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山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

室蘭本線(室蘭~竹浦)(上)

【2018年7月17日(火)】室蘭本線(室蘭・登別)
この日は室蘭方面に出張。
空き時間を利用して、室蘭本線の室蘭・登別あたりの駅舎を訪ねた。
中島公園に近いレンタカー屋を8:50に出発。
道央道を走って、10時過ぎに白老町の萩野PAでトイレ休憩。
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登別室蘭インターで国道36号に下りる。

天気はありがたいことに曇り。建物を写すときは影ができない曇りが好都合だ。
室蘭駅から順番に札幌方面に戻りながら撮影していきたいところだが、まずは昼食調達のため、母恋駅へ。
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そう、ここにはかの有名な「母恋めし」が売っているのだ。
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さっそく中に入り、売店の人に聞いてみると、もう売り切れたとのこと。
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すぐに無くなる日もあると聞いていたので若干は覚悟していたが、やはり電話して予約しておくべきだったか。
まあ、仕方ない。今日のお昼はコンビニ弁当にでもするか。
気を取り直して、駅舎撮影に取り掛かる。
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ここは地球岬最寄りの駅のようだ。3kmもあるけれど。
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構内に入ってみた。
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2面2線の相対式ホームである。
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「母恋」とは絶妙な当て字をしたものだ。
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地名の由来は、知里真志保の説によると、アイヌ語の「ポクセイ・オ・イ」(ホッキ貝・群生する・ところ)が略された「ポコイ」にちなむとのこと。
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このほか、「ポク・オ・イ」(陰になる所)に由来するという説もあるらしい。
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室蘭本線は「室蘭」の名を冠しているのに、肝心の東室蘭~室蘭区間は支線の扱いである。
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この区間を含め、室蘭本線218kmのうち177kmが複線となっている。
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駅舎は1935年(昭和10年)12月29日に開業した時以来の建物がそのまま使用されている。
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今年、開業83周年を迎えた。
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屋内の待合室は石油ストーブを囲んでベンチがある、北海道ならではのスタイル。
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時刻表を見ると、朝の通勤時間帯は1時間に3本、日中も1時間に1本は運行されている。
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売店には「地球岬ブルー飴」や「トッカリショ岩壁飴」など「母恋めし本舗」の商品が並んでいた。
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室蘭~宮古のフェリー航路が今年開業したのを記念した昆布塩飴「385(みやこ)」は新発売。
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母恋駅では記念入場券(硬券)が販売されている。
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でも窓口は留守中だった。ここは簡易委託駅のようだ。
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売店にいた男性は何かをしきりに削っていたが、ホッキ貝工芸に勤しんでいたのかしら。
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1日の利用客数は1992年度には526人だったということだが、今は300人台くらいの見当か。
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ポスターのアングルをちょっと真似してみた。
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というわけで母恋駅撮影を終了。
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地球岬ではなく室蘭駅に向かう。
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途中に立派なレンガの門があったので、車を停めた。
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日本製鋼所の施設のようだ。
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近代化のため衰退していた日本刀の製作技術の保存・向上のため1918年(大正7年)に開設された瑞泉鍛刀所であった。
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振り返ると母恋富士(113m)が見えた。
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巨大な船が陸に上がった?と思ったら、陸上競技場だった。
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室蘭のマンホール。
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競技場のゲート代わりのような感じで灯台が立つ。
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1927年(昭和2年)に設置された室蘭港北防波堤の灯台であった。
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港の航路拡幅のため1984年(昭和59年)に撤去され、ここに電話ボックスとして復元移設されたのだそうだ。

その裏には、大きなスクリュー。
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重さ25トンもある鋳鉄製のスクリューで大型貨物船に使用されていたものとのこと。
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函館どつく株式会社が提供したものだ。

ここからは中継塔が林立する測量山(199m)が望めた。
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あそこには高校時代に自転車で登ったことがある。
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室蘭駅に到着。
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駅前ロータリー園地で、偶然キツツキを発見した。
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人慣れしているのか近づいても全然逃げない。
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眉毛が白くてかわいいが、コゲラだろうか。
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「ようこそ むろらん」が地球儀なのは、やはり地球岬からの連想か。
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こちらは白鳥大橋。
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駅前に港の文学館があったが、今日は立ち寄る時間がない。
もしかしたら連休明けで休館かもしれないし、足を伸ばさなかった。
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室蘭駅舎に潜入。
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時間が合えば、東室蘭~室蘭間の乗り鉄もしたかったのだが、次の列車まで30分もあるので断念。
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ここの売店を覗くと、なんと、ここにも母恋めしが売っていた。
てっきり母恋駅でしか売ってないものだと思っていたが、聞くと東室蘭駅やフェリーターミナルでも売っているらしい。
「大好評ですもんね~」とつぶやいたら、おばちゃんが飴玉をサービスしてくれた。
それにしても母恋駅の兄ちゃん、「室蘭駅とかならまだあるかもしれませんよ~」とか言ってくれればいいのに。
商売っ気がないというか、もしかしたら工房の人だから、母恋めしは関係なかったのかもしれない。

室蘭の形はとても好きだ。今日は車だが、いずれ丁寧に歩いてみたい。
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室蘭駅の開業は1897年(明治30年)7月1日。
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この駅は移転や駅舎改築が繰り返され複雑な歴史をたどっているが、現在の駅舎は4代目で1997年10月1日に開業した。
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3代目の駅舎から1.1km東のほぼ初代駅舎のあった場所に移されているという。
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いずれにせよ、ここが終着駅。
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1面2線の島式ホームである。
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なんと東室蘭駅管理の業務委託駅であった。
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駅の横はスーパーやパチンコ店などの大駐車場になっていた。
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1日平均の乗客数は2015年度で578人とのことである。

次はさっき寄った母恋駅を飛ばして御崎駅へ向かう。
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駅前の景観。シャッターを下ろしている家屋はもともと商店だったりしたのだろうか。
調べてみると、簡易委託を受けていた商店だったらしい。
昨年4月1日の閉店をもって、簡易委託も廃止され、完全に無人化されたとのことだ。
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駅舎は比較的新しい。
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1989年に改築したもののようだ。
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開業は1905年(明治38年)6月21日。
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ちょうど室蘭行きの普通列車が入線してきた。
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車両の種類はよく分からない。
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定刻より5分ほど遅れていた。
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さようなら~
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ゆっくりと見送る。
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時間があったら乗りたかったな。
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列車を見送った後、改めて構内を探索。2面2線の相対式ホームである。
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かつては対向側のホームが島式で、3番線からは日通埠頭や日本製鋼所への専用線が分岐していたらしい。
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駅の裏には酸素のタンクがあった。
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駅名は現地の地名に基づいており、アイヌ語の「エサシ」(出崎)に由来するという説があるとのこと。
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駅舎のホーム側はひらがな表記。
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跨線橋から室蘭方面を望む。
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右の突起は母恋富士。
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背後は日本製鋼所室蘭製作所の工場群である。
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構内に「室蘭線発祥の地」碑が建立されているということを後で知ったが、訪ねた時点では知らなかったので、確認できなかった。もったいないことをした。
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跨線橋にはポスターも何も貼られていない。
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駅舎内はこんな雰囲気。
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かつて売店だったと思われる空間にはシャッターが下りていた。
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駅前の縁石脇に生えていたイワベンケイ。
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というわけで、次の輪西駅に向かう。
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(つづく)


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