山と鉄

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昭和新山(2)

【2017年6月3日(土)】昭和新山
昭和新山での登山学習会がいよいよ始まった。
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昭和新山の標高は398m。
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確か、以前は400mを超えていたはずだ。
標高が低くなっているのは、マグマが衰えて下からの圧力が弱まり、自重に耐えられなくなってつぶれているからだそうだ。
地表の温度もだんだん下がっており、半分より下はすっかり森林に覆われてしまっている。
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(こちらは特別天然記念物である昭和新山を説明した石碑)

さっき時間つぶしに散策したあたりを通って登っていく。
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振り返れば有珠山(733m)。
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その山頂付近。
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三松さんの銅像前で一旦、すでに書いてきたような説明があった。
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今日は、いい天気になってほんとによかった。
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山麓の高台まで登ってきた。
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そこには「ど根性の木」なるシラカバの木があった。
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1977~78年の有珠山噴火で、このあたりには30cm以上の降灰があり、植物にもかなり被害があった。
当時は幼木だったこのシラカバも枝葉をかなり痛めつけられたが、枯れ死せずにしぶとく生き残り、ここまで成長することができた。
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「人生つらいことがあろうとも、生き抜けばやがていいことがある」という教訓の木として、園地整備の際に伐採から免れたのだという。
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ここからも見晴らしがいい。
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一般の観光客が来られるのは、ここまで。
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さて、参りますか。
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9:50過ぎにゲート内に侵入。
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私は写真を撮る関係もあり、最後尾の方に付いた。
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まずは樹林帯の中を登っていく。
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新緑の合間からも噴煙が見える。
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ゲートから5分ほどで、涸れ沢状になった火口跡に到着。
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ここで一旦停まって説明タイム。
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サンゴ岩の下部にあたるこの地点は、最も活発に噴火を繰り返した第4火口の底部にあたるらしく、今でも90℃近い地熱が測定されるそうだ。
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スタッフの方が噴気口の温度を測ると、この日は79℃だった。
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引率の三松靖志さんがここでクイズを出した。
「ここにあってはならないものがあります。なんでしょう」
参加者の中から「石?」という声が上がった。
正解! 長流(おさる)川の川原石が昭和新山の隆起によって持ち上がり、こんなところでも見つかるんだとか。
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配布された資料にもそう書かれていた。

ここは眺めもよかった。
頂上方面の溶岩ドーム。
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アップにしてみよう。
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岩の色が場所によって違う。
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かなり激しく水蒸気を噴出しているが、これでも少なくなってきているそうだ。
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有珠山。
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噴火湾。
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その向こうに駒ヶ岳(1131m)もうっすら見えた。
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ここは10数分で出発。
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これはアカシアかな。
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うわ、真っ白じゃんか。
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有珠山は昭和新山のお父さんだ。
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高さは昭和新山の倍近くある。
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あの尖塔がやはり目立つ。昔の大有珠ほどではないが。
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たいぶ登ってきたぞ。
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この角度は水蒸気が多いようだ。
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ぐいぐい高度を上げ、最初のザレ場を横断する。
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スタッフの方から「最低5m離れて歩いてください」と声がかかる。
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おかげで遠慮なく写真が撮れた。
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こんな火山弾が降ってきたら、ひとたまりもない。
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おっぱい岩。と名付けました。
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それにしても荒々しい。
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宇宙人が仰向きになって叫んでいる。
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地球時間で言えば、昭和新山は出来立てほやほやなのだ。
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しばらく行くと背の高いヤブの中に突入。
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参加者は、実は登山をするような人ばかりではなかった。
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イタドリがすごい。
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モアイかな。
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いや、骸骨岩と呼びましょう。
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次の説明ポイントは屋根山と呼ばれるピークの左肩。生々しい斜面を眺めながら、スクラッチやレンガの説明があった。
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三松さんによれば、東京の先生から、ここの岩石が欲しいと昭和新山資料館に連絡があったとき、館長である父が「ホームセンターで買え」と言ったそうだ。
それだけ、ここの火山岩が生成過程がレンガに似ているらしい。
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他のスタッフの頭を使って、溶岩ドームが地盤を突き破ってせり上がってきた様子を説明する三松さん(後ろ)。
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ためになります。
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さっきの骸骨岩。今にも崩れ落ちそう。
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説明終了後、どんどん昭和新山の裏側に回り込んでいく。
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少し、木々もまばらになってきた。
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北西ドーム下のガレ場に差しかかった。
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ここをぞろぞろとトラバースしていく。
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斜面にはハハコグサの群落が展開していた。
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ここからは蒸気が噴出している。
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あまり硫黄臭くはないので、基本的にはただの水蒸気なのだろう。
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それにしても、40人ともなると、かなりの行列だ。
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これだけ、山体全体から蒸気を出している山も珍しいのではないか。
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左手眼下に壮瞥の盆地が広がった。
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そして、洞爺湖も見えてきた。
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洞爺湖カルデラの外輪山。
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中島の真ん中に羊蹄山(1898m)がそびえる構図は、ここからしかありえない。
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視野を広げれば、ニセコ連峰も目に入ってくる。
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さらに登ると、湖面も全開。
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右手は真っ赤な溶岩ドーム。
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その右肩から有珠山が覗く。
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出発してから、1時間15分。10:45に亀岩に到着。
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後続部隊はほとんどスタッフの方々。
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ここで登頂前の大休止。
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三松さんが亀岩について簡単に説明してくれた。
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ここは、かつては熱で真っ赤だったそうだが、年々温度が下がってきているのだそうだ。
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(つづく)
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