山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

根室本線2(上)

【2017年8月7日(月)】根室本線
国鉄富内線の日高町駅跡から、JR石勝線占冠駅に向かう。
その前に、日高神社を遠巻きに参拝。
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占冠までの国道237号線は「日高さくらロード」の愛称で呼ばれているようだ。
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日高峠(500m)を超えて上川管内占冠村に入る。
間もなく、廃校のグランドらしきものが見えてきた。
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占冠村立双珠別小学校の跡だった。
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同校は1908年(明治41年)9月に双珠別教育所として開校。1997年3月に閉校となった。
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現在は、研修施設「双民館」として再利用されている。
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「道の駅自然体験しむかっぷ」でトイレに寄り、午後4時半過ぎに占冠駅に到着。
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石勝線の駅なのに、「根室本線」の項に入れて、すいません。
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この駅は石勝線の開通(1981年10月1日)と同時に開業した。
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その翌年の夏、東京から帰省した時にここを訪ねている。すごい雨の日だった。
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占冠駅は特急列車しか停まらない珍しい駅である。
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石勝線の新夕張~新得間は普通列車が運行されていないのだから仕方がない。
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2016年3月に石北線の奥白滝、旧白滝、下白滝の3駅が廃止されるまでは、新夕張~占冠間の34.3kmが在来線の駅間距離としては最長だった。
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現在は石北線の上川~白滝間の37.3kmが最長である。
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「しむかっぷ」の名の由来は、アイヌ語の「シモカプ」(静かで平和な川の上流)と言われるが、諸説あるようだ。
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人口わずか1200人の小さな村の駅としては信じられないほど長大なホームだ。
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占冠の人口は石勝線の開通後、トマムリゾートのオープンなどにより1000人以上増えて1990年には2700人を超えたが、今は減少の一途をたどっている。
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かつては駅構内に大阪屋食堂があり、駅弁も販売されていたが、今は撤退している。
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2014年時点の1日乗降客数はわずか14人で、現在は簡易委託駅になっている。
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駅前に占冠村物産館があった。
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営業時間は17時までと書かれていたが、まだ16時半すぎなのに営業は終わっていた。

国道237号をそのまま北上、金山峠(490m)を越えて南富良野町の金山地区に入った。
右手の学校グランドに「113年間ありがとう」の文字を発見。
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南富良野町立金山小学校である。
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2016年3月に閉校したばかりだった。
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北海道を回っていると、こういうところばかりだ。
「廃」のつくものは嫌いどころか好きなのだが、これだけ多いとさすがに気が滅入ってくる。
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気をとり直して、根室本線金山駅へ。
駅舎に着くと同時に列車がやってきたので、あわてて車から飛び出し、カメラを構えた。
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ちゃんと乗降客がいた。
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でも、2012年時点での1日平均乗客数はたった15人だそうだ。
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金山駅は1900年(明治33年)12月2日、北海道官設鉄道十勝線の駅として開業した。
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現在、次の駅の東鹿越から落合までの区間は昨年の台風の被害のため運行不能となっており、代替バスが運行している
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つまりこの列車は東鹿越行きだ。
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この方はここですれ違う予定の17:18発滝川行きを待っているようだ。
ザックが置かれているので、夕張岳に登ってきたものと思われる。
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私は今日はテツなので雑念を振り払い、駅構内撮影に専念する。
この赤レンガは危険物倉庫。
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あれれ、行き違い列車が着かないうちに、下り列車が行ってしまった。
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そうか、17:18発は「運行日注意」だったので、この日はなかったのか。
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となると、あの方は今の列車の折り返しに乗ることになるのだろう。
次は17:51発富良野行きだから、あと30分以上待たなければならない。
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ディーゼルエンジン音も消え、ホームには静寂が訪れた。
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金山という駅は名古屋にもあるが、大都会のあちらとは大違いだ。
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これが駅舎。紹介が遅くなりました。
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「金山駅」の文字がどこにもない。
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隣接して建つのは、金山保線区の建物らしい。もう現役ではないように見える。
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待合室。
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無人駅なので、もちろん窓口は閉鎖されている。
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「全中部北海道ナンバーワン入選」という北海タイムス社贈の鏡があったが、何の賞なのかは不明。
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駅前にバス停があった。民間ではなく町営で、しかもデマンド方式の運行だ。
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「フルムーン」をPRする手書きの看板。とてもJRになってからのシロモノとは思えないほどレトロだ。
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では、金さん、さようなら。
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次の東鹿越駅に行く前に、かなやま湖に立ち寄った。
展望台に、山名林蔵(1898~1973年)なる方の歌碑があった。
香川県の出身で、南富良野村の村会議員や教育委員長を務めた方のようだ。
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「この谷の底ひに冷ゆる陽のいろの青白くしてこぶし咲くなり」

かつてはダム湖がどこも賑やかな観光地だった時代があった。今は一部を除いて見向きもされない。
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金山ダムは高さ57mの中空重力式コンクリートダム。
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1967年(昭和42年)に完成した。
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このダムの建設により、根室本線13km、集落約300戸が水没したという。
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ダム湖の広さは9.2平方km。
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財団法人ダム水源地環境整備センターが選定するダム湖百選に選ばれている。
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展望台があちこちにあったが、「駐車公園」という名称は珍しい。
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このトイレは鉄道車両を再利用したものなのだろうか。
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湖畔の道路でキタキツネを発見。でもエサをねだってきたわけではなかった。
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湖畔にある一大レジャー施設「かなやま湖森林公園」の入口。
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保養センターでは日帰り入浴もできるようだ。
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トラス橋の鹿越大橋で、かなやま湖を渡る。
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対岸に石灰石を採掘している鹿越鉱山が見えた。
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東鹿越駅手前の線路。
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東鹿越駅ホームの向こうにそびえるのは、おそらく二ノ山(791m)。
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改めて、東鹿越駅へ。
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もう午後6時近いので蛍光灯が灯っていた。
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当駅は1941年(昭和16年)12月29日、国鉄の東鹿越信号所として開設された。
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JR北海道は2016年6月、翌年3月のダイヤ改正に合わせて廃止する意向を地元に伝えていたが、8月の台風被害で東鹿越~落合間が不通となって、この駅が滝川駅からの暫定的な終着駅になったこともあり、とりあえず存続している状態だ。
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現在、代替バスは東鹿越~新得間で運行されている。
つまり運行可能な落合~新得間も鉄道はお休みしていることになっている。
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ホームには鹿越鉱山で採掘されたものと思われる石灰岩がオブジェとして設置されていた。
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かつては、ここから日鉄鉱業東鹿越鉱業所と王子木材緑化鹿越鉱業所に通じる専用線が存在していたそうだ。
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2011年からの5年間の1日平均乗降客数は1人以下だというが、どなたが掃除しているのか、わりときれいな駅だ。
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これは駅名標ではないようだが、ほとんど判読不能。
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貨物の取り扱いがあった頃の名残か、ホームが長大だ。
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駅が廃止になったら、駅舎は取り壊しだろうか。
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いや、富良野~新得間自体が廃止検討対象になっており、線路そのものが危ない。
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この「踏切」を渡ったのも、今日は私1人なのかもしれない。
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(つづく)
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