山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

宮之浦岳(1)

【2017年4月10日(月)】宮之浦岳
北海道に転勤との話が浮上し、北からはなかなか行けないところを登っておくことにした。
幸い、一昨年取得した30年勤続の慰労休暇がまるまる残っている。
先月の九重連山がその第1弾だったが、今回は第2弾ということで思い切って屋久島に決めた。
移動時間節約のため飛行機を乗り継いで行くことにしたが、急がないとすぐ席が埋まってしまうとの情報もあり、2月中にチケットを予約しておいた。
コースについてはいろいろと考えたが、あまり欲張らず、荒川口から登り縄文杉を経て新高塚小屋で1泊、翌日宮之浦岳にアタックし、淀川口に下りるオーソドックスなプランにした。
これだと公共の交通機関を利用して回ることができる。

前後1日の移動日を設定し、4月10日から13日までの3泊4日。
3日目の午後には下山できるので、うまくいけば4日目は島内観光もできる。
そのためのレンタカーも予約しておいた。
宿は3月も下旬になってから、初日と3日目に「旅人の宿まんまる」を予約した。
ネットで見て、料理がおいしそうだったからだ。
4月は比較的オフシーズンらしいが、場合によっては小屋に泊まれないこともあるという情報もあり、念のためテントを持っていくことにした。
それでかなりの大荷物になってしまった。
まあ、やむを得まい。

当日(10日)は5:45に起床。6:10に所沢の自宅を出発した。
65㍑の巨大なザックを背負って、新所沢駅前のコンビニで朝食を購入。
予定(6:46発)より1本早い6:36発の始発普通電車に乗れた。
始発なので、余裕でザックを網棚に乗せられた。
朝食はパン。車内で済ます。
食べているとJALからメールがあり、屋久島便は「天候調査中」とのこと。
東京は快晴なのに、九州は風雨が強いらしい。
飛ぶことをひたすら祈る。
混雑を避けて、あえて各駅の電車にしたのだが、高田馬場に近づくにつて、かなり混んできた。
実は特急に乗るつもりで、前日、特急券を買おうとしたのだが、なんと通勤時間帯には特急を走らせていないことが判明。
早めの各駅に乗る方針に変更したのだ。
食後はずっと、トランプ米大統領のシリア空爆を報じた土曜日(2日前)の新聞を読んでいた。

高田馬場では、最大の難関である山手線に乗り換えなければならない。
入線した電車はやはり混んでおり、乗り込むにはかなりの勇気が必要だ。
とりあえず1本見送って待っていたら、逆方向の外回り電車がガラガラで入ってきたので、そちらに乗ることにした。
時間にはたっぷり余裕があるし、逆回りでも大して変わりない。
しかも、外回りだと品川乗り換えの京急ではなく、浜松町からのモノレール利用になるので、大荷物でも物怖じしなくていい。
ザックも網棚に乗せられたし、座れた。ラッキーだ。
しかし今度は、鹿児島便も「条件付き運行」とのメールが入った。
いったい、この旅はどうなってしまうのか。

浜松町では電車が3分おきに出ているので、2本見送って8:13発に乗車。
荷物置き場にザックを置き、ここでも座れた。
何とか、ラッシュ時、皆さんにご迷惑をかけず、しかも座って羽田までたどり着くことができた。ありがたいことだ。
2時間かかったけど。

空港に到着と同時にカウンターに直行。あれこれ手続きをしなければならない。
鹿児島便は福岡に着陸もしくは引き返しの条件付きだとのことで、福岡に着いた場合の福岡~屋久島便への振り替えを予約。
鹿児島へ飛べたとしても、鹿児島~屋久島便が欠航する場合もあるから、明日の屋久島便も予約した。
ちょっと不慣れなスタッフで、この手続きに30分もかかった。
となりのカウンターで威張っている客がいたが、私は自分のせいでもないのに、「面倒な手続きで申し訳ありません。ありがとうございました」ときちんとお礼をした。
我ながら、えらい。

この後、あわてて荷物の預けなど搭乗手続きをして、保安検査場を通過。
鹿児島便はほぼ定刻通り離陸した。
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最初のうちは、富士山や浅間山が見えた。
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真下には鎌倉や江ノ島も。
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でも、すぐ雲の上に出てしまった。
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何も見えないので、睡眠不足解消のため居眠り。

鹿児島に近づいて、目を覚ますと、やはり悪天候だ。
でも福岡には行かず着陸する様子で、ひと安心。
でも、途中、ドカンと何かにぶつかったような衝撃もあり、着陸寸前はかなり揺れた。
それでも何とか無事着陸できたので、拍手をしたら、皆さんも怖かったのか、つられてあちこちで拍手が沸き起こった。
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さて、問題の屋久島便。
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乗り継ぎ時間はたった15分だが、トイレに寄っている間に、欠航が決定してしまった。
荷物を受け取り、手続きのため並んでいる間に、船の便を調べて、電話をかけてみたが、すでに満席。今日中に島に着くのは不可能になった。
前に並んでいる人が一人ひとり、どうしたら屋久島に行けるのかスタッフに相談しているので、かなり時間がかかった。

とにかく急ぐ必要はどこにもなくなった。
もう午後1時近くになり、さすがにお腹が空いたので、売店で空弁を買って腹ごしらえ。
枕崎「幻の黒豚 鹿籠豚弁当」(860円)をかっこむ。味はまずまずだった。
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屋久島に渡る手立てとして、夜行の船便もあるのだが、朝早く屋久島に着いても、天候回復を待つために滞在する場所がないし、雑魚寝の二等船室しかないので、それは採用せず。
とにