山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

高柄山(上)

【2014年1月11日(土):高柄山】
お正月に高川山に登って、また次も中央線沿線。というようなことは、これまであまりしたことがないのだが、歩いた道を地形図上で早くつなぎたくなってしまったらしい。
2011年10月10日に、梁川駅から寺下峠経由で倉岳山、高畑山を縦走した。
今度は上野原駅から御前山、高柄山を縦走して、寺下峠まで行けば、上野原駅から倉岳山、鈴ヶ音峠、九鬼山を経て、猿橋駅に至る長大なトレイルを3回に分けて“完走”したことになる。
今回のコースの最高地点は矢平山の標高860m。雪とはほぼ無縁の山行になるだろう。

というわけで5時半起床。6:11新所沢発の電車に乗って、上野原には7:28着。
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南口から出る。7:35出発。

正面にこれから登る御前山(484m)が見える。
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今日も完璧な冬型の気圧配置。快晴である。

桂川を渡る。
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ここが本日の最低地点で標高は約260m。

気温が低いせいか川面からは湯気が立っていた。
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川を渡ると、すぐ右折。
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駒門と呼ばれる歴史のありそうな集落に入っていく。
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集落のほぼ中央にある薬師堂。
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高台に出ると、上野原の町並みの向こうに陣馬山(右、855m)方面が望めた。
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集落を抜けると、墓地があり、水路橋の手前で軽く体操。
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そのすぐ先から、いきなり急登の登山道になる。
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この登山道は登山地図には実線で載っているが、地形図には表記がないだけに、それほど整備された道ではない。
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ロープ場もあって、なかなか険しい。
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途中、道の真ん中に黒い帽子のようなものを発見。
わりと新しい落とし物のように思えたが、下手に動かさない方が探しに来た人には都合がいいだろうと思ってそのままに。
すると、5分くらい登ったところで、おじさんが下ってきて「黒いネックウオーマー落ちてませんでしたか」と聞く。
「ありましたよ」
「もっと下の方ですか」
「ええ、でもわかると思いますよ」
と会話を交わし、すれ違う。

軽装だったので、てっきりもう頂上まで往復してきた人なのだろうと思っていたが、頂上に着くと、さっきのおじさんのものと思しき小さなザックがあり、「しまった」と思った。
あの方は、まだ先に進むつもりだけど、落としたことに気づき、わざわざ探しに下りてきたのだ。
持って上がってあげればよかったのだけど、下りで落としたとも考えられるので、安易に持ち運ぶことははばかれる。
置きっぱなしにしたのは間違っていないと思うが、せめて「あと5分くらいです」と言えば、気も楽になっただろうに。申し訳ないことをした。

それはともかく、ここはただの御前山ではなく「鶴島御前山」と呼ぶようだ。
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御前山なんて、あちこちにあるからなあ。
近くでは猿橋駅の南にあるし、奥多摩にもある。大字を冠するのはいいことだ。

ここからは北の景色がいい。
上野原市街が一望である。
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そしてその背後に三国山、生藤山(990m)、茅丸、連行峰の峰々。

それを含め延々と続く笹尾根。
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これは権現山の東に連なる寺ノ入山(1028m)かな。
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まだ歩き始めて1時間ほどなので、休憩はせず、撮影だけで通過。

すぐに、新矢ノ根峠あたりの山が見えてくる。
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御前山の南にはゴルフ場があり、早朝からプレーしている方々の声が聞こえる。
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あれは大室山(1588m)だろうか。
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振り返って見る御前山。
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標高差で100mほど下ってきた。
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ここから登り返し。谷はひどいことになっている。
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ゴルフ場の柵(?)に沿って登る。
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御前山から1時間ほどで新矢ノ根峠。
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ここは「峠」という名称だが、地形的にはピークなので「登った山」に数えることにする。
標高は510mくらいか。

東屋があったので、ここでしばし休憩。
すると、さっきのおじさんがもう追いついてきた。
「さっきは失礼しました。頂上から戻ってきたのだとは思わなかったものですから」
と謝って、しばし雑談。
彼は高柄山から四方津駅に下りる予定だという。
足が早いので倉岳あたりまで行けそうだが、そこまではしないようだ。
立ち止まるのも惜しい様子で、先に行ってしまった。

ここはそれほど眺望に恵まれない。
木々の間から高柄山方面が望める程度。
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こちらも7分ほどで、おもむろに出発。

最後にこの看板を撮影しておいたら、随分なことが落書きされていたことに後で気づいた。
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(旧)矢ノ根峠への道はゴルフ場の敷地内のため閉鎖されているようだが、それに対し、「ゴルフやめろ」と口汚くののしっている。
山歩きする人がそんなにえらいのかねえ。何様のつもりなんだか。

歩き始めてすぐ、猟銃を下げている4~5人の男性とすれ違った。
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「シカですか?」「そうです。シカの駆除です」との答え。
後に銃声を何発も聞くことになる。

この先はわりと明るい冬木立の道が続く
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峠から標高差200mちょっとだが、なだらかなのでそれほどきつくない。
45分ほどで高柄山の頂上に到着(10:32)。
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ここからも北の眺望が見事である。まず全景。
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奥多摩の御前山(1405m)
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奥に大岳山(1267m)。
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中央道と上野原市街。
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陣馬山。
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奥高尾の城山(670m)。
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今登ってきた御前山。
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あちらは東の空。丹沢最高峰・蛭ヶ岳(1673m)へと続く稜線。
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左から焼山(1060m)、黍殻山(1273m)、袖平山(1432m)。
蛭ヶ岳は袖平山の陰。

少し右に視線をずらすと、檜洞丸(1601m)や大室山(右)。
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三角点のまわりの土はこんなに流れてしまっている。
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これが、メインの標柱。
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ひと通り写真を撮ったので、少し早いがもう昼食にする。
今回もカップ麺。
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頂上にさっきのおじさんがいたので再び雑談。少々山座同定談議となった。
この辺の山はもうほとんど登り尽くして、もう歩くとこがないという。
「冬は空気が澄んでいていい」「東京から来ているけど、今日は昼過ぎに帰宅できそうだ」
などと話していた。
上野原7:19着だったというので、私の1本前の電車だったようだ。

このおじさんと入れ違いにもう一人単独のおじさんが千足峠方向から登ってきた。
この方は、私と同様、墓地から登山道に入ったのだが、どこかで迷ってしまって御前山には登れず、変な林道に出て、やっと今着いたという。
「迷いそうなところはありましたか?」と聞くので、「いいえ」と答えたら、どうしてだろうとしきりに首をひねっていた。私もよく分からない。

林道に出てからは、ちょうどシカ駆除の人が車で通りかかり、御前山ではなく高柄山の登山口である千足まで乗せてもらったので、結果的に予定より20分早く着いたのだとか。
「単独はいろいろありますね。いつも後から着いていくばかりだから」
とつぶやきつつ、「倉岳までどのくらいかかりますかね」と聞かれたので「3時間はかかるでしょう」というと、「じゃ行ってみます」と行ってしまった。
あとで登山地図を見てみたら、コースタイムは4時間強だった。
ちょっときついかもしれないが、ここはエスケープルートがたくさんあるので心配はいらないだろう。

さて、こちらもそろそろと立ち上がったら、今度は老カップルが到着。銀マットを敷き始めた。
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写真をお願いされたので撮ってあげる。
年のわりに妙に仲がいい。夫婦ではないように思われた。
随分長居をしてしまった。11:18出発。

千足峠への下りで斜面を走る3頭のシカを目撃。
そのあとしばらくして、猟犬の鈴と吠える声が聞こえた。
その後のピークで、その犬が私の間近に近寄ってきて、匂いだけ嗅いで去っていった。

一瞬、西の空が開けた。
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お坊山(左)と滝子山(右)。お坊山の陰の白銀の山は南アルプス。

白いところは小金沢連嶺の白谷丸。
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10分で千足峠に下りてきた。
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振り返って見る高柄山。
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時折のぞく北の空。
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ゴルフ場と集合団地。
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首都圏の田舎によくある風景だ。

11:54林道を横切る。
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初めて、この日、雪を見た。
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ここから急坂を登る。

ものの5分でピークに。大丸とある。また「登った山」にできる。うひひ。
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ここからの景色も悪くない。

石老山(左、704m)と石砂山(右手前、578m)
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仏果山(747m)。
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高柄山(左)からの稜線。
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城山と高尾山(右、599m)
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都心のビル群。見えにくいが左端にスカイツリーも確認できる。
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意外な展望に満足した。

(つづく)

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