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山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

平山(1)

【2018年7月29日(日)】平山
台風12号の影響で南から湿った空気が入り込み、北海道南部は雲が広がりやすいということで、H君が夕張岳の代わりに選んでくれたのは北大雪のニセイカウシュッペ山(1883m)。
かなり遠いので、札幌を朝5時に発つことになった。
藤野に住むO君が私を迎えに来てくれて、H君の家へ。
そこでH君の車に乗り換え、1台ではるか北へ向かう。
4:45にO君が来てくれる予定だったが、その10分近く前に到着したので、ちょっとあわてた。
本日の参加者はこれに紅一点のYさんを含め4人。
久々の大雪なので心が躍る。天気も快晴だ。

しかし札幌ICから道央道に乗ると間もなく、ガスが出てきた。
このあたりは石狩川が供給する水蒸気の関係で霧の出やすいところではあるが、一同若干不安になる。
でも、滝川を過ぎたあたりから霧は晴れ、またまた雲ひとつない青空に。
しかも右手にくっきりと見えてきた大雪連峰に全く雲がかかっていない。
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ニセイカウシュッペ山らしき山もはっきりと見えた。一同テンションが上がる。
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比布から旭川紋別道に入り、上川層雲峡ICで国道に下りる。
そこにあった最終セブンイレブンでトイレタイム。
私は結局、大は出なかったが、トイレ使用料代わりに虫除けスプレーを買った。
しばらく国道273号を走り、ニセイカウシュッペ山への登山口に至る古川砂金越道の入口に差し掛かったところで仰天。
なんと「通行止」だ。
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「林道が決壊したため、関係者以外通行止め」とのこと。
「決壊」とは、堤防やダムが破損して水があふれ出すことを言うので、この場合は「崩落」が正しいが、そんなことはこの際どうでもよい。
とにかく行けるとこまで行って状況を確認してみようかと話していたら、ちょうど車が1台戻ってきた。
「通行止め。やっぱり行けません」
「え~~~」
「赤岳は混んでるだろうから、平山(1771m)にでも行こうかと思って」
と言い残して、子連れのおじさんは行ってしまった。

たぶん、石狩川水系の雨竜川やペーパン川を氾濫させた7月上旬の大雨のせいだろう。
そんな情報は聞いてないぞと、H君は悔しがっていた。
いずれにしろ、こちらも転戦を余儀なくされた。
確かにここから最も近いのは黒岳方面か平山だ。
早速、平山の登山口がどこにあるか調べてみた。
H君は一度、平山に登ったことがあるそうだが、山開きの際にチャーターバスで行ったので登山口への道はよく覚えていないとのことだ。
地図で確認すると、ここから北見峠を越えて、白滝から道道を支湧別の奥にぐいぐいと入っていくようだ。
「北海道登山口情報350」には、「白滝ICで下りて」とあるので一旦、上川層雲峡ICまで戻ることになった。
もうかなり白滝側に来ているので、このまま国道を行った方が早い気もしたが、セブンイレブンに寄る用事もできたので、それはそれでいい。
平山に登る際は、比麻良山と比麻奈山もセットで行けるが、この二つには山名板がないとのこと。
だったら、ちょうど調理台用の板を持ってきているので、それにマジックで山の名前を書いて、記念撮影をしようと思い付き、そのマジックをセブンイレブンで調達するわけだ。
マジックはこちらが売り場を探している間にH君がさっさと買ってくれた。

これで準備は整った。
改めて高速に乗って、登山口に向かう。
道は分かりやすかった。白滝から支湧別に行く道道を真っすぐ進み、ダートになってもそのまま真っすぐ行くと、どん詰まりが登山口だ。
しばらく、わりと締まったダートを走り続け、8時半に登山口に到着。
ここには簡易トイレが設置されていた。
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車もすでに5台ほど停まっていた。
さっき、ニセカウの入口で会った人の車は何だったか忘れてしまったが、きっとこの中にあるのだろう。

しかしすでにかなり暑い。
今日はかなりしんどい闘いになりそうだ。
ここの標高は約1030m。頂上までの標高差は740mほど。
数字だけを見るとそれほどでもないが、この案内看板によると、頂上までの所要時間は2時間半だ。
でも、各地点間の所要時間を足していくと3時間10分。どっちが正しいのか。
命のかかわる山の案内板がこれではまずいのではないか。
ちなみに距離の計算は合っていた。

出発前にH君に耳打ちされた。
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「今日は悪いけど、平山1本にしよう。ここに登るつもりがなかったから、全然勉強していないし、そういう時は無理しない方がいいから」
こちらは別に構わないので、「わかった」と答えたが、現実問題、この日は平山ピストンで精いっぱいだった。

トイレとストレッチを済ませ、登山届に記入。
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8:40頃、出発。
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昨日の空沼岳と違って、最初からしっかりした登山道だ。
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右側から小さな沢がいくつも流れており、ところどころでこうしたパイプで組んだ橋を渡る。
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北海道の山にしては、しかもそれほどメジャーでもない山にしては整備されている。
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天気は快晴。猛烈に暑い。
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下山後、ネットニュースを見たら、なんとこの地方はほぼ猛暑日になっていた。
暑いはずだ。

まだ、山に吸い殻入れが設置されていた頃の看板。
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一応、樹林帯の中だが、時折すき間があると直射日光が当たる。
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最初の小さな滝が現れた。
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その下流を橋で渡る。
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ここは、案内板に出ていた行雲の滝ではないだろう。でも記念撮影。
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もう真夏なのに、新緑を思わせる緑だ。
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これはトリカブトの花の色づく前なのかしら。
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それとも、もしかしてミドリバナトリカブトなのだろうか。
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岩にマツの若木がたくさん生えていた。
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左手前方に雪渓が見えた。少しだけ気分が涼しくなる。
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開けると何かが見えるが、その分暑い。痛しかゆしである。
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あの木の生えていたい部分は雪崩地帯なのだろう。
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小さなお花は本当に名前が分からない。
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植物図鑑を見ても、「これのことだ!」と識別できないのだ。

早くも咲いていたアキノキリンソウ。これは全然めずらしくない。
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ヤマハハコもどこにでもある。
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心もとない木橋で沢を渡渉。
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皆さん無事に通過。
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すると目の前に滝が現れた。行雲の滝である。
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みな気づかずに行ってしまったので、呼び戻して見てもらった。

足元にはナメ滝。
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とても冷たそうだ。

とくに休憩せずに出発。
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滝からひと登りすると、背後に展望が開けた。
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何山なのかは分からない。
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久々の平和通りを過ぎると
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大きな倒木をくぐる。
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この先は急登だ。
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エゾシモツケなど、左右の草がかなり繁茂している。
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左手すぐ下は渓流。
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ハクセンナズナ。初めて見たかも。
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雨が降ったら沢になってしまいそうなガレ場を登る。
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右手の上は落石を発生させそうな崖だ。
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左手に次の滝が現れた。
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冷涼の滝である。
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ここにもとくにベンチはないし、展望できるところはかなり狭いので写真だけ撮って通過。
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ここまでコースタイム(40分)通り来ているが、すでに汗だくだ。
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日射は道北でも容赦がない。
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日蔭でも熱がこもっている感じがした。
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(つづく)
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