山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

阿寒湖

【2017年6月19日(月)】阿寒湖
北海道に転勤してきて最初の出張は阿寒湖となった。
翌日、札幌で仕事があるので、もったいないが日帰りだ。
となると、移動は飛行機を使うことになる。
道内を空路で移動するのは2度目だが、丘珠空港を利用するのは初めてだ。
DSC_5272_2017072110284658c.jpg
釧路行きの第1便は8時ちょうど発のJAL2861便。
HAC(北海道エアシステム)の運行である。

この日は6時半前に自宅を出発。
札幌駅前から6:50発の北都バスに乗った。
丘珠空港には7:15着。ちょっと早すぎるけど、これしかないのだから仕方ない。
DSC_5271_20170721102916c11.jpg

時間があるので、空港ビルの2階にある「札幌いま・むかし探検ひろば」を探検。
DSC_5273_20170721102848e9e.jpg

年表などを見て、少々お勉強した。
DSC_5274_2017072110284917c.jpg

搭乗する機材はこちら。
DSC_5275_20170721102851a7c.jpg
スウェーデン製の双発機(36席)である。

なんと釧路地方、濃霧のため、丘珠に戻るか、女満別に行き先を変更するかの条件付きの就航となった。
目的地は阿寒湖なので、女満別なら何とかなるが、丘珠に戻ってきてしまっては大変困る。
そっか、空路はこういう事態もあるのだな、と改めて実感。
陸路なら、札幌7時発の特急スーパーおおぞら1号で11時着。
待ち合わせ時間を少し遅くすれば、陸路でもよかった。

それはともかく飛行機は満席で離陸。
すぐに雲の中に入ったので、私は「ゴールデンカムイ」の2巻を読んでいた。
間もなく、機体が着陸態勢に入った。
飛行時間はたったの45分なのだ。
どうやら釧路に下りれるようだ。

8:50過ぎ、10分弱の遅れで着陸。
DSC_5276_201707211028525fd.jpg
まだガスがかかっているが、この程度なら大丈夫だということだろう。

ここからの移動手段はレンタカーなのだが、その前に空港ビル内を探索。
DSC_5277_20170721102821425.jpg

山内恵介? 紅白に2年連続で出ているそうだが、聞いたことがない。
DSC_5278_20170721102823791.jpg
「釧路空港」なる曲を歌っているようだ。

空港内のレンタカーカウンターに申し出て、事務所まで送ってもらった。
ここでレンタカーを借りるのは、雌阿寒岳(1499m)に登った時以来だから2年ぶりだ。
空港から阿寒湖畔までは約56km。
1時間で着いてしまいそうだ。

9:10頃に出発して、国道240号を北上。
道東道がここまで達していることを知り、びっくりした。
6月3日にスピード違反で捕まったばかりなので、速度は控えめ。
単調な道を睡魔と闘いながら、ひたすら走る。
途中、旧阿寒町の郵便局でお金を下ろした。

阿寒湖畔には10:15頃に到着。
駐車場を探しながら、アイヌコタンまで行ったが、適地がなかったので、観光案内所「阿寒湖まりむ館」まで戻って、車を停めた。
CIMG3147_20170721103344054.jpg

