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山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

中山峠旧道(上)

【2018年7月14日(土)】中山峠旧道
この3連休は道東に出かけ、車中泊をしながら、東ヌプカウシヌプリ、雄阿寒岳、藻琴山に登る予定だったのだが、メインの中日が雨の予報になったので、遠征自体を中止にした。
そのせいでこの日はすっかり寝坊してしまい、起きたら7:40だった。
8時間以上寝たのなんて、何か月ぶりだろう。
ここのところ忙しかったし、ちょっと疲れていたのかもしれない。

が、3連休のうち、唯一晴れの日を無為に過ごすのももったいないので、日帰りで出かけることにした。
新調してから一回しか乗っていなかった自転車で、中山峠の旧道を走る。
ここを確認するのが、自転車を買った目的の一つでもあったわけだし。
というわけで、結局出発は10:50になってしまったが、自転車を車の中に積み込んで出発。
国道230号の川沿付近で渋滞にはまってしまった。3連休の初日だからか。
みんなもっと早く出かければいいのに。
すっかり時間を食った上に、定山渓の手前でも滞ったので、中山峠に着いた時はもう正午を回っていた。
途中、無意根山登山口の先、左手に、旧道の入口があるはずなので、注意深く見なから走ったが、ずっとイタドリのヤブでそれらしきものは車の中からは確認できなかった。
やはり橋が落ちていることで、すっかり廃道化が進んでしまったのだろう。
当初、川の部分は渡渉することも考えていたのだが、雨続きで水量も多いだろうし、ヤブや川の中を自転車で進むのもかなり危険なので、全線踏破は諦めた。
旧道の途中に、定山渓トンネルの出口に合流する林道があるので、そこから離脱することにした。

道の駅に車を置くと、自転車を出す作業とか目立ってしまうので、反対側のトイレの駐車場に停めた。
まずは、中山峠の標識にご挨拶。
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羊蹄山(1898m)は見えなかったが、今日はここからスタートである。
CIMG9744_201807160511483ae.jpg

12:15、まずは国道230号を喜茂別に向けて下る。
交通量も多いし、下りでかなりスピードが出るので怖い。
学生のころ、喜々としてこういう下りを楽しんでいたなんて我ながら信じられない。
CIMG9747_20180716051153178.jpg

下り始めてすぐ、中山大橋の手前の空き地に入り、中山峠スキー場を撮影。
CIMG9746_20180716051151a55.jpg
6月23日にはまだ残っていた、ジャンプ台の雪はさすがにもう消えていた。

では国道に復帰。ブレーキをかけながら、あまりスピードが出ないようにして下る。
CIMG9748_2018071605115401d.jpg

スノーシェッドの外側に側道があるので入ってみた。
CIMG9749_201807160511260d7.jpg

これは、たぶん新しい旧道なのだろう。
CIMG9750_20180716051127c39.jpg

スノーシェッド自体、いつ設置されたものか分からないが、かなり傷みが激しかった。
CIMG9751_20180716051129edf.jpg

でも、この道を発見して、ちょっと得した気分。
CIMG9752_20180716051131e55.jpg

GWに小喜茂別岳(970m)に登った時の登り口などを確認しながら降下。
20分ほどで、旧道への分岐に到着した。
CIMG9753_201807160511320be.jpg
ここまで10km弱の距離であった。

旧道にはゲートも何もない。
CIMG9754_20180716051103f3f.jpg

ただ、通行止めの標識だけは立っていた。
CIMG9755_20180716051105796.jpg
途中にある黒橋2号橋が崩落の恐れがあるので通り抜けできない。
と同時に、全区間道路が老朽化のため通行止めとのこと。
この文章はあいまいだ。
全線通行止めなら、後者だけでいい。
前者は2号橋までは行けますとも解釈できる。
しかも、柵が開いている。
この看板がいつ設置されたのか分からないが、わりと最近だろう。
それまでは一般車両の通行も可能だったと思われる。
それはともかく、この旧道が町道黒橋峠線という名称になっていることを初めて知った。

私は自転車なので(というのも変だが)、このまま進む。
ここで標高約460mなので、中山峠までは370mほど登ることになる。
CIMG9756_20180716051106976.jpg

いきなり冠水箇所に遭遇したが、自転車なので、足をつかなくても大丈夫。
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分岐から200mで橋を渡る。
CIMG9758_20180716051109f2b.jpg

これが黒橋(1号橋)だ。
CIMG9759_20180716051040b8e.jpg

下を流れるのは喜茂別川。
CIMG9760_201807160510426ce.jpg

岩盤を削って、法面になっているところがあった。
CIMG9761_20180716051043d6a.jpg

この先で、熊の糞を発見。
CIMG9762_201807160510450fa.jpg
しかもかなり新しい。
今日はひとりだし、熊鈴も忘れてしまった。
やむを得ず、大声を出しながら走らざるをえなくなった。
なかなか高い声が出ず、「へいへい」とは「ワンワン」とかずっと言い続けた。
誰もいないので恥ずかしがる必要はないのだが、最初はなかなか声が出なかった。

初めての遺構、カーブミラー。でも、これはおそらく現役時代のものではないだろう。
CIMG9763.jpg

この真ん前にも熊の糞。いやんなっちゃう。
CIMG9764_20180716051017903.jpg

楽しい旧道サイクリングのはずが、熊の恐怖との闘いの時間になってしまった。
CIMG9765_201807160510188d0.jpg

ただ、勾配がかなりゆるいので、余裕をもってこげるのはありがたい。
CIMG9767_2018071605102188d.jpg

一瞬、左手に国道が見えた。
CIMG9766_201807160510212ab.jpg

熊さん出てきませんよう。
CIMG9768_20180716051023ffc.jpg

ダートだが路面状態は極めていいので、走りやすい。
CIMG9769_20180716050954c17.jpg

左手に小喜茂別岳が見えてきた。
CIMG9770_201807160509556eb.jpg

そして正面には蓬莱山(980m)と中山峠スキー場。
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しかし、あそこまでがかなり遠い。
分岐から40分ほど走ってきたが、まだ5kmしか進んでいない。
CIMG9772_201807160509587eb.jpg
地図ロイドで現在地を確認すると、まだまだ延々と道は続いていた。
停まって、地図を見ている間にも、声は出し続けている。
だいぶ高い声も出るようになってきた。

送電線の下を通過。
CIMG9773_201807160510009b0.jpg

この町道は送電線の維持管理にも活用されているものと思われる。
CIMG9774_20180716050929255.jpg
あとはオフロードのライダーが多いのだろう。

13:20、青い川林道という観光地のような名称の林道との分岐に到着。
CIMG9775_20180716050930e0d.jpg

ここにはゲートがあったが、開けっ放しだった。
CIMG9776_2018071605093205d.jpg

この先で新たな通行止めの看板が出ていた。
CIMG9778_20180716050933c08.jpg

ここも路肩が少し崩れており、崩落の恐れもあるが、いわゆる橋ではないので、2号橋はもっと先にあるのだろう。
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当方は自転車なので重量的な危険はないと判断。突破する。
CIMG9781_20180716050902bbc.jpg

道の脇に側溝のように水が流れているところがしばらく続いた。
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きれいな白樺の林だが、相変わらず熊が怖い。
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動くものが見えたかと思ったら、キタキツネ。全速力で逃げていった。
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驚いたのはこっちだい。

今度は、エゾシカの親子。
CIMG9786_20180716050908d8c.jpg

安全な距離を保って、こっちをうかがっている。
CIMG9787_201807160508368a2.jpg

ニホンシカは一目散に逃げるが、エゾシカはカモシカに似て、ちゃんとこっちを見る。
面白いものだ。
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こちらが動き出すとシカは山の中に逃げていった。

路面に穴があいているところを通過。
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下を沢が流れている。
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通過して間もなく、またロープが張ってあったので、今のところが第2橋だったのだろう。
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しばらく行くと、右手に古い石組の砂防ダムが現れた。
CIMG9792_20180716050811fcb.jpg

拡大してみよう。これはさすがに旧道当時からのものだろう。
CIMG9793_201807160508137b3.jpg

随分、道がよくなった。スキー場が近いようだ。
CIMG9794_20180716050814654.jpg

おお、正面にスキー場の施設が。
CIMG9797_20180716050743d57.jpg

あたりにはルピナスが咲いていた。
CIMG9795_20180716050815017.jpg

国道の向こうに小喜茂別岳(左手前)と喜茂別岳(右奥、1177m)も望むことができた。
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ここは日本で最も遅くまで営業しているスキー場だ。
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今年は5月20日まで営業していたそうだ。
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5月20日と言えば、私は盤の沢山(939m)に登っていたっけ。
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実はここは中山峠高原ホテルであったのだが、2009年頃から休業しているそうだ。
CIMG9799_20180716050746496.jpg
シーズン中も営業しているのは1階の売店部分だけで、2~3階は立入禁止なのだとか。

取りあえず自転車で来た証拠を1枚。
CIMG9802.jpg

ちょうど、ここから国道230号の中山大橋が見えた。
CIMG9803_20180716050726eeb.jpg

(つづく)
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