山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

今倉山・二十六夜山

まだ、山行報告の積み残しがたくさんあるが、それらは後回しにして、最近のものを忘れないうちに書いておきます。
まずは、8月31日(土)編。

もともとこの週末の天気は雨っぽい予報だったので、泊まりがけの予定は立てず、様子を見つつ日帰りで行けるところを探しておいた。
4~5時間ほどで歩ける山梨の道坂隧道~今倉山~二十六夜山周回である。

時間にゆとりがあるので、あまり早起きはせず、8時前に家を出たのだが、高速に乗る直前の信号待ちで、隣に停まっていた軽トラのおじさんから声をかけられた。
「おたくパンクしてるよ。それじゃ高速には乗れないよ」

じぇじぇ!マジかよ。
あわてて下りて確認してみると、確かに左後輪が大きく凹んでいる。
とりあえず、Uターンしてスタンドを探す。
しかし、パンクしていることが分かってからも、実は運転していて違和感を覚えない。
これはパジェロミニが偉大なのか、私が鈍感すぎるのか。

スタンドはなかなか見つからず、10分以上走ったかもしれない。
場所だけ借りて、とにかく自力でスペアタイヤと交換する。
猛暑だけに、もうそれだけで汗だくである。
本来なら、ガソリンを給油することでお礼をしたかったのだが、さっき満タンにしたばかりで、それもできない。

スタンドのおじさんは明らかに不機嫌で、気圧計を借りる時も憮然とした表情。
失礼を承知でお礼に1000円出したが、受け取ってくれなかった。
なので、このうえ、真っ黒になった手を洗わせてくれとも言えず、汚い手のまま、そこを後にした。
これで都合40分ほどのロス。

中央道も若干の渋滞で、登山口の道坂隧道に着いた時には11時になっていた。
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ううう、暑い。

実は、この峠、31年前の真冬に自転車で来たことがある。
中央線の藤野駅から雛鶴峠を経て都留に至り、そこからここを越えて道志に下り、山伏峠のトンネルを抜けて山中湖に出た。
山中湖畔の宿は予約していなかったので、あちこち民宿を訪ね歩いては断られ、やっと泊めてくれたところは夕食の準備がないからと、規定料金でインスタントラーメンしか出なかった。そんな思い出がある。

それはともかく当時の道坂隧道はすでに廃道となり、写真に写っているのは1990年に開通した新しいトンネルだ。当然見覚えはない。

というわけで準備をして、11:15に出発。
隧道の脇から、ぐいぐい登っていく。
コースタイムは今倉山(1470m)まで1時間20分。
ここはちょうど1000mなので、標高差は500m弱だ。

すぐに樹林の中に入り、日を遮ってくれるので、「涼し~」と思ったが、それは一瞬だけ。
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やはり湿度が高いのか、汗がひっきりなしに落ちてくる。

御正体山への道との分岐に当たる稜線に出たのは11:35。
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20分ほどで登ってきた。

ここからは直登が続く。
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木々の切れ間から、南東方向が見えたが、富士山の機嫌が悪い。
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高速からはきれいに見えたのに。

途中、アザミやトリカブトなど紫の花が咲いていた。
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トリカブトの青さは、こんな日は少々暑苦しい。

これはなんて蝶だっけ。そうだ、アサギマダラだった。
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ポツンと咲いていたのが、フシグロセンノウ。
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こいつはいつも群れることがない。

花々で気を紛らしながら、ひたすら標高をかせぎ、12:30今倉山山頂に到着。
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ここは展望もベンチもないが、山梨百名山である。
山頂が分岐になっており、右に進めば、菜畑山に至る。

とにかく、もうお昼も過ぎた。
地べたに座り込んで、コンビニおにぎりをほおばる。
テルモスのアクエリアスが冷たくて、めちゃうまい。

三等三角点がちょっと芸術的。
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40分ほど休んで出発。暑いから、休憩は十分にとる。

50mほど下って、60mほど登り返すと、今倉山の西峰にあたる御座入山(約1480m)。
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登山地図にも地形図にも、そのような名称は記載されておらず、ここに来て初めて知った。
ただの西峰なら、さっきの東峰(今倉山)とセットで1つとしか数えられないかなあと思っていたが、これで堂々と「登った山」の一つに加えることができる。

西峰から下り切った鞍部が道坂隧道への分岐(1383m)。
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ここからまた、70mほど登り返すと通称赤岩とも呼ばれる松山。
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13:55に到着。ここはすこぶる展望がよい。

富士山は頂上だけ、まだガスの中だが
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その右手前に、鹿留山と杓子山。

左に御正体山。
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こちらも残念ながら、山頂付近がガス。

これは御正体山から東への稜線。
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目を右(南西)に転じると、三ツ峠山。
DSC_0910.jpg

九鬼山はこちら。
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360度の展望が得られるのは、本日のコースではここくらいなので、じっくり眺望を堪能した。
というわけで、10分ほどで出発。

ここからはいくつか小さなこぶはあるが下り基調。
こんなローブ場もある。
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なだらかな道も。
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途中で見つけたカモメの木。
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お腹が似てませんか?
くちばし部分がよく写ってないのが苦しいけど。

なおも下る。
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階段が出てくると、間もなく林道に出る。
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正面が二十六夜山だ。

林道は舗装されており、この峠からの眺望も悪くない。
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依然、富士山頂は顔を出さない。

道路の法面には、大きなスズメバチの巣があった。
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林道を渡って、二十六夜山(1297m)の登りに取りかかる。
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御正体山のガスはきれいに切れた。
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そして再び樹林の中。
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一部急なところもあったが、緩やかに登り、20分ほどで登頂。
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山頂には、山の名称の由来となった「廿六夜」の石碑があった。
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二十六夜とは、江戸時代に盛んになった風習で、旧暦正月と7月の二十六日に、人々が寄り合って飲食などをしながら月の出を待つ行事のこと。
わざわざ、ここまで登ってきて、宴会をしたのだろうか。
さぞかし月がきれいだったろうとは思うが、正月はかなり寒かったに違いない。

ここも眺望はまずます。
眼下には、先日試乗会が行われたリニアモーターカーの実験線。
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その右手に九鬼山。
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南面には鹿留山。
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そして御正体山。
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どこから見てものっぺりした形にしか見えなかったが、ここからのお姿は精悍だ。

山頂に丸太があったので、座ってしばし休憩。
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たいした歩いていないが、やはり暑さが堪える。
しかも、スズメバチではないと思うが、大きめの蜂がブンブン回りを飛び回る。
手で払ったりすると、敵意ありと見なされて、攻撃される恐れがあるので、しばらく放っておいたが、あまりにうるさいので思わずタオルを振り回して追い払ったら、逃げていった。セオリーと異なる動きをする蜂だ。

30分近く休んで、ようやく出発。
林道まで戻ったら、あとはずっと林道歩き。
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日差しを隠すものがなく暑い。

今倉山あたりでは曇っていたが、今はこんな青空。
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これは富士山にかかる雲。
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ちょうど富士山の形になっている。

こんなに暑くても、山は秋の気配。
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オオイタドリも繁茂している。
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見上げると、本日歩いてきた稜線が波打っている。
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御正体山への稜線も木々で青々としている。
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ここはいずれ歩くことになるのだろう。

ゲートを抜けると県道に出る。
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で、5分ほど歩くと、道坂隧道手前の駐車場に到着。
16:40。なんと5時間半近くかかってしまった。
やはり、この暑さの中、低山は厳しかった。

同じ道を通るのはいやなので、帰りは道坂隧道を抜けて、道志に下り、道志の湯で汗を流して帰宅した。

翌日も晴の予報で、大弛峠から金峰山のピストンを検討したが、朝起きることができず山行は断念。調整日とした。
でも9週連続山行は続いている。
今年の最高は1~3月にかけて打ち立てた12週連続。
どこまで迫れるか。

【行程】2013年8月31日(土)
道坂隧道(11:15)~御正体山分岐(11:35)~今倉山(12:30昼食13:10)~御座入山(13:20)~松山(13:55撮影14:05)~林道(14:50)~二十六夜山(15:10休憩15:35)~林道(15:50)~道坂隧道(16:40)
※所要時間:5時間25分(歩行4時間10分)
※登った山:4座(今倉山、御座入山、松山、二十六夜山) 通算733座
※歩いた距離:8.1km
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