山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

白雲山(7)

【2017年8月8日(火)】白雲山
4度目の十勝三股訪問を終えて、まだ、陽は高いがお風呂に行くことにした。
近くにある秘湯、幌加温泉である。
少し糠平方面に戻って右折すると、ニペソツ山(2013m)への登山口が現れた。
DSC_7582_201709201948000fc.jpg
しかし、ここからの道はヤブが多く、「山と高原地図」には「迷」マークがたくさん付いている。
しかも距離が長い。メインルートは1本北の尾根を行く十六の沢コースだが、現在、登山口の杉沢出合に通じる林道が昨年の台風のため通行止めになっている。

温泉の手前右手に、自炊宿があったが、もう使われている気配はない。
DSC_7583_20170920194802b78.jpg

左手にも閉鎖された宿らしきものがあった。あとでちゃんと見学しよう。
DSC_7585_20170920194805cb4.jpg

いずれにしろ、ここは相当ひなびている。
DSC_7584_201709201948035e4.jpg

道のどんづまりに温泉宿「鹿の谷」はあった。
DSC_0157_201709201949536c4.jpg

玄関に入って、「すいませ~ん」と呼びかけたが、反応がない。
何度も大声を出したが、誰も出てこない。
窓口の奥を覗くと、相当年を召したおばあさんがテーブルに座って新聞を読んでいる。
なんだ、いるじゃないか。「ごめんください」ともう一度声をかけたが、気が付かない。
そうか、耳が遠いんだと思って、扉のところで大声を出したが、それでも振り向かない。
仕方がないので、視線に入るような場所まで入り込み、机をコンコンと叩いたら、「うわあ、びっくりした!」と悲鳴のような声をあげた。
驚かして申し訳なかったが、こうするしかなかったもので。
とにかく、入浴料の500円を支払い、脱衣所へ。
DSC_0158_20170920194954935.jpg

内風呂には、他にお客さんがいたので、そこを通り抜けて、まずは外にある露天風呂に入った。
DSC_0160_20170920194957ae0.jpg

いや~、大自然の中。独占である。素晴らしい!
DSC_0164_20170920194923077.jpg

しかし、大自然すぎて、アブがぶんぶん寄ってくる。
これはたまらん。こっちはすっ裸で無防備なので、避けようとしたら、潜るしかない。
そんなわけにもいかないので、アレをぶらぶら揺らしながら、早々に内湯へと退散した。
DSC_0162_20170920194959dd2.jpg

内湯は3種類の湯があった。
DSC_0166_20170920194924d02.jpg

ナトリウム泉、鉄鉱泉、カルシウム線である。
DSC_0167_20170920194926920.jpg
体をきれいに洗ってからそれぞれの湯を少しずつ楽しんだ。

もう一つ硫黄泉があるようだが、それは露天風呂だったのかもしれない。
DSC_0159_201709201949564b1.jpg
まさに秘湯という雰囲気を味わい、大満足だった。

受付に礼を言おうと立ち寄ったが、おばあちゃんは相変わらず全然こっちを向く様子がなかったので、心の中で「ありがとうございました」と言って、辞去した。
よく見ると、受付に筆談用もボードが置いてあった。
DSC_0168_2017092019492714d.jpg

西に見えていた山はニペソツ方面だが、そこまで見えるはずもないので、おそらくその手前の1190mピークだろう。
DSC_0169_20170920194929dc7.jpg

さて、さっきの廃屋を探索。木造の瀟洒な建物である。
DSC_0170_20170920194848e65.jpg
ここは「ホロカ温泉旅館」という宿で、「鹿の谷」とは別ものだった。
2011年1月から閉館しているとのことである。

この自炊棟も、ホロカ温泉旅館の持ち物であったようだ。
DSC_0171_20170920194850bde.jpg

というわけで本日の活動は終了なのだが、明日どうするか。
JR富良野線の乗り鉄&駅舎撮影をするか、どこかの山に登るか。
このあたりで比較的手軽に登れる山に、武華山(1759m)というのがあるのをガイドブックで見つけた。
石北峠の近くに登山口があるようなので、今夜は石北峠の駐車場で車中泊をすればいい。

と決めて走り出したら、いきなり前をエゾシカが横断。
DSC_7586_2017092019480625d.jpg

結構デカい。
DSC_7587_201709201947349d7.jpg

少し、道路沿いに逃げたと思ったら、あッという間に草むらの中に逃げ込んでしまった。
DSC_7588_20170920194736ef6.jpg

国道273号を北上し、三国峠(1150m)でひと休み。
DSC_7589_201709201947373d2.jpg

ここからいろんな山が見えるはずなのだが、もう雲が低く垂れこめてしまい、かろうじて勇内山(左、1220m)が見える程度だった。
DSC_7590_20170920194739308.jpg

