山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

根室本線2(下)

【2017年8月7日(月)】根室本線
JR根室本線東鹿越駅の待合室にはどなたが置いたのか、あめ玉のサービスがあった。
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古本も用意されている。
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なぜか蝶々の標本も。
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そして、かなやま湖で釣れたイトウの魚拓。
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近所にあまり住民もいないようだし、廃止になったら再利用も難しいのかなあ。
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駅前のバス停は町営のデマンドバス用。
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真ん前が、かなやま湖だった。
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それでは、東鹿越駅よ、さらば。
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次の幾寅駅に着くと、駅前でお祭りが開かれていた。
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そのせいで駅舎の前に車がたくさん。タイミングが悪かった。
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幾寅駅なのに、「幌舞駅」と駅名板がかかっている。
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そうか、ここは映画「鉄道員(ぽっぽや)」で「幌舞駅」としてロケが行われた駅だった。
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本当の駅名は建物の端っこに小さく書かれている。
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まわりには、観光用にロケセットがいくつか残されていた。
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だるま食堂。
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ひらた理容店。
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車両も保存されていた。
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北紡毛糸は本物のようだ。
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北海道の駅は軒並み、風情のない駅に建て替えられているので、ここが数少ない木造駅舎として選ばれたのだろう。
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それにしても、よくそれらしく作ったものだ。
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映画は高倉健の主演で1999年に公開された。
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私も見たが、なかなかよかった。
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このトイレはセットなので使用禁止。
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幾寅駅は1902年(明治35年)12月6日、金山駅と同様、北海道官設鉄道十勝線の駅として開業した。
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2012年時点の1日平均乗降客数は114人。わりと多い。
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今は、この駅をはさんだ東鹿越~新得間で代行バスが運行されているので、列車の姿を見ることはない。
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JR北海道は、富良野~新得間を、廃止を含めた見直し検討区間にしているので、おそらく災害復旧をするつもりはないのだろう。DSC_7106_201709151933281be.jpg

内心は、このままバス転換になだれ込みたいところに違いない。
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ただ、この駅は「観光地」になっているので、取り壊されることはほろまい。いや、あるまい。
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個人的にはレールも残しておいてほしいのだが。
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北海道に転居して、まだ数か月ちょっとしか経っていないが、不在にしていた36年の間の変化は恐るべきものがある。
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地方の人口減少のすさまじさである。
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至るところで、学校、商店、ガソリンスタンド・・・様々なものが猛烈な速さで閉鎖されている。
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こればかりは止めようがない。
そしてそれは鉄道も例外ではないのだ。
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「鉄道員」公開から、間もなく20年。
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当初こそ観光客が押し寄せたのかもしれないが、おそらく今は地元が潤うほどのお客さんは来てくれていないだろう。
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私には、せめて1回乗ることと、記録に残すくらいのことしか、もはやできない。

悲しい思いを胸に、今宵の宿泊地に向かう。
糠平湖の北にあるタウシュベツ川橋梁を訪ねることも今回の旅の目的の一つなので、なるべく近づいておきたい。
ただ、橋梁見学だけだと時間を持て余してしまうので、午前中はお隣、然別湖の南岸にある白雲山(1186m)に登ることにした。
近くに道の駅はないか、と道路地図を広げて探してみたら、あるじゃないか。
然別湖のちょうど入口にあたる鹿追町瓜幕地区に「道の駅うりまく」があった。
「宿」はここに決定。
すると、必然的に入浴は新得町の屈足温泉ということになった。
これも地図で見つけた温泉で、初めて聞く温泉だった。
読み方は「くったり」である。「ぐったり」ではない。

屈足温泉に行くには国道38号で狩勝峠を越えることになる。
狩勝峠を通るのは、いつ以来のことだろうか。
日没後に狩勝峠(644m)に着いてみると、ドライブインの「天望閣あくつ」がシャッターを下ろしている。すでに廃業しているようだ。
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道東道ができてから、ここを通る車はおそらく激減したことだろう。

ちなみにここは新日本八景の一つ。
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石狩側に見えたのは椎空知山(しいそらちやま、943m)かしら。
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地形図などに「稚空知山」とあるのは誤記のようだ。

ここから帯広までは59km。
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国道を挟んで反対側に展望台があるので行ってみた。
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ここを新日本八景に入選させることに尽力した坂井辰吉氏の顕彰碑が立っていた。
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新日本八景とは、1927年(昭和2年)に当時の大阪毎日新聞と東京日日新聞が募ったもので、狩勝峠は平原部門で選ばれた。
ちなみに、ほかの7景も紹介しておこう。
海岸部門:室戸岬(高知県)、湖沼部門:十和田湖(青森、秋田県)、山岳部門:雲仙岳(長崎県)、河川部門:木曽川(愛知県)、瀑布部門:華厳の滝(栃木県)、温泉部門:別府温泉
当時の国民の関心は高く、投票総数は当時の人口の1.5倍にあたる約9300万通に及んだという。
相当な組織票があったに違いない。
そうそう、坂井翁は当時、帯広商工会副会頭だった方だ。

顕彰碑の隣には「十勝小唄」の歌碑があった。
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十勝毎日新聞社の創業者、林豊洲の作詞だそうだ。

そのさらに隣が、狩勝峠の堂々たる看板。
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十勝側に見えているのは前佐幌岳だろうか。
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一応、パノラマ案内板があったが、ちょっと分かりにくかった。
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駐車場に停めておいた車に戻り、ここで晩ご飯にする。
もう、ろくな食堂はないだろうと判断し、さっきコンビニで弁当を買っておいたのだ。
食べているうちに、みるみるガスが濃くなり、視界が数十mくらいになってしまった。
北海道の峠のガスは猛烈に濃い。
子どもの頃、日勝峠で経験したガスは本当に前の車のテールランプが頼りで、親父も「前の車が落ちたら、こっちも落ちる」と怖いことを言っていた。

食後、とにかくゆっくりと狩勝峠を下り、「湯宿くったり温泉レイクイン」に着いたのは、あたりも真っ暗になった午後7時半。
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ソフトクリームとのセット券が安かったが、すでにソフトクリームの販売は終了しているとのことで断念。でも入浴料は480円と安かった。
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弱食塩泉で源泉の温度は30℃。
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今日は車から出たり入ったりして、随分汗をかいたので、本当にさっぱりした。

8:15に出発。8時半には「道の駅うりまく」に到着した。
車中泊と思しき車も数台あった。
寝る前に、この日の写真を整理したりしたかったのだが、パソコンを開いた途端、猛烈に眠くなり、何もできなかった。
10時前には寝てしまった気がする。

(おわり)
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