山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

富良野岳(1)

【2017年8月6日(日)】富良野岳
富良野岳(1912m)の周辺は全く土地鑑のない山域である。
この日も高校の同級生H君とのペア山行。
というか、北海道の山を二人だけで登るのは実は初めてかもしれない。
もともと、6日は同じく同級生女子の山道具を一緒に買いに行く約束をしていたので、登山の予定はなかったのだが、買い物が4日(金)の夕方に変更になったので、ぽっかり空いてしまった。
以前、H君から「6日の予定は?」と聞かれていたので、「6日空いたよ~」と連絡したら、富良野岳に誘ってくれたわけだ。
彼は私のピストン嫌いをよく知っているので、周回コースを取れる場所を、わざわざ選んでくれた。
ありがたい。でも、北海道でそんな我儘を行っていたら、登る山が限られてしまうので、もうこだわらないことにしている。
どうしても、縦走したいなら、逆方向からもう一度登ればよい。
というくらいの気持ちでいる。

金曜日の買い物後の飲み会(富士山登山隊壮行会)に参加していたO君(ちょうど帰省中だった)もこの山行に誘ったのだが、結局彼は来られなかった。
当日は、H君が車で、自宅近くのセブンイレブンまで迎えに来てくれた。
朝4:15のお迎えなので、3:40起きだった。

登山口の十勝岳温泉までのルートは、道央道を三笠ICで下り、三芦トンネル、富芦トンネルを経て、富良野回り。
途中にあった三段滝は帰りに観光することにした。
出発時は晴れていたが、西に行くにつれて、雲が広がってきた。
富良野に来ると、十勝連峰が全く見えない。「マジかよ~」
何となくテンションが下がってしまったが、十勝岳温泉に近づくと、雲海の上に出たのか、急に晴れてきた。
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富良野岳方面もよく見える。
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二人で歓声を上げてしまった。

登山口の駐車場に着いたのは、6:20頃。ちょうど2時間かかった。
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ここは早い時間に駐車場はいっぱいになり、路駐せざるを得ない場合もあるとのことだったが、ギリギリで駐車場に停めることができた。

トイレとストレッチを済ませて、6時半過ぎに出発。
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それにしてもいい天気になった。
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ただ、富良野岳はガスが出やすく、頂上で晴れていたことはないと、H君はいう。
今日はどうだろう。持ちこたえてほしいものだ。
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登山口にポストがあったので、H君が登山届に記入。
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その間、その後ろにある歌碑を観察&撮影していた。
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「春あけやらぬ十勝の拓道に防人の若き力をたぎまする」と読める。

昭和42年9月に上富良野町が建立した「十勝岳産業開発道路記念歌碑」で、歌の作者は第5代陸上自衛隊第二師団長・渡辺博陸将である。
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原作は「防人の若き力をたぎまする春あけやらぬ十勝の拓道に」だそうだ。
石工が原文を何枚かに分けたときに、順番を間違えてしまったらしい。
「十勝岳産業開発道路」とは、ふもとの中茶屋から十勝岳温泉の「凌雲閣」まで約9kmに及ぶ道路のことで、着工後5年かけて昭和40年に開通した。
その工事に当たったのが、地元の自衛隊だったというわけだ。
この時代、全国あちこちで観光道路の建設に自衛隊が活躍している。

アスファルトの道を少しだけ歩いて
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すぐに土と石が現れる。
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富良野岳までは5.1kmの道のりだ。
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前方に見えているのは三峰山(1866m)。
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左前方は上ホロカメットク山(1920m)方面。八ツ手岩のギザギザが印象的だ。
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そのさらに左の稜線。
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最初はだらだらとした登りが続く。
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改めて富良野岳。
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正面のもっこりしたピークは化物岩だ。
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まだ、このあたりは日が差していない。
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だから正面に見える景色はみな逆光だ。
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三段山(1748m)。
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崩落の跡が生々しく残っている。
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登山口で標高1270mなので、すでに1300mは軽く超えている。
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ナナカマドが赤い実を付けていた。
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エゾオヤマリンドウ。
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アキノキリンソウ。
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15分で三段山へ至る道との分岐に着いた。
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三段山方面の道は通行止めになっており、もう草が生い茂っていた。
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上ホロカメットク山の西側は完全な断崖になっている。
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三段山の名の由来は三段になっているから、なのかな。
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この先、落石注意。
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右手下に涸れ沢が見える。ヌッカクシ富良野川の源流だ。
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遡ると安政火口に至る。
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本当に化け物のような化物岩。
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波頭のような三段山を見上げる。
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振り返ると雲海だ。凌雲閣がいいアクセントになっている。
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下山後のお風呂はあそこにしようか、カミホロ荘にしようか。
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対岸に、温泉スロープと呼ばれる斜面を登っていく登山者の姿が見える。
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車がかなりあっただけに、先行者も多い。
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八ツ手岩がすごい。
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イタドリ、エゾオヤマリンドウ、アキノキリンソウと、三役そろい踏み。
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その向こうに八ツ手岩と上ホロカメットク。
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おお、安政火口が見えた。
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でも、H君は「行っても意味がないから」というのでスルーする。
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確かに、ここから見るだけで十分だ。
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左手上に見えるのは火山の観測機器かしら。
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あれは夫婦岩。
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三段山の荒々しい山体。
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登れないのが残念だ。

それに比べて緑に包まれた温泉スロープ。
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いよいよ例の涸れ沢を渡る。
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ものすごいえぐれ方だ。
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火山らしく土壌は真っ白。
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雨が降る度にどんどん削られているのだろう。
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涸れ沢を渡ると、富良野岳まではあと4km。
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ここが安政火口の入口だが、富良野岳方向へ直進する。
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振り返って、三段山。
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今、沢へ下ってきた道。
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安政火口を遠望。
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旭岳のような勢いはない。
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沢越しに見る凌雲閣。
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空が実に青い。
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三段山からも大きくえぐれた谷が下っているのが分かる。
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崩落が進むので、もう大雨は降らないでほしい。
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ナナカマドの実がたわわだ。
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右のピークが三段山の頂上だろう。
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温泉スロープへのトラバースは大きな岩がところどころにある。
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これが結構、厄介だ。
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対岸にはさっき登ってきた道が見えた。
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(つづく)
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