道は頂上の電波塔に至る舗装道路だが、雪が降ってから、車は入っていない様子。
シカの足跡だらけだった。

途中、道路が巻いているところを、ヤブに入ってショートカットする。
ヤブと言っても、下はクラストで、木の葉も落ちているので、楽なものだ。
これで5分くらいは節約できた気になる。
DSC_4405_20141206215446941.jpg
このあたりは、こんな電波塔があちこちのピークにある。
川木沢ノ頭からは、東京都心が展望でき、スカイツリーもおぼろげながら確認できた。
これは望遠レンズのおかげだ。

標高約760mの白石峠へは、とんでもない急坂を下りる。ほぼまっすぐ階段(雪に埋まっているが)を駆け降りていく。で、今度は川木沢ノ頭とほぼ同じ高さの剣ヶ峰(876m)に登り返す。
狭い頂上は堂平山雨量観測所が占めており、ハイカーはフェンスの脇をおそるおそる歩かねばならない。
大正6年に建立された剣峰大神の石碑がひっそりと立っていた。

樹林の中を下ると、日当たりのいい駐車場に出る。その上の斜面にベンチがたくさんあるので、ここでお昼にする。今日は、サラダののり巻きとお吸い物。
この休憩所からは、奥武蔵の峰々の向こうに丹沢の大山や奥多摩の大岳山が顔をのぞかせているのがかわいい。

時間はちょうど正午。ラジオを取り出して、NHKのニュースを聞く。
すると、ホイットニー・ヒューストンが死んだ、というではないか。
だから、山でもラジオは手放せないのだ。
すぐに音楽担当に連絡、対応を打ち合わせした。今日が休刊日で助かった。

とにかく山行は続行。除雪されて、乾いた舗装路面が露出している車道を堂平山(876m)に向かう。
ゆっくり歩いて20分。
DSC_4487_20141206215414636.jpg
ここは、かつての国立天文台で、いまは、ときがわ町の「星と緑の創造センター」として開放されている。
車でも来られる山頂だ。

だけど、景色はものすごい。360度の大パノラマで、奥武蔵の最高峰・丸山からも見えなかった浅間山や八ヶ岳が見えた。
DSC_4484_2014120621544713c.jpg
赤岳の頂上部分とかがちょこんと見えているくらいだが、感激した。
あちらは風がものすごく強そうだ。
広大な関東平野も一望できる。

しばらく、ゆっくりしたい場所だが、さっき昼食で時間をとってしまったので、天文台レストランの豚汁150円も見送って、笠山に向かう。
堂平山の北はとても広々した緩斜面で見晴らしはいいのだが、どこに笠山に向かう道があるのか、雪のせいもあって、さっぱり分からない。

とりあえず写真をとっていたら、笠山方面から歩いてきた人がいたので、「ああ、あっちか」とやっと分かった。
高齢のお父様をロープで引きながら登ってきた男性で、「あの山は何ですか」と聞く。
DSC_4505.jpg
「あれは浅間です」
と得意になって答えた。
どうせなら、もっと難度の高い質問をしてほしかったなあ。

でも、意外に浅間は分からないようだ。何人かに聞かれたことがある。
というか、質問されるのは、どこでも浅間ばかり。
とくに冬は雪をかぶって、円すい型なので富士山のように見えるが、方向的にはありえないと思うのだろう。
でも、一度覚えてしまえば、あんな分かりやすい山はない。

下った七重峠(695m)は春のようなところだった。
DSC_4532_20141206215418ffc.jpg

しかし、笠山に行く前に行きたい笹山(740m)への道が分からない。
でも、こんないいかげんな表示をなんとか見つけた。
DSC_4549_20141206215420eb4.jpg

笹山へ行く途中の小さなピークを過ぎようとしたら、地面から10㎝の高さに、きちんと彫刻した「臼杵山」という看板があった。
こんな小さなピークにも名前がついていたんだ! と驚くとともに、思いがけず、「登った山」をひとつ稼ぐことができて、ひとり、にやりとした。
DSC_4577_201412062153556d0.jpg

笹山にもパラグライダーの滑空台があった。でも、これは使えるのだろうか。
DSC_4574_20141206215354794.jpg

それはともかく、笹山からは笠山の展望がよい。
ここから見た笠山は市女笠にそっくりで、その名の由来が納得できる。
DSC_4569_201412062153539e3.jpg

来た道を戻り、七重峠から今度は笠山に向かった。

(つづく)


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