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山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

オロフレ山(1)

【2018年7月16日(月)】オロフレ山
雨の予報だった15日(日)は夕方から、きれいに晴れてきて、翌日の好天を予想させた。
天気予報を見ると、やはり曇りなのだが、道南の方は晴れマークもついている。
道南方面で未踏の軽めの山がないか探してみたら、オロフレ山(1230m)があった。
この山は昨年の秋、O君やH君が登った山なので、そういう意味でも好都合だ。
ということもあり、登山口のオロフレ峠までの所要時間や、帰りに寄る日帰り温泉などの場所も決めて就寝した。

当日朝、目が覚めると、どんより曇っている。
夕べはあんなに晴れていたのに。
しかも道内ほぼ全域に濃霧注意報が出ている。
ちょっと不安を感じつつ、7時半に自宅を車で出発した。
道央道を使えば、2時間かからずに着くのだが、天候の完全な回復は昼くらいかららしいので急ぐ必要はない。
中山峠経由で国道をちんたら行った。

定山渓あたりから晴れてきて、ひと安心。
中山峠から尻別岳は見えなかったが、喜茂別に下りてくると羊蹄山が頭だけ見えた。
喜茂別から国道276号に入ると、また空が暗くなってしまい、がっかり。
でも今日はこういう1日なのだろう。
ホロホロ山、徳舜瞥岳はきれいに見えたが、その先、オロフレ山方面が雲に覆われていた。

オロフレ峠への道道を登り、峠近くになるとなんと霧が出てきた。
ああ、今日は真っ白か。
峠には9:45に到着。広大な駐車場があった。
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しかし、ものすごい勢いでガスが流れている。
風が強いが寒くはない。なんとなく生あたたかい。

この峠には高校2年の時(1979年)に自転車で来たことがある。
当時は新道トンネルなどできておらず、ここまで登るのが相当きつかった記憶がある。
登別側はまだダートで、猛烈に急な下りだった。
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その道はすでに廃道となっているが、その強烈な感じを今も確認することができる。
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廃道部分は芝生状に見えるところもあるが、樹木もかなり育っていた。
廃道歩きをするなら春先だろう。
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峠の下にオロフレトンネル(延長935m)が開通したのは9年後の1988年だそうだ。
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2000年に出張のおり、ここを再訪しているが、その時も同じ景色を眺めた気がする。
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トンネル開通前はレストハウスや売店があったはずだが、跡形もない。
2000年当時はあった気もするが、確たる記憶はない。
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今はトイレと看板だけになり、すっかり寂れている。
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ただ、ヨツバシオガマの群落が見事だった。
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この巨大な「大観峰」の石碑はたぶん1979年当時もあったのだろうが覚えていない。
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かわいい方向指示盤があったが、まわりはガスでほとんど見えない。
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登別方面は白い火山灰が露出している。
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ここは斜面崩壊が起こる軟弱な地盤で「北海道地質百選」に選定されているそうだ。
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擁壁も崩落しつつある。
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眼下に見えるのは現役の道路。
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ここは標高930mもある。中山峠より100m近く高い。
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ガスは晴れたり曇ったり。
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登別方面は比較的晴れているので俱多楽湖が見えた。
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その右に見えるアンテナがあるのは四方嶺(549m)だろうか。
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トイレとストレッチを済ませて
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10時ちょうどに出発した。
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ところが、入山届を書いているうちに
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雨がポツポツと落ちてきた。
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なんだよ、晴れるどころか雨かよ、と思いつつ、一瞬のことだろうと高をくくって歩き出したが、どんどん雨脚が強くなってくる。
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こりゃやばい。
まだ100mしか歩いていないので、これは一旦退却した方がいいと判断。
車まで戻って、中で雨が止むのを待った。
電波の状態が必ずしもよくなかったが、なんとかスマホで雨雲レーダーを確認。
なんと、北海道ではこの地域にだけ雨雲がかかっている。
よりによって、どうしてこんな山を選んでしまったのか。
雨雲は2時間後には抜ける予報になっているが、そんなに待てないよなあと思いつつ、とりあえず10時半までは待つことにした。

シートを倒して横になっていると、時々、屋根を打つ強い雨音が聞こえる。
そのうちにうとうとしてしまい、気づいたら10:40。
一応、雨は上がっているが、ガスは相変わらず流れている。
それでも少しはマシな感じだ。
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とにかく雨具の下だけ履いて出発することにした。
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寝ている間にも、車が何台か到着して、みな雨の中、果敢に突撃していったようだ。
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自転車の人もいる。尊敬。
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10:50、予定より1時間近く遅れたが、私も出発。
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最初はダケカンバのトンネルの中を抜けていく。
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自然保護のためのロープがずっと張ってあった。
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まずはオトギリソウのお出迎え。
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1003mピークまでの間は比較的、傾斜がきつい。
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ガスの晴れ間に駐車場。
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頂上に着く頃には晴れているといいのだが。
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野イチゴ発見。細長いのは初めて見た。
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ところどころに木の階段がある。
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雨具を履いているせいか、疲れのせいか、あまり足が上がらない。
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蒸し暑くて、汗がだらだらと出た。

1003mピークに達すると、右手に再び駐車場が見えた。
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この後は束の間の平和通り。
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道は若干下り気味に。
間もなく、4人の高齢女性に追いついて、後ろの2人はすぐによけてくれたのだが、前の2人は私がぴったり後ろについて歩いているのに、気にする気配すらない。
しかも、かなりゆっくりだ。
まあ急ぐ旅でもないので、しばらく後ろを歩いていたら、やっと「先に行きませんか?」と声をかけてきた。
それも、「なぜ先に行かないの?」と不思議に思っているような言い方であった。
こんな細い道で歩きながら抜けるわけないでしょう、と心の中で悪態をつきつつ、「ありがとうございます」と先に行かせてもらった。
この山はピストンなのに、このお二人とはその後会うことがなかった。
ガスで山頂が見えないので、途中で引き返したのだろうか。

間もなくガスの中から荒々しい岩壁が姿を現した。
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羅漢岩ゾーンに入ってきたようだ。
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粘土質変質岩が露出した路面を下る。
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ガスでよく分からないが、かなりの大岩壁である。
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右手にはエゾカンゾウ。
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先行者が谷底を覗きこんでいる。
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あたりはガスのおかげで幻想的だ。
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あの植物の根が岩を割って、崩落を起こす原因の一つになるのだろう。
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ここで、さっき見えた中年夫婦に追いついた。
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足元に野イチゴがたくさんあったので教えてあげたら、「え、気づかなかった」と驚いていた。
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(ここには写っていません)

岩は好きなので必要以上に写真を撮ってしまう。
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ここでクライミングをする人はいるのだろうか。割れやすそうなので無理なのかな。
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牙が一本。
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では出発。
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少し歩くとすぐにまた展望スポットが。
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今度は斜面にエゾカンゾウがたくさん咲いている。
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望遠でも、このくらいしか拡大できなかった。
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これが羅漢岩の核心部なのだろうか。
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(つづく)
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