山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

越前岳

【2014年2月1日(土):越前岳】
この日は今年初めて複数での山行。
高校の同級生O君はこの日夜6時から地元青年団の宴会があるというので、裾野市在住の彼の庭である愛鷹山系の越前岳(1504m)に登ることにした。
ここは3年前の10月に登ったことがあるのだが、その時はあいにくの曇で富士山が全く見えなかった。今回はリベンジということになる。

前夜は飲みにも行かず、早めに布団に入ったのだが、夜10時からのBSフジ「山においでよ」を見てしまったのがいけなかった。
興奮してしまったのか、眠れなくなってしまったのだ。
お嬢様キャラの新人お笑い芸人たかまつななが、竹内敬一さんの指導で八ヶ岳に登るという内容で、これがなかなか面白かった。

というわけで眠りについたのは1時過ぎていたような気もする。
5時に起床したので、4時間しか寝ていない。それでも頑張って5:16に出発した。
待ち合わせは裾野市の須山小学校に8時。
東名は渋滞しそうなので、中央道経由で行く。

上野原あたりでだんだん明るくなってきたのだが、どうも空がすっきり青くならない。
籠坂トンネルを抜けたところで、日の出を迎えたが、箱根・伊豆方面が霞んでいる。
もしかして、これは中国の春節で夥しい数の爆竹や花火が打ち上げられたことによるPM2.5の仕業ではないかと直感。
富士山も至近距離になるのに、なんとなく霞んでいたのは残念だった。

それはともかく、またまた、もよおしてきた。
最近は登山口近くになると決まってこうなる。
体のリズムが安定してきたのだろうか。
だったらうれしいが、とにかく便所を探さなければ。
おっと国道486号沿いに24時間営業のマックスバリューを発見。
便座の温かいトイレでぬくぬくと用を済ますことができた。

途中、富士山山麓で車を止め、愛鷹連峰や富士山を撮影。
やはり何となくもやっている。
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左が前岳、右が越前岳。両方とも頂上に雲がかかっている。消えてくれますよう。

こちらは黄金色の草原の上に顔を出す富士山。
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右の黒いのが黒岳(1087m)。
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あれは金時山(左)とアンテナのある丸岳。
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須山小学校に30分早く、7時半過ぎに着いてしまった。
でも、あらかじめに「早く着いちゃいそう」とO君にメールしてあったので、彼も早めに来てくれた。
こちらは靴を履いたり、パッキングしたりしていたので、ほとんど待たずに済んだ。

まずは車をデポしに黒岳のふもとの山神社へ。
前回はここから割石峠に向かって登ったのだった。
ここにはO君の車を置いて、私の車で勢子辻の登山口へ。

途中、富士こどもの国からの富士山は絶景だった。
十里木からは越前岳へは登っていく、カヤトの道も左手に見えた。
あの道は、ものすごく景色がいいだろう。

登山口への入口を探しつつ、そば屋の手前から林道勢子辻線に入る。
越前岳方面と高場所方面に向かう道の分岐で、両方の道にゲートあり。
DSC_8983.jpg
DSC_8984.jpg

ここから歩くことになる。
ところが、この期に及んで、越前岳へ行くルートについて、O君のとの間で認識の違いがあったことが判明。彼は越前岳の東尾根を直接登っていくつもりでいたようだが、私は呼子岳分岐から東に延びる尾根を登るつもりでいた。
結局、また車で移動するのも面倒なので、私の希望通りここから高場所経由で登ることにしてもらった。

すこし舗装の林道を歩くと、越前岳の東尾根の陰から富士山が姿を現した。
DSC_8985_20140210073231bed.jpg
やはり山梨県側と違って、静岡側は黒い部分が多い。
でも基本的に順光なのはうらやましい。

ほんの5分ほどで登山口。
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ここから尾根まできっちり直登、標高差は250mほどある。
暗い植林の中をひたすら登る。
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上の方は笹となる。
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30分ほどのアルバイトで稜線に乗り、千束からの登山道にぶつかる。
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ここを左折。しばらくはなだらかな道だ。
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時折、左手に富士山が顔を出す。
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宝永火口が迫力満点。

尾根歩き25分ほどで高場所(1176m)と呼ばれるピークに着く。
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ここからも富士山が望める。
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道標の柱に書かれた「高場所」の文字は剥がれてしまっていたので、その横に「高場所」と書いた小さく杭が打たれていた。
DSC_9003_20140210073136e08.jpg

ここから見る、どアップの富士山。
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O君定番の干し芋をいただき、出発。

ここからは少し傾斜も急になる。
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木々の向こうに越前岳の雄姿。
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あちらは呼子岳から西に延びる稜線にある大岳(1262m)。
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呼子から大岳までの道は廃道になってしまったようで、登山地図にも線が引かれていない。

高場所からの登りの途中で、雪が固くしまった場所が出現し、アイゼン装着。
私は6本爪を持ってきたが、O君は4本爪。
4本では接地面が少ないので、足の付き方によってはスリップしやすい。O君も苦労していた。
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高場所から45分ほどで、呼子岳への分岐に到着。
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ここはちょっとしたピークになっており、わりと景色がいい。
これは大岳。向こうには駿河湾。霞んでいる。
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これは呼子岳かな。
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越前岳と富士山のコラボ。
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呼子岳へ寄り道はせず、真っすぐ越前へ向かう。
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南斜面は雪が解けているが、北斜面はアイスバーンになっているところが多い。

振り返ると位牌岳(1458m)が見えた。
DSC_9022.jpg

高場所から千束への稜線。
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鋸岳の牙。
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分岐から40分ほどで頂上に到着。朝は雲がかかっていたが、もう完全に消えている。
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地面は霜が解けて、どろどろ状態。
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十里木の駐車場にたくさん車があったので、頂上には結構な数の人がいるんじゃないかと想像していたが、3人しかいなかった。

頂上からの富士山は立木の上に覗いている感じ。
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看板と一緒に写すこともできる。
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ベンチに座って、しばし休憩。
ご夫婦に写真を撮ってもらい、Facebookに投稿しようとしたが、電波状態が悪く断念。
この下の富士見台で送信した。
南アルプスや伊豆を遠望したかったが、PM2.5のため見ることができなかった。
中国もちゃんと大気汚染対策をやってほしいものだ。
20分ほどの休憩で出発。

この先は北斜面が多く、雪がしっかり積もっている。
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途中、富士山の見えるスポットから。
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山梨県側と違って、裾野が広い。

このパッチワークは何だろう。
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大きくえぐれた宝永火口。
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頂上から20分ほど下ると、昭和13年に発行された50銭紙幣の図案に採用された富士山の撮影ポイント「富士見台」に出る。撮影は、富士山の写真に一生を捧げた岡田紅陽。
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紙幣はこれ。
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ここに測量用と思しき脚立が置いてあり、その上に登って写真を撮らせてもらった。
十里木公園の別荘地村がすごかった。
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さて、飯だ飯。
こちらもカップ麺を用意して来たのだが、O君の棒ラーメンが2人分あるということで、ご相伴にあずかることに。
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私が持っていったテルモスのお湯を使ったので、あっという間に沸いた。
やはり、カップ麺とは違う。かなりうまかった。

食事中にもどんどん人が登ってきた。
最初のカップルは上は混んでいたかと聞く。
「私がいた頃は3人しかいなかったが、その後3組くらい登っていったので、それなりにいると思います。たぶんベンチには座れないでしょう」と答える。
高齢の3人組みには、脚立から写真を撮ってあげた。
帰りがけに10人くらいのグループが来て、銀マットを広げ始めた。
昼食にするようだ。一緒にならなくてよかった。

路面は相変わらず悪い。0君は歩きにくそう。
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途中、鋸岳が見えるポイントあり。
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左は位牌岳である。

さらに下ると、鋸岳展望所がある。
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鋭い針が並んでいる。ザイルなしで行けるところなのだろうか。

こちらは位牌岳(右)と前岳(左)
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ほとんどまわりに雪がなくなってきたあたりでアイゼンをはずす。
古い登山道は溝状になって、ぬかるみそうなので、新しい道はそれをはずしている。
ところどころ、踏み跡が拡散するが、溝に沿って下れば、あまり問題なかった。
しかし、溝の延びている方向と、白いペンキの印が別方向になったので、「あれ?」と立ち止まっていたら、後ろから来たO君がどんどん溝の方向に行ってしまう。
彼は道を知っているんだ、と思って付いていったが、やはりどうもおかしい。
踏み跡言えるようなものが全くなくなってしまったのだ。
下草もないので、そのまま下ることはできるのだが、「ちょっと、ストップ」と叫んで、GPSを確認してみると、やはり登山道とは違う尾根を下りている。

間違えて下ってしまったのは標高差で20m程度なので、実害は少ない。
そのまま等高線沿いにトラバースしたら、そこに踏み跡があって、ははあ、他にも結構間違える人がいるんだなあ、これはその人たちが軌道修正に使ったものだな、と想像する。
O君も「なんか変だなあと思い始めてたんだ。あのまま行っていたらクレー射撃場に行くところだった」と笑っていた。

正しい道を気持ちよく下っていると、まもなく富士見峠(960m)。
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切り株に腰を下ろしてしばし休憩。
ここを真っすぐ行くと黒岳なのだが、「もういいね」ということで、右折して下山。
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前回来た時は、頂上からここまでの下りがとても長く感じたが、2人で歩くとあっという間だった。

峠から少し下ったところに愛鷹山荘という小さな山小屋がある。
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前に来た時、中を覗かせてもらった。来るとしたら、立地から言っても、何人かの仲間と酒を飲みながら、という形になるだろう。

前には気づかなかったのだが、こんなものを見つけた。
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ここにはかつて須山荘という60人収容の山小屋があったと読み取れる。
本棟や管理棟に加えて、湯殿まであったのだろうか。
その柱の1本が保存されているということのようだ。
ネットで「須山荘」を検索してみたが、何も出てこなかった。

さて、この先はひたすら下るのみ。
DSC_9093.jpg

落石用心の場所(120m区間)を通過。ついでに「火の用心」とまで書いてある。
DSC_9095.jpg

確かに石がゴロゴロしている。
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だいぶ下まで下ってきた。結構大きな堰堤。
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山神社まで来ると、もう駐車場はすぐそこ。
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無事下ってきたお礼を込めて参拝。

これが登り口。
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松永塚というのは、昭和3年にここで遭難死した静岡商業の学生・松永敏男氏を追悼して建立されたものである。
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説明板によると、この悲劇を二度と繰り返すまいと、登山道を切り開いたのが御殿場実業の学生6人だった。
彼らの業績も顕彰し、登山者の安全を祈願して、平成14年に建てたとのことだ。
さて、これにて5時間半にわたる山行は終了。無事リベンジを果たすことができた。

この後はO君の車で、高場所登山口に戻り、私のミニパジェロを回収。
ただ券があるというヘルシーパーク裾野へ向かう。
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ここの「すその美人の湯」は湯船から富士山が見える。
のんびり露天風呂につかり、再会を約して、帰途についた。

これはヘルシーパーク駐車場からの富士山。
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帰りは、めずらしく中央道も全く渋滞なしで、6時すぎには帰宅できた。
睡眠不足だったが、運転中眠くならずに済んだのも助かった。

【行程】2014年2月1日(土)
高場所登山口(8:23)~稜線(8:56)~高場所(9:20休憩9:24)~高場所分岐(10:11)~越前岳(10:52休憩11:12)~富士見台(11:29昼食12:11)~鋸岳展望台(12:39)~富士見峠(13:08休憩13:16)~山神社登山口(13:47)

※所要時間:5時間24分(歩行時間:4時間10分)
※登った山:2座(うち新規1座:高場所)+越前岳
※歩いた距離:7.6km

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