中を覗いてみたら、マリモをイメージした萌えキャラの水森天音(あまね)ちゃんが迎えてくれた。
DSC_5279_201707211028253a3.jpg

では、改めてアイヌコタンに向けて散策開始。
CIMG3152_20170721103345822.jpg

鹿肉料理のお店。貸店舗になっていた。
CIMG3153_201707211033476b2.jpg

湖畔屋は皇太子殿下(現在の天皇陛下)お買い上げの店だそうだ。
CIMG3154_20170721103348771.jpg

このおじいさんは、食べ物の守り神でアマンカムイというらしい。
CIMG3155_201707211033502e7.jpg

鶴雅グループは阿寒湖畔が発祥の地。
CIMG3156_20170721103319805.jpg

アイヌ文様をあしらって、アイヌ文化を積極的にアピールしている。
CIMG3158_20170721103322ecc.jpg

このあたりの民芸品店はアイヌではなく和人の経営らしい。
CIMG3157_20170721103321409.jpg

ほぼ端っこまで歩いてきた。
CIMG3159_20170721103324fd3.jpg

曲がり角に、アイヌの伝説の神様コロポックル。
CIMG3160_2017072110332547b.jpg

そして、目的地アイヌコタンに到着。
CIMG3161_20170721103257f74.jpg

確か、大学時代に自転車部の合宿でここに来たことがあるはずなのだが、この風景にほとんど記憶がない。
CIMG3162_201707211032582a9.jpg

このフクロウ、木彫りだと思うが、とてもリアルだ。
CIMG3163_20170721103259782.jpg

阿寒湖畔には、実はアイヌはほとんど住んでいなかったらしい。
CIMG3164_20170721103301b6e.jpg

昭和31年に、釧路アイヌが中心になって、この地に住みつき、土産物店を始めたという。
CIMG3165_20170721103303310.jpg

このホロンノという店で、後ほど仕事をさせてもらった。
CIMG3166_20170721103234f23.jpg

現在、30軒近くが軒を連ねている。
CIMG3167_2017072110323607e.jpg

アイヌコタンの店は、みなアイヌの経営だそうだ。
CIMG3168_20170721103237205.jpg

ほんの20年前までは、ホテルや商店街にいる和人とは、ほとんど交流がなかったらしい。
CIMG3169.jpg

今では仲良く手を組んで、ホテル側が客を呼び、アイヌ側が伝統芸能を披露するというギブ・アンド・テイクの関係が成立しているのだとか。
CIMG3170_20170721103241844.jpg

コタンのアイヌは子供の頃から、伝統舞踊などをしっかり叩き込まれるらしい。
CIMG3171_20170721103208345.jpg

アイヌの木彫りは、尾張徳川家の当主だった徳川義親が、欧州旅行の際に立ち寄ったスイスのベルンで熊の木彫りを購入。帰国後の1923年(大正12年)に、旧尾張藩士たちが入植した北海道八雲町の農場「徳川農場」に送り、農場で働く農民たちや付近のアイヌに、冬期の収入源として熊の木彫りを生産するよう勧めたのが、起源とされる。
CIMG3172_20170721103210065.jpg

だから、アイヌの木彫りはかなり新しい伝統なのだ。
CIMG3173_20170721103212a00.jpg

アイヌコタンの坂を登りつめて振り返ると、集落ごしに雄阿寒岳(1370m)が見えた。
CIMG3179_20170721103147b4a.jpg

「阿寒湖アイヌシアターイコロ」ができるまで、この小屋で古式舞踊などが披露されていた。
CIMG3174_2017072110321359f.jpg

コタンの最も高い場所に、アイヌの超有名人、秋辺日出男さんの「デボの店」がある。
CIMG3175_201707211032142fe.jpg

真ん中の方が秋辺さん。
DSC_5281_20170721102826210.jpg

そのさらに奥に、阿寒湖アイヌ生活館。わりと大きいけどチセだ。
CIMG3176_20170721103142bec.jpg

お隣に、幸福の窓?
CIMG3177_20170721103144b8e.jpg

アイヌが儀式に使うイナウ。
CIMG3178_20170721103146565.jpg

「ポン」は小さいという意味。「チセ」は家のこと。
CIMG3181_20170721103149589.jpg

さっきの小屋の裏側。アイヌ民族村というらしい。
CIMG3182_20170721103118d70.jpg

こちらが5年前にオープンした「阿寒湖アイヌシアターイコロ」。
CIMG3183_201707211031204af.jpg

「イコロ」は宝物のことだ。
CIMG3184_201707211031210c6.jpg

11時からの公演を見ることにして、いったん車まで戻ることにする。
CIMG3186_20170721103124e9b.jpg

ちなみに、これは旧阿寒町のマンホール。
CIMG3185_20170721103122cf4.jpg

阿寒湖のアイヌコタンはかなり流行っている印象だ。
CIMG3187_20170721103052a46.jpg

この日は平日なので、そんなに賑わってはいなかったけど。
CIMG3188_20170721103054a3b.jpg

意外にもアイヌ語とは無縁の店もあった。
CIMG3189_201707211030557f4.jpg

何度も言うが、ここでコーヒーを飲みながら、仕事をさせていただいた。
CIMG3190_20170721103057b20.jpg

では、いったんさようなら。
CIMG3191_20170721103058f04.jpg

マリモって、まだ売ってるんだ。養殖かな。
CIMG3192_20170721103026ff6.jpg

これは、ちょっと欲しかった。
CIMG3193_20170721103028381.jpg

それぞれの民芸品店でオリジナル商品を作っている。
CIMG3194_20170721103030d2a.jpg

「マリモ」ではなく「まりむ」。ゆるキャラの「まりむちゃん」が由来なのかな。
CIMG3195_20170721103031eeb.jpg

阿寒バスも走っている。
CIMG3196_20170721103033ab3.jpg

唐突に阿寒ホテルクリスタル。
CIMG3197_20170721102957030.jpg

「まりむ館」からイコロへは車で移動。
11時から30分間の公演を鑑賞した。
撮影禁止だったので写真はありません。
オフシーズンの平日の午前中とあって、観客は10人弱。
少なかったせいで、最後の踊りでは舞台に引っ張り出され、一緒に踊る羽目になってしまった。でも、なんか楽しかった。

この後、2時間ほどお仕事。
予定より早く終わったので、帰りの便を18:35発から16:10発に1本早めることができた。
それでも、まだ時間があるので、阿寒湖畔展望台に立ち寄った。
展望台手前のスキー場が白湯山への入口。
CIMG3198_20170721102959198.jpg

今度、雌阿寒岳に登る機会があったが、こちらから登ろう。
CIMG3203_201707211030018da.jpg

こちらはネイチャーハウスとやら。
CIMG3204_20170721103002c36.jpg

さらに数百㍍、車で進むと行き止まり。
CIMG3205_2017072110300389b.jpg

ここから少々歩くと、阿寒湖畔展望台だ。
CIMG3206_201707211029341de.jpg

看板を避けると、このように見えます。
CIMG3207_20170721102936d76.jpg

雄阿寒岳、かっこいい。
CIMG3208_201707211029375c3.jpg

ちょっと浅間山に似ている。
CIMG3213_20170721102911b2b.jpg

湖畔のホテル街。
CIMG3209_2017072110293960f.jpg

湖面に浮かぶのは小島。
CIMG3214_20170721102913d67.jpg

左に視線を移すとヤイタイ島が確認できる。
CIMG3210_2017072110294036b.jpg

望遠で見てみたら、島にあばら家のようなものがあった。
CIMG3215_20170721102914214.jpg

奥に見えるなだらかなピークは無名の931m峰。
CIMG3211.jpg

時刻はちょうど14時になった。それでは釧路空港に向かおう。
帰りも安全運転で、15:20頃、レンタカー屋さんに到着。
空港まで送ってもらった。
DSC_5284_20170721102733b42.jpg

空港の前にはいろんなモニュメントが設置されていた。
DSC_5282_201707211028284ba.jpg
DSC_5283_20170721102733072.jpg

気温は15℃に満たない。やはり涼しい。
DSC_5285_2017072110273578b.jpg

お昼はイコロの外でパンをかじっただけなので、お腹が空いた。
空港のレストランで、ものは試しということで、釧路ラーメンをいただいた。
DSC_5286_20170721102736201.jpg
残念ながら、「ご当地ラーメン」というよりは、ただの中華そばだった。

飛行機はほぼ定刻通りに離陸。
DSC_5288_20170721102738b10.jpg

窓からと、雄阿寒岳が見えるではないか。
DSC_5289_20170721102708206.jpg

おお、雌阿寒岳も。
DSC_5291_201707211027100d5.jpg

この後は雲が多くなったので、「ゴールデンカムイ」タイム。
DSC_5292_201707211027111cb.jpg

丘珠に近づいてくると、石狩川が姿を現した。
DSC_5293_2017072110271362e.jpg

大きく蛇行しているところをショートカットした茨戸付近。
DSC_5294_201707211027144a7.jpg

札幌の町並みと手稲山(1023m)。
DSC_5295_201707211026473d4.jpg

藻岩山(531m)と恵庭岳(1320m)も見えた。
DSC_5296_20170721102648c50.jpg
というわけで、無事、丘珠空港に着陸。
阿寒湖への日帰り弾丸ツアーを終えたのでした。

(おわり)
スポンサーサイト
このページのトップへ

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://satsunan226.blog.fc2.com/tb.php/1359-8852b341
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
このページのトップへ

FC2Ad

プロフィール

かたこりまさかり

Author:かたこりまさかり
FC2ブログへようこそ!

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (4)
北海道の山 (90)
東北の山 (62)
上信越の山 (139)
奥多摩の山 (55)
丹沢の山 (55)
奥秩父の山 (83)
栃木の山 (32)
房総・常陸の山 (9)
奥武蔵・秩父の山 (87)
中央線沿線の山 (96)
富士山周辺の山 (60)
八ヶ岳周辺の山 (54)
南アルプス (100)
史跡歩き (11)
中央アルプス (27)
北アルプス (37)
日本海の山 (8)
関西の山 (30)
四国九州の山 (61)
駅舎の旅 (21)
ドライブ (9)
廃線の旅 (12)
駅から散歩 (17)
乗り鉄 (38)
島の旅 (19)
山村の旅 (7)
超低山 (28)
東海の山 (2)
つぶやき (35)
旧道歩き (29)
伊豆の山 (39)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR