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山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

盤の沢山(上)

【2018年5月20日(日)】盤の沢山
この日は高校の同期4人で、札幌郊外にある盤の沢山(939m)に登った。
今回紅一点のTさんでも登れるようにと、近場の低山をH君が選んでくれたのだが、めちゃめちゃ急登の山だった。
Tさんよりも、初心者のY君の方が悲鳴を上げていた。
H君によれば、この山はナガイさんという方が一昨年、登山道を整備してくれたそうである。
もう83歳になるご高齢の方だが、この近辺の夏道のなかった山をササ刈りするなどして整備してくれている方だ。
昨年秋に登った藤野三豊山の主峰豊平山(662m)もナガイ翁が道を付けてくれたそうである。
今回も豊平山と共通した道標などがあった。

H君は約束より10分早い8:45に迎えに来てくれた。
この時、今日の山はものすごい急登で、木や枝につかまりながら登るようなところだと、H君は教えてくれた。
改めて地形図をよく見ると、確かに等高線の感覚が異常に狭い。
2人で幌平橋に向かい、Tさん、Y君と合流。
そのことを話すと、2人は「聞いてないぞ」という顔をした。気持ちは分かる。
とにかく、出発。国道230号を南下して、豊滝の登山口を目指す。
藤野のコンビニで食料を調達し、豊滝除雪ステーションでトイレを済ました。
ここは真後ろ(北)が八剣山(498m)だった。
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それと向かい合うように、南に盤の沢山がそびえる。
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ネットでは出てこないのだが、地元のO君が「簾舞富士」と呼んでいた山と思われる。
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登山口は豊滝地区の奥にある盤龍山信行院である。
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地形図には神社の記号があるが、お寺ではないか。
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この周辺は「豊滝市民の森」なるものが設定されている。
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この踏み跡がその入口の一つのようだ。
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しかし、昨年11月にヒグマの足跡が発見されたそうだ。注意しなければ。
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駐車スペースには他にも車が停まっていたので、先行者がいるのかと思ったら、湧き水を汲みに来た人の車だった。
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シンクが設置されて、そこから給水できるようになっていた。
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龍神の水と呼ばれていて、かなり人気があるようだ。
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準備を整えて、10時前に出発。
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沿道にはキクザキイチゲ(キクザキイチリンソウ)が延々と咲いていた。
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北海道でしか見たことのない花だ。
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すぐ先に、「市民の森」の案内板が立っていた。
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どれだけ利用者がいるのか、ちょっと疑問だ。

歩き始めてから5分で、鳥居のある建物に着いた。
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「なんだ、やっぱり神社があったんだ」と思ったら、信行院の本殿だった。
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神仏習合というやつだろうか。
しかし、この場合の記号はやはり卍にすべきだろう。

なんと、この鳥居が建立されたのは今年の5月。ついこの間であった。
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とにかく安全登山を祈願して、市民の森の散策路へと入っていく。
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気持ちのいい樹林帯である。
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最初がなだらかなだけに、後が怖い。
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市民の森の散策路の草刈りは市がやってくれているのだろう。
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本殿から5分ほどで、散策路と登山道の分岐に出た。この先は市の管轄外だ。
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ナガイ翁が「安易に登らないで下さい」と警告してくれている。
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これらの標識はみなナガイ翁が取り付けてくれたものだ。
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新緑がまぶしい。
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路面は前日の雨で結構ぬかるんでいる。下りが心配だ。
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登山口から20分ほどで林道と交差。
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ここで最初の小休止。
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座るところがないので、数分の立ち休みだ。
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林道はほぼ廃道になっていた。
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では出発。
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傾斜は徐々にきつくなってくる。
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ナガイ翁のブログによれば、この1週間後にまた整備に入ったそうだ。
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二度目の林道交差。
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エゾノエンゴサク。
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いよいよ急登のトラバースが始まった。
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ヒトリシズカに励まされつつ登る。
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登山口から標高差で200mほど登ってきたあたりで2度目の休憩。
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5分ほど倒木に腰掛けて休んでから出発した。
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柔らかいキノコと固いキノコ。
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クマゲラの類が開けた穴だろう。
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723mピークとの間にあるコルに差し掛かる。
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白いエンレイソウ。
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コルを通過して723mピークを振り返る。
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オオカメノキ。
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木々の隙間から見えた残雪の山は余市岳(1488m)。
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コルから標高差150mの急登にY君はかなりきつそう。
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無理もない。私だって、こんな斜面にはめったに出くわさない。

振り返ると、烏帽子岳(左、1109m)と神威岳(右、983m)。
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あちらもすでに雪はほとんどなくなっている。

なんとエゾヤマザクラがまだ咲いていた。
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藻岩山(531m)。その向こうは樺戸三山と思われる。
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再び、オオカメノキ。
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まだ羽化したばかりの蝶のような若葉だ。
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やっと春が来たことを実感する。

東にうっすら見えるのは夕張岳方面だろうか。
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手前は豊栄山(562m)の向こうに札幌ドームが見える。
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豊平山(左)と豊見山(右、579m)。
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おお、こんな里山にシラネアオイが。
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と驚いていたら、群落をなしていた。
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急登を終えて頂上の稜線にのると、余市岳が再び姿を現した。
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豊栄山と札幌の市街地。
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あとはほぼ平らだと安心していたら、結構なヤセ尾根である。
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30分以上かけて急登をクリアし、やっと三角点(893m)に到着。
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この三角点の点名が「盤ノ沢」なので、盤の沢山と言われるようになったらしい。
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近くの木の幹に、ナガイさんお手製の標識が打ち付けられていた。
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ここは山頂ではなく、稜線北側のやや低いところに三角点が設置されているわけだ。
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おっと、またまたシラネアオイ。
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斜面がシラネアオイのお花畑になっている。
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内地では相当高いところまで行かないと見られないのに、なんと贅沢なのだろう。
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藤野三豊山そろい踏み。左から豊栄山、豊平山、豊見山。
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地形図上には現れない小ピークの中瘤を通過。
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「928m GPS測定 誤差あり」とあるが、地形図で見ると910mほどである。
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もちろん加算する気はなかったのだが、「中瘤を登った山に加えてもいいか」とH君に聞いたら却下された。
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「中瘤」は固有名詞ではなく普通名詞だし、山頂から近すぎるからやむを得ない。
しかし、こういう標識を作ると、だんだん固有名詞になっていくんだよね~

(つづく)
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