ニペソツ山方面は完全に雲の中。
DSC_7591_201709201947404dd.jpg

1983年にここを自転車で越えた時はずっとダートだったっけ。
DSC_7592_20170920194702d3f.jpg

今は立派な舗装道路だが、当時とはルートも若干変わっているような気がする。
DSC_0172_20170920194851674.jpg

こんな秘境のようなところだが、峠の喫茶店が営業していた。
DSC_0174_20170920194854834.jpg

私が着いた時はもう17時を過ぎていたので、ちょうど店じまいをするところだった。
DSC_0173_2017092019485337c.jpg

立派な三国峠隧道。
DSC_7595_20170920194705382.jpg

タウシュベツ川橋梁のPR看板が出ていた。「北海道遺産」だそうだ。もうすっかりメジャーな存在なのだ。
DSC_7594_2017092019470324b.jpg

それでは出発。
DSC_7596_201709201947068a6.jpg

トンネルを抜けて、下り始めると、大した川ではないのに、大きなモニュメントが。
DSC_7597_2017092019470878a.jpg
由仁石狩一の沢川とある。
そう言えば、東大雪の石狩岳(1967m)の並びに、ユニ石狩岳(1756m)という山がある。
最初は、この「ユニ」って、「ミニ」みたいな接頭語なのかなって思っていたのだが、「由仁石狩」という川の名称を見て、これもアイヌ語なんだと、初めて意識した。
「由仁」と当てるくらいだから、由仁町と同じ由来だとしたら、「ユ・ウン・ニ」(温泉のある所)という意味になる。

橋の名前は「岳橋」になっているが、冒頭の文字が欠損しているようだ。
DSC_7598_20170920194638e98.jpg
「望岳橋」だろうか。

大雪湖に向かっていく道すがら、正面に見えたのはニセイカウシュッペ山(1883m)か。
DSC_7599_20170920194641ead.jpg
間もなく、国道39号に出た。
石北峠に行くには、右折なのだが、晩飯を食わないといけないので、とりあえず左折して層雲峡に向かうことにした。

久々にラーメンを食おう。
昨年来た時に目をつけていたのが、この登山軒。
DSC_0175_201709201948269b9.jpg

でもメニューを見たら、やや高めの印象だったので、大雪山食堂にした。
DSC_0176_20170920194828299.jpg

こちらも値段はあまり変わらなかったが、もう戻るのも面倒だ。
DSC_0177_201709201948295e0.jpg

山菜醤油ラーメン(950円)を食べた。まあまあだった。
DSC_0178_201709201948302cd.jpg

食べながら、明日の天気予報などを確認すると、どうも曇り空だ。
それなら登山ではなく、テツにしよう。
DSC_0179_20170920194832d9f.jpg
そうと決まったら、行く先は石北峠ではなく、旭川方面。
層雲峡温泉のコンビニで朝食だけ買って、道の駅とうま(当麻町)に向かった。
到着したのは、午後8時半を過ぎていた気がする。
すっかり遅くなってしまったので、パソコン作業もそこそこに寝てしまった。
ここは車中泊の車が大量にあった。

【行程】2017年8月8日
登山口(6:31)~1130mピーク(7:13)~ヌプカの里分岐(7:32)~白雲山(7:42撮影7:58)~天望山分岐(8:30)~天望山(8:59休憩9:22)~東雲湖(10:05休憩10:13)~天望山分岐(11:05)~登山口(11:33)
※所要時間:5時間2分(歩行時間4時間15分)
※登った山:2座(白雲山、天望山)
※歩行距離:8.5km
スポンサーサイト
このページのトップへ

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://satsunan226.blog.fc2.com/tb.php/1414-7d0146ae
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
このページのトップへ

FC2Ad

プロフィール

かたこりまさかり

Author:かたこりまさかり
FC2ブログへようこそ!

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (4)
北海道の山 (153)
東北の山 (62)
上信越の山 (139)
奥多摩の山 (55)
丹沢の山 (55)
奥秩父の山 (83)
栃木の山 (32)
房総・常陸の山 (9)
奥武蔵・秩父の山 (87)
中央線沿線の山 (96)
富士山周辺の山 (68)
八ヶ岳周辺の山 (54)
南アルプス (100)
史跡歩き (11)
中央アルプス (27)
北アルプス (45)
日本海の山 (8)
関西の山 (30)
四国九州の山 (61)
駅舎の旅 (26)
ドライブ (9)
廃線の旅 (12)
駅から散歩 (17)
乗り鉄 (38)
島の旅 (19)
山村の旅 (7)
超低山 (28)
東海の山 (2)
つぶやき (35)
旧道歩き (29)
伊豆の山 (39)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR