山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

武尊山(上)

2013年9月28日(土)はすこぶるいい天気になった。
この日は空白地帯を埋めるべく、群馬の武尊山(2158m)に向かう。
百名山である。

早朝、関越を飛ばしていると、あらゆる名山がくっきりと見える。
男体山、赤城山、榛名山、浅間山、妙義山、谷川岳・・・
そして今まできちんと同定できなかったが、あのギザギザの山脈が武尊山だろう。
正面に見えてきた瞬間、スマホで撮影。
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「これから行くぜ!」とfacebookで宣言。ひとり気勢を上げる。

水上ICで下りて、国道291号線を湯檜曽温泉の手前で右折。湯ノ小屋温泉方面に向かう。藤原湖の先でさらに右に入り、登山口の武尊神社前(標高1100m)に着いたのが7時前。
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百名山としては地味な方だと思うが、この時間で軽く30台は駐まっていた。

「登山地図」には、この先の林道終点まで行けるように書いてあったが、柵で通行止めになっており
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やむなくここに駐める。
ただ、歩き始めてから、奥にも車が入っていることが分かり、下山してからよく読んでみたら、「なお通行の際はいかなる事故も自己責任により通行願いします」と書いてあり、事実上通行可だった。柵も簡単に移動できるものだった。
林道終点まで車で入ると往復でほぼ1時間節約できるので、立ち寄りができなかった裏見の滝や宝台樹山(1152m)に行けたかもしれないのに残念なことをした。

トイレと体操を済ませて、7:10に出発。
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登山届を出す。

まずは武尊神社に参拝。安全を祈願する。
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この神社は平安時代初期の創建とのこと(案内板に「貞観(テイカン)」とあるが、これは「ジョウガン」の誤り)。
当初は「保宝鷹(ホホウタカ)神社」と行ったらしい。どういう由来なのだろう。

ここからしばらく緩やかな登りの林道。
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谷にはまだ日が差していないので、すこし暗いが、もう山の上の方は朝陽に映えてキラキラしている。
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あれが目指す武尊山だ。
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7:39林道終点に到着。車が2台駐まっていた。う~ん、通の人だ。

ここから登山道。道は細くなる。
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剣ヶ峰へ行く道と武尊山に行く道の分岐(標高1300m)を7:50に通過。
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やっと本格的な登りとなる。
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小さな沢を渡ると、さらに傾斜はきつくなる。
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やっと日が差してきた。
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とてもすがすがしい。

このあたりは感謝平というらしい。
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立派なきのこ。
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登山地図には途中「不動明王」があるように書いてあるが、気づかなかった。
よくよく地図を見てみると、稜線の1692m標高点にあるというようにも読める。

途中、木々の合間からわずかに西方の山々が見えたが、同定はできなかった。
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8:32、それほど汗をかくこともなく、稜線にたどりついた。
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コースタイム1時間のところ40分。いいペースだ。

正面には獅子ヶ鼻山(1875m)と思しき岩峰が望める。
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まずは近くにあるはずの手小屋沢避難小屋を確認しなければならない。
登山地図には「分岐から5分下る」とある。
5分というのは結構な距離だ。帰りが面倒である。

でも、稜線を少し歩くと、左手下に小屋の屋根が見えてきて、なんだ5分だなんておおげさな、1分ほどだった。
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もしかしたら、さっきの分岐から5分という意味なのかもしれない。
だったら「下る」とは書かない方がいいだろう。

群馬県には時々あるかまぼこ形のシェルター。
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5人くらいは泊まれるだろうか。中は意外に清潔だった。
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すぐ近くに手小屋沢の水場があるので、泊まるには便利だ。

さて登山道に戻って、尾根筋を黙々と登っていく。
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樹林帯だが、時折左の視界が開け、尾瀬方面の山が見える。
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右には剣ヶ峰山。
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おっと、まだ9月だというのに、紅葉しているではないか。
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雲が飛行船のよう。

登りの後半は岩場の連続となる。
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先客がいたので、しばらく撮影しながら見守る。
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1本北側の稜線が美しい。
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巻機山から平ヶ岳に至る稜線の一部とみられるが、詳細は不明。
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やはり空白地帯に来ると、見慣れない山を発見することができる。
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またまた岩場。
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至仏山(2228m)が見えてきた。左手前は笠ヶ岳。
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ちょっとした岩峰の上に出た。ここからの眺望がいい。
これは白毛門、朝日岳方面。
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北西には燧ヶ岳(2356m)。
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頂上方面はもう紅葉が見事だ。
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見下ろすと、今登ってきた稜線(左)。
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北方面の全景。
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西方面の全景。
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至仏と燧の位置関係。
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眺望を堪能して、さらに垂直のくさり場。
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急登を終えて、標高2050mの台地に出る。
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あれは、名前の通りのお姿の剣ヶ峰山。
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なかなかかっこいい。

稜線には手術の跡のような登山道が見える。帰りはあの道を通る。
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最後のひと登り。
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右前方に剣ヶ峰(さっきの剣ヶ峰山とは別。2083m)。
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武尊と剣ヶ峰のコラボ。青空だが雲の動きが激しい。
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10:18、山頂に到着。
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所要時間は3時間ちょっと。コースタイムは3時間50分だから、なかなか成績がいい。

ここは一等三角点。
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小さな石の祠も。
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頂上からも至仏や燧がばっちり。
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剣ヶ峰山の向こうには平らな三峰山(1123m)、その向こうに榛名山。
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ヘリが飛んできた。どこかで遭難!?
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地味とはいえ、さすが百名山。頂上はかなりの人だかり。
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東側の眺望も見事。
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正面(東)は中ノ岳(2144m)。その左奥にひときわ高いのが日光白根山(2578m)。
右下には池塘も見える。

日光白根山のアップ。
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中ノ岳から右に家ノ串山(2103m)、剣ヶ峰。
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こちらは尾瀬と奥日光の間の峰々。
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家ノ串山の向こうに見えるのは皇海山(2144m)だろうか。
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初めて、その姿を確認できた。
撮影も一段落したので、腰を下ろして休憩。

すると、遥か遠方に富士山が見えるではないか!
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じぇじぇ、これには感激。思っても見なかった。

関東平野をはさんで、あんな高い位置にある。
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するってえと、あれはもしかして八ヶ岳?
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すごいじゃん。

おにぎりを一つ食べて出発。
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まずは中ノ岳を目指す。標識で言うと片品村方面。

登山地図や地形図を見ると、登山道は中ノ岳を巻いている。
でも、踏み跡くらいあるだろうと、「登った山」をひとつ稼ぎにプチピストンに出かけたのである。しかし、これが大間違いで大変苦労した。それは後ほど。

このあたり標高は2100mちょっとだが、森林限界に達しており、非常に景色のいい道だ。
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ほんの少し下ると、日本武尊の像がある。
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関東平野を睥睨している。

正面に中ノ岳。手前側は岩壁なので、踏み跡は反対側からだろうか。
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池塘まで下りてきた。
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三つあるので三ツ池と呼ばれる。

振り返って見る山頂。
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池畔にはオヤマリンドウが咲いていた。
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(つづく)

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