山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

根室本線(上)

【2017年6月17日(土)】根室本線
この日は、高校の同級生H君と、芦別市・崕山(きりぎしやま、1066m)のモニター登山会に参加することになっている。
登山そのものはあす18日で、事前の講習が14時から、星の降る里百年記念館で行われる。
それに向けて、正午前に札幌市内の自宅マンションを出発した。
行啓通りから幌平橋を渡って、中の島通りを進む。
札幌JCTから道央道に乗ろうとして、ふと気づいた。
「あれ、この車、ETC付いてないのかい?」
車を脇に停めて、車内をあちこち見てみたが、それらしきものは見当たらない。
今日はETCカードを忘れてしまったので、兄貴のスタンドで給油した時に、カードを借りてきたのだが、差し込むところがないのである。
この車を売ってくれた弟(中古車販売を手掛けています)に電話をして聞いてみたら、「付けてないよ」という。
前のパジェロミニは買ったときに装着されていたから、てっきり今度のエブリーも付いているものだと思い込んでいた。
ETCは今度買うことにして、この日はやむなく現金払いだ。
多少高くつくが仕方ない。

ここのところずっと週末の天気は悪かったが、この日はよく晴れている。
北海道の高速はずっと平らだ。眠くなってしまう。
眠気覚ましを兼ねて、岩見沢SAでトイレ休憩。
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敷地内にいろいろありそうなので、ちょっと散策。
これは、かつて岩見沢でも行われていたばんえい競馬のモニュメント。
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岩見沢のばんえい競馬は2006年で終了、今は帯広競馬場でのみ行われている。
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お隣の三笠市はアンモナイト化石の産地だそうだ。
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ちょっとした高台に登って、SAを俯瞰。
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では、出発しましょう。
そのまま北上し、滝川ICで国道38号に下りる。

まっすぐ講習の会場に向かうと早く着き過ぎてしまいそうなので、駅舎めぐりをすることにした。
まずは根室本線の東滝川駅。
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この駅は、大正2年(1913年)に幌倉駅として開業。
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昭和29年(1954年)に現在の駅名に変更された。
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立派な駅が残っているだけに、ちゃんとした駅前通りがあるが、もう商店はほとんどない。
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駅舎の前に、仁木他喜雄顕彰歌碑なるものが。
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サトウハチロー作詞の「めんこい仔馬」を作曲した人らしい。
仁木(1901~1958年)は北海道出身の方らしいが、滝川かどうかは不明。

さっそく構内を見学させてもらった。
この跨線橋は昭和57年(1982年)に設置されたものらしい。
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ホームには、このようなものが落ちていた。
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レールの向こうにはマーガレットが咲き乱れている。
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なんと廃駅でもないのに、駅名標がなくなっていた。
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すでに廃線の雰囲気を色濃く漂わせている。
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残っていた駅名標はイタドリの中に埋もれていた。
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正面まで来ると、何とか使命を果たせていることが判明。
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しかし、JR北海道は無人駅の草を刈る人手も金もないようだ。
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ホームはやけに長い。
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炭鉱が賑やかな頃は長大な編成の列車も走っていたのだろう。
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雪国の跨線橋らしく、入口には扉があった。
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それにしても、1日の乗車人員が5人しかいないのに、2面2線のホームとは、贅沢な構造だ。
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駅舎内に戻ると、旧駅名の駅名標(再現?)を発見。
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古老の聞き取りとか、地元の歴史を取材したパネルが壁いっぱいに貼り出されていた。
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無人化されたのは1982年だそうだ。
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4年前に開業100周年を迎えた。式典が行われたらしい。
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現在、当駅を発着する列車は、上り8本、下り7本である。
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おっと、もう13時半だ。
ここから芦別まで30分くらいかかるかも。急がねば。
ちょっと、1駅に時間をかけ過ぎてしまった。

【2017年6月18日(日)】根室本線
崕山の登山を終えて、H君ともお別れしたが、まだ日が高いので、昨日の続きということで、駅舎探訪をすることにした。
まずは芦別駅。
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駅舎の真ん前にそびえる五重塔はおそらく、かつての芦別レジャーランドに建設された五重塔を模したものだろう。
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芦別ロータリークラブの「四つのテスト」。初めて聞いた。
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芦別駅は下芦別駅として、東滝川駅と同じく大正2年の開業。
この駅舎は昭和22年(1947年)に改築されたものだ。
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駅前のビルはパチンコ銀座。どうやら廃業している。
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これは駅前通り。奥に旧芦別レジャーランド(1970年開業、2011年10月で閉園)の北海道大観音(1989年建立)が見える。
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今やバスの方が市民の足であろう。
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芦別駅は昨年4月から市が業務を行う簡易委託駅となっている。
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窓口の営業時間は平日の6:45~15:00まで。
それ以外は車内清算となる。
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今日は誰もいないので、勝手にホームを見学させてもらった。
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1日平均の乗車人員は196人(2012年)。
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芦別温泉にはさっき行ってきた。
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芦別駅に改称されたのは昭和21年(1946年)のことだ。
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2面2線の相対式ホーム。
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かつては3番のりばから三井芦別鉄道(1989年廃止)の列車が発着していた。
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赤平方面を望む。
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なんと、思いがけず列車がやってきた。
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夏期のみ運行する臨時特急「フラノラベンダーエクスプレス」だ。
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停車したが、誰も下りず、誰も乗らなかった。
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芦別市の人口はピーク時には7万人を超えていたが、今は5分の1の1万4000人余りにまで減少してしまった。利用者も激減している。
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だから、駅前に建物はあるが、営業している会社は商店はかなり少ない。
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スナック「グランマ」などはやっているのだろうか。
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やっていたとしても、グランマがママなんだろうなあ。

では、隣の平岸駅に移動。
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私にとって「平岸」と言えば、札幌市豊平区の平岸なのだが、こちらの「平岸」も中学時代から存在は知っていた。
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当時、ここから転校してきた女の子のことを好きになったからだ。
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こちらも大正2年の開業。
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旅行者用の落書き帳が置いてあった。
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ここも2面2線のホームだが、上下線が非対称でかなり離れているため、相対式ではない。
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跨線橋から芦別方面を望む。ホームは半分以上、草原になっている。
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使用されていないホームはマーガレットに埋め尽くされていた。
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廃線寸前の雰囲気だが、一応廃線協議対象の13線区の中には入っていない。
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噴煙を上げているのは旭岳(2291m)だろうか。
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赤平方面。
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ホームに下りてみた。
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ホームで稲でも栽培しているかのようだ。
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短い駅前通り。
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全部、アイヌ語由来の地名だ。
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1日平均の乗車人員は12人(2012年)。
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この駅の裏に昭和27年に開坑した平岸炭鉱の選炭場が設置されたが、38年には早くも閉山となった。
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(つづく)
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