山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

官ノ倉山・金勝山

昨日のリハビリ山行で早くも左脚を傷めてしまった。
一晩明けても、まだ痛みが残っていたので、本日(5月6日)の山行は中止し、録画してあった「北の国から 83年夏」を朝から見ていた。
見終わって、トイレに下りると、あれあれ、痛みがほとんど消えている。
これは行ける!という気持ちと、いやどうせまた歩くと痛みがぶり返すから今日は止めておいた方がいい、という気持ちが一瞬ぶつかったが、行きたい気持ちが圧倒的にまさった。

時間はすでに10時前。あわてて着替えて、昨日からゴアとタオルを入れっぱなしのザックをかついで、車に乗り込む。
実は、退院後初めての運転だ。追突されると怖いので、装具は着けて行く。
10時出発。目的地は小川町の官ノ倉山(345m)。八高線竹沢駅か東武竹沢駅からほぼ2時間程度で周回できるハイキングコースだ。
初日は200m級の山だったので、2回目は300m級の山ということで、あらかじめ考えておいた。
電車の便もいいが、この日は出発が遅れたので車にする。

時間を節約するため、遠回りだが、高速を使う。
車を駐める場所として想定しておいた諏訪神社には、11:20に到着。
DSC_9482.jpg
軽く準備体操をして、5分後に出発する。

正面には、官ノ倉山の東隣にあるほぼ同じ高さの石尊山(344m)が見える。
DSC_9484.jpg

のどかな田舎道をしばらく歩く。
DSC_9490_20130514102814.jpg
今日も天気はすこぶるいい。ただし、春霞で遠望は期待できなそうだ。

この道は外秩父七峰縦走コースになっている。
DSC_9494.jpg

確か小川町駅がスタートだから、官ノ倉山が最初の1峰ということになる。
大会の日は大勢の人が渋滞のようになって、この道を歩くわけだ。
DSC_9499.jpg
そういうイベントが楽しいという人もいるのだろうけど、私は好まない。
人はなるべくいない方がいい。

北向不動の手前に登山届のポストがあった。
DSC_9502.jpg
じぇじぇ、こんな低山にもあるのか。

数分で北向不動。左手の崖に○○童子と書かれた石碑が林立しており、その上に小さなお堂がある。
ここ笠原の里は、地味に乏しく、水利も悪い土地で、庄屋さんは村人から年貢をとらず、自分の山の産物で立て替えていた。
しかし、ある年とうとう年貢が支払えなくなり、全村で離村する際、戸数にちなみ36の童子を残すことにしたのだという。
DSC_9509.jpg

この先で、いよいよ登山道となり、傾斜も増していく。
DSC_9523.jpg
尾根にたどりついたところで先行していた家族連れを抜かす。
登山口のトイレで挨拶した方々だが、北向不動を参拝している間に抜かれてしまったのだ。

この先は木の根が入り組んだ急坂。
DSC_9525.jpg
えっちらおっちら、ゆっくり登る。
さっきの子供たちの元気な声がすぐ後ろから聞こえる。

最後の鎖場を登り切ると、石尊山の山頂だ。12:10。
DSC_9529_20130514102758.jpg

ここにはその名の通り、石の祠がいくつかある。
DSC_9531.jpg

休んでいた方に、早速、写真を撮ってもらう。
DSC_9532.jpg
大した疲れもなく順調だ。

ここからは周辺の低山が見えるのだが、特徴がなさすぎて、うまく同定できない。
まあ、これが次に登る官ノ倉山であることは分かる。
DSC_9535.jpg
さっきの家族連れも間もなく到着したので、進んで写真を撮ってあげた。

ここにはベンチが一つしかなく、先客がいたので、お昼は官ノ倉山で食べることにして出発。
細い尾根道をいったん下り、同じだけ登り返す。
DSC_9545.jpg
10分で官ノ倉山に到着。
ここにはいくつかベンチがあり、空いている場所に座らせてもらった。
やっと、昼食にありつける。と言っても、またコンビニおにぎりである。

座っていると正面に石尊山が見える。
DSC_9550.jpg
すでに緑がとても濃い。ここまで脚の痛みもぶり返すことなく順調だ。
本来なら、ここから筑波山や日光連山が見えるらしいが、本日はやはり望むべくもない。
この季節はなかなかむずかしい。

まもなくさっきの家族連れが到着。お母さんと子供2人が、同じベンチに座る。
子供たちはGWの宿題なのか、景色の絵を描き始める。
お姉ちゃんは真面目だが、弟の方がだだをこねている。
お母さんは「今描かないと忘れちゃうでしょ」と叱っていたが、お父さんは「いいんだよ。自分の責任でやらせれば」と突き放す。
ほほ笑ましい家族の図だ。

なんだか、ほっこりしていたら、ボクがあめ玉を2個くれた。
「あら、ありがとう。こちらからあげるものが何もなくて、ごめんね」
「いいえ、さっきは写真を撮ってくれてありがとうございました」とお母さん。
なんかうち解けた気分になったので、調子に乗って、お父さんに写真を撮ってくれとお願いする。
DSC_9564.jpg
お腹もふくらんだので出発(12:45)。

下りはかなりの急坂だ。
痛みが出ないよう慎重に下っていたが、浮石で5cmくらいスリップした瞬間、グキっ。
また激痛が走った。
やはり変な負荷がかかると発症するらしい。それでも昨日よりは軽く、そのままわりと楽に下り続けることができた。

間もなく十字路に出る。官ノ倉峠だ。
ここを直進すると烏森山、細窪山へと縦走できるが、まだリハビリは始まったばかり。無理はしない。車からも遠ざかる。

うっそうとした森の中を下っていくと天王池に出る。
DSC_9575.jpg
灌漑のために作った人工池だが、対岸の緑を映して実に美しい。

山には萩の花が咲き誇っていた。
DSC_9580.jpg

ふもとの宮ノ入の集落では、まさにこれから田植えという季節。
DSC_9589.jpg
のどかな光景だ。

大きなスギのある三光神社を過ぎて
DSC_9604.jpg

舗装道路を黙々と歩く。振り返ると、右奥に石尊山と官ノ倉山が見えた。
DSC_9611.jpg

国道254号線に出ると、ここら辺は東武線と並行しているあたり。
ちょうど電車が走ってきた。
DSC_9627.jpg

13:50に車を置いたおいた諏訪神社に到着。
それなりに疲れてはいたが、もうひと山登ることにする。
竹沢駅の北に横たわる金勝山(264m)である。
この山は「新・分県登山ガイド 埼玉県」に、官ノ倉山とセットで掲載されていたので、知った山だ。昭文社の地図「奥武蔵・秩父」には、ギリギリ範囲外で載っていない。

車を竹沢駅の駐車場に移動して、駅北側の道路に出るため、駅構内を横断する。
DSC_9633.jpg
しかし、急がば回れとはよく言ったもの。
線路の砂利の上を歩きながら、石が動いて、また左脚に激痛。
線路を渡ったと思ったら、今度は道との間に用水路があり、これを飛び越さなくてはならない。
肩から下げていたカメラを首にかけ直そうとした際、肩ひもをめがねに引っかけてしまい、あやうくめがねをどぶに落とすところだった。

気を取り直して、金勝山に向かう。
このあたりも、雰囲気のいい農村だ。
DSC_9637.jpg

金勝山は、小川げんきプラザとして遊歩道などが整備されている。
DSC_9645.jpg

こんな、すてきな果樹園を経由して(まだ当然、実はなっていないが)
DSC_9648.jpg

登山口から20分ほどで、プラネタリウムのあるげんきプラザの本館に出る。
DSC_9657.jpg
車の中にペットボトルを忘れてきてしまったので、ここの自販機でリアルゴールドを買って飲み干す。ああ、生き返る。

ここから、若干展望が開けている。
これが、奥武蔵の堂平山(左)と笠山(右)。
DSC_9660.jpg

さっき登った石尊山(左)と官ノ倉山(右)。
DSC_9661.jpg

ここから少し下って登り返すと、裏金勝山。
DSC_9665.jpg

げんきプラザの案内板に、その名があるが、これを「登った山」に数えるには、ちょっと気が引ける。金勝山に近すぎるのだ。
でも、看板があったら、数えることにしようと思っていたら、なんとこんな巨大な看板が。
DSC_9666.jpg
これではさすがに無視するわけにはいかない。苦笑い。

またまた少し下って、ひと登りで金勝山(14:35)。
DSC_9670.jpg

ここからは小川の町並みが一望できる。
DSC_9672.jpg
結構、高いマンションが建っている。
しばし、ベンチに腰掛けて休憩。

あとは下るだけだが、またもや岩場の急坂。
DSC_9678_20130514102612.jpg
普段なら何てことないのだが、今は左脚に爆弾を抱えている。
ゆっくりゆっくり下る。

中腹まで下ってくると、なんと避難小屋がある。
DSC_9681.jpg
結構な広さだ。ここで泊まる人はおそらくいまい。
小学校の遠足などで雨が降った時など、一時的に避難する場所などとして使われているのだろう。
中には黒板があった。

あとは黙々と下り、15分ほどで下界に出た。
この山では結局、誰とも会わなかった。
東武竹沢駅前を通って
DSC_9697_20130514102550.jpg

昭和っぽい中華屋さんを過ぎ
DSC_9702.jpg
15:15、JR竹沢駅に到着。無事、リハビリ山行第2弾を終了した。
しかし、左脚がこのままでは、高い山に登るのはおぼつかない。
歩きながら直すしかないか・・・


【行程】
諏訪神社(11:25)~北向不動(11:45)~石尊山(12:10休憩12:15)~官ノ倉山(12:25昼食12:45)~天王池(13:10)~諏訪神社(13:50)=竹沢駅(14:00)~げんきプラザ本館(14:25)~金勝山(14:35)~竹沢駅(15:15)

※所要時間:3時間50分(歩行3時間15分)


スポンサーサイト
このページのトップへ

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://satsunan226.blog.fc2.com/tb.php/202-62702f73
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
このページのトップへ

FC2Ad

プロフィール

かたこりまさかり

Author:かたこりまさかり
FC2ブログへようこそ!

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (4)
北海道の山 (153)
東北の山 (62)
上信越の山 (139)
奥多摩の山 (55)
丹沢の山 (55)
奥秩父の山 (83)
栃木の山 (32)
房総・常陸の山 (9)
奥武蔵・秩父の山 (87)
中央線沿線の山 (96)
富士山周辺の山 (68)
八ヶ岳周辺の山 (54)
南アルプス (100)
史跡歩き (11)
中央アルプス (27)
北アルプス (45)
日本海の山 (8)
関西の山 (30)
四国九州の山 (61)
駅舎の旅 (26)
ドライブ (9)
廃線の旅 (12)
駅から散歩 (17)
乗り鉄 (38)
島の旅 (19)
山村の旅 (7)
超低山 (28)
東海の山 (2)
つぶやき (35)
旧道歩き (29)
伊豆の山 (39)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR