山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

三ツ峠山(上)

夏休み前半4日間で計画した北アルプス山行は雨のため3日目で中断、帰宅した。
しかし、4日目の7月30日(火)が晴れの予報。
山梨の三ツ峠山に行くことにした。

三ツ峠山は2001年11月に登ったことがある。
この時は河口湖畔から登った。記憶があやふやだが、確かカチカチ山ロープウエイを使った気がする。
で霜山から尾根筋をずっと歩き、木無山、開運山まで行って、富士急の三ツ峠駅まで歩いた。
勢いよく走るように下ったせいで、この時、膝を痛めてしまった。

平地を歩く時は大丈夫なのだが、走ったり、階段を下ったりする時に痛みを感じるようになった。
整形外科に行ってCTスキャンなども撮ってもらったのだが、異常なしだった。
そんなわけはないのに。でも、その後、自然に治ってしまった。
膝の屈伸をよくしてから下ると、効果があった。

で、今回はなるべく行ったことのないルートを歩くことにした。
天下茶屋から御坂峠に登り、八丁山、清八山を経て南下、大幡山、茶臼山を通って、御巣鷹山、開運山に至るコース。木無山の手前から清八林道の入口に下る。
新たに登った山を4つも稼げるお得なプランだ。

車は下山してくる予定の清八林道入口の駐車場に置く。
7:20出発。まずは舗装道路を天下茶屋まで歩く。
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5分ほどで旧国道137号の三ツ峠登山口バス停に出る。
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道端には見事なヤマユリ。
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7:40に天下茶屋に到着。
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ここからは太宰治が「風呂屋のペンキ絵」とちゃかした完璧な富士山が拝める。
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頂上は雲の中だが、河口湖を前景に長い裾野を引く姿が美しい。

世界文化遺産に登録されたばかりで、お祝いの幟がはためいていた。
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旧御坂隧道。
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昭和5年の竣工で、国の登録文化財となっている。

さて、ここからは登山道。
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御坂峠までは一昨年の5月に歩いた道だ。

すぐに太宰治の文学碑。
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「富士には月見草がよく似合ふ」という有名な「富嶽百景」の一節。

結構な急坂がしばらく続く。
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三ツ峠山の三つのピークのうちの一つ御巣鷹山が木々の間から見える。
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稜線に出ると、御坂峠(8:10)。
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ここを右折。この先は未知の道だ。
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時折、右手の視界が開け、富士山や三ツ峠山を眺めることができる。
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この稜線には、地味だが高山植物がちらほらと咲いている。
ミネウスユキソウ。
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小さなオミナエシ。
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ホタルブクロ。
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山いちご。
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これは何だか特定できなかった。
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湿度の高い樹林帯の尾根道を進む。
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八丁峠(1505m)は鞍部ではなく鉄塔の立つ斜面に表示があった(8:48)。
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木々が切り払われているため、見通しがよく、頂上をさらし始めた富士山や
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御坂山、黒岳(中央奥)などが望めた。
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奥の稜線は毛無山とタカデッキだろう。
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足許にはヨツバヒヨドリ。
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そしてヤマハハコ。
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これは謎の花。
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ここまで比較的なだらかなアップダウンだったが、この先、少々坂が急になる。

八丁山(1580m)には標識なし。
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9:07に通過。

清八山と三ツ峠山を結ぶ稜線には9:24に到着。
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ここで右に曲がればいいのだが、歩いた道を地図上で結ぶだめ、左に曲がって、わざわざ行ったことのある清八山に寄り道。

最後の岩場を登ると、そこが清八山(1593m)。9:29。
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ここでしばし休憩して、景色を堪能。

正面に富士山。
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まだ雲がからんでいるが、空はだいぶ晴れてきた。

なだらかな弧を描くのが御坂山塊の黒岳(1793m)、右の尖塔は釈迦ヶ岳(1641m)。
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あちらはこれから向かう御巣鷹山。
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電波塔が林立している。

富士山との位置関係はこう。
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振り返ると本社ヶ丸(1631m)。
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御正体山(右)と道志、丹沢の山々。
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小腹がすいたのでおにぎりを一つかじり、10数分で出発。
ここから大幡八丁峠まで標高差で110mほど下る。

9:52大幡八丁峠(約1485m)。
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ここは清八林道の終点だが、車は1台も駐まっていなかった。
下山してから確認したら、この林道は一般車両通行止めになっていた。

一つ小さなこぶを越えると、鉄塔の下をくぐる。
ここからは左へ巡視路のような道が延びている。
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これは北口登山口へ下りる道のようだ。

ここでオダマキを見つけた。
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80mほど登り返すと大幡山(1531m)。
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山名を書いたテープが巻き付けてあって、ありがたい。

もう一つ木札もあった。
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10:12通過。

次の茶臼山はどうやらピークの右を巻いているようなので、ピークの真横あたりから登山道をそれて、ヤブに入る。
ここがピークらしき場所。
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ここから北には踏み跡があるので、それをたどって行くと登山道に合流。
すると、こんなところに看板があった。
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ここは本当のピークではない。

レンゲショウマ。
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三ツ峠山の北斜面にはこの花が乱舞していた。

ここから御巣鷹山への登りは岩場もあり、かなりきつい。
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ホッとさせてくれるのがあちこちにつり下がっているレンゲショウマのつぼみ。
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これはオオバイケイソウ。
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レンゲショウマはほんとにかわいい。
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高畑方面に行く道は登山地図にも地形図にも載っていないが、通行禁止にはなっていない。
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シモツケソウに迎えられて
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11:15、御巣鷹山に到着。
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ここは電波塔があるだけで、山名の標識は見当たらなかった。
というわけで通過。

正面には開運山周辺に立つ電波塔が見える。
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開運山への道は大味なお花畑が広がる。
これはオオバギボウシ。
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ハクサンフウロ。
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このあたりは、自然保存地区になっている。
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オオバギボウシと電波塔のコラボ。
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特定できず。
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開運山近くまで来ると、御巣鷹山の電波塔がはっきり見える。
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周辺にはシモツケソウほか色とりどりの花々。
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そして、11:38開運山=三ツ峠山の最高峰(1768m)の山頂に到着。
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すっかりいい天気になったが、遠方は霞んでよく見えない。
富士山もすっかり雲の中に隠れてしまった。

南西方向を見下ろすと、山小屋の四季楽園(右)と三ツ峠山荘(左)。
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南には富士吉田の町並み。
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20分ほど小休止。
ここで初めて、自分撮りした写真をフェイスブックに投稿。
すぐに反応があり、得意になって下る。

頂上直下は浸食が激しいようで、新しい階段すら倒れている。
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恐竜の卵のような岩。今にも生まれそうだ。
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四季楽園の手前に「富士見荘」という山小屋があったが、こちらは廃業してしまっているようだ。
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最近までやっていたようにも見えるが、2001年版の登山地図を見ても表示がないので、営業をやめてから随分経つのかもしれない。

(つづく)
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