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山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

日高本線

【2018年6月10日(日)】日高本線
アポイ岳(811m)から下山して、日高本線の駅舎を回ることにした。
日高本線の駅舎は2009年夏に大方撮影済みなのだが、撮りこぼしが3か所あった。
今回はそれをつぶして、全線制覇を目指す。
その3つとは、西様似駅、日高東別駅、大狩部駅なのだが、終着駅ということで様似駅も、もう一度確認することにした。
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様似駅前通り。かなり短い。
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廃業してしまったと思われる食堂の「藤乃家」。
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こちらはおそらく現役の駅前民宿。
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日高本線は現在、鵡川~様似間が不通となっており、代行バスが運行されているので、待合所としてはこちらの方が利用されているのだろう。
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駅舎は半分が観光案内所になっている。
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アポイ岳のビジターセンターにもあった顔ハメ。もうハメ済みなので、ここではスルー。
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不通にはなっているが、待合室には入れた。
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待合室を通り抜けて、ホームに出てみた。
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不通は2015年1月8日の高波被害によるものなので、ここにはもう3年半近く列車は来ていない。
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そうなると、こんな名所案内もむなしい。
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様似駅は1937年(昭和12年)8月10日に国鉄の駅として開業した。
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当初は、さらに延長して、広尾で国鉄広尾線と接続する計画だった。
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現在はJR北海道の「単独では維持が難しい路線」ということになっており、線路も寸断されているので近い将来廃止となるのは間違いない。
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駅舎の横には、アポイ岳のカンラン岩と思われる岩が庭石のように展示されていた。
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バス停を振り向くと、アポイ岳に登ってきたと思われる登山者がひとり。
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バスの旅も悪くないが、やはり鉄道がいい。
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日高本線の鵡川駅以南は、さよなら列車を走らすこともできずに廃止になると思うと、何ともやりきれない。
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この後、エンルム岬などに寄り道して(「様似海岸」の回参照)、西様似駅へ。
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ここは私の好きな貨車転用駅舎だった。
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虹、雲、ロケットと前向きな絵柄だが、それが逆に哀愁を誘う。

西様似駅は様似駅と同様、1937年8月10日の開業。
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ヨ3500形車掌車を改造している。もとは木造駅舎があったらしい。
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代行バスはこの駅の前までは来ず、最寄りの国道バス停に停まるとのこと。
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周辺には子供もほとんどいないだろうから、遊び場にすらならないのかも。
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ホーム側は海とカモメと風船。夢にあふれている。
様似中学校美術部の生徒が2003年にペイントしたのだそうだ。
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駅前は材木置き場になっていた。
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3年半も列車が来ないと、レールは完全に赤さびている。
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JR北海道はそもそも経営が苦しいので、こんな駅のメンテナンスは何もしていないだろう。
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親子岩まで1km。かなり近い。
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1992年の1日平均乗降客数は30人もいたが、不通前の4年間は1人以下にまで落ち込んでいた。
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1931年から45年まで、浦河町上杵臼地区から当駅付近まで、森林鉄道の三井軌道が運行されていたそうだ。
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列車が来ないことは明らかなので、下に下りてみた。
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駅舎の絵を描いた中学生はもう30歳になっている。地元に残っているのは何人いるのだろう。
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なんだか日高本線の生前葬に立ち会っている気分になってきた。
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鵡川駅以南のどこかの駅に車両はあるはずなので、走れる区間だけでも最後に走らせてあげたい。
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戻ってみると、かつての駅舎の基礎が残っているのに気付いた。
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駅前通りには、それなりに民家が並んでいた。
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日高東別駅の手前にみついし温泉があったので、ここで入浴を済ませてしまう。
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施設の名前はなぜか「蔵三」。マスコットキャラクターは象の「蔵王様(くらおうさま)」だ。
ますます謎である。
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当然ハメます。
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中はかなり混んでいて、浴室での撮影は不可能だった。
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ここは道南バスが立ち寄るようだ。
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小腹が空いたので何か食べようかな。
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道の駅の端っこに、つぶ串焼の店があったので、覗いてみた。
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う~ん、いい匂いだ。
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誘惑に負けて買ってしまった。食べながら、日高東別駅に向かう。
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だいぶ日が傾いてきた頃、日高東別駅に到着。
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もはや廃線の雰囲気だ。
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切符の受け箱が木の柵にくくり付けてあった。
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駅舎というより待合室である。
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レールの脇には野花が咲いていた。
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周辺は牧草地である。
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開業は1958年(昭和33年)7月15日。
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ホーム上にトイレはあった。
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駅名の東別は、アイヌ語の「トイ・ペッ」(土・川)に由来するとされる。
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不通前の1日平均乗客数は10人以下にまで減っていた。
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待合室の背中に駅名板が欲しいところだ。
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中はわりときれいだった。近くの住民が時々清掃するのだろうか。
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線路脇にはイタドリが激しく繁茂している。
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駅前商店は健在だった。
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近所の住宅。
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日高本線には30年以上前に一度乗ったことがあるが、もう一度乗りたかった。
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それでは大狩部駅に移動。
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このあたりは線路が海岸べりにあり、レールが激しくゆがんでいる。
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こうした箇所があちこちにあり、復旧するには何十億という費用がかかるのだろう。
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大狩部駅の駅舎というか待合室というか。
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この建物にも駅名板がない。
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コンクリートブロックで築かれている。
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1面1線の単式ホームである。
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駅名標がやけに新しい。不通になる前に取り換えたばかりだったのかもしれない。
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線路の寸断現場。
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苫小牧方面はこの有り様。猛烈なひしゃげ方だ。
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海の近い絶景路線だったのが仇になった。
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開業は1958年7月15日。まもなく60周年だ。
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しかし、かなしい還暦を迎えることになる。
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国道をくぐったところに代行バスのバス停が設置されていた。
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というわけで、駅舎の旅は終了。
これで日高本線の全駅の供養を終えた。
というのはまだ早いか。
廃止後どうなるのか。いくつかの駅舎は残してほしい。
あとは眠気を我慢しつつ日高道、道央道経由で札幌へ。
20時半くらいまでに帰宅できた気がする。

(おわり)
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コメント

おつかれ山でした/(^o^)\
ヤバいです!
かたこりさんの記事を見てから、あちこち行きたくなりました。
夏休みが1ヶ月くらいあったらいいのに…

  • 2018/06/29(金) 19:52:59 |
  • URL |
  • おつ山 #-
  • [編集]

Re: タイトルなし

毎年、来てくださ~~~い!

  • 2018/06/30(土) 18:20:50 |
  • URL |
  • かたこりまさかり #-
  • [編集]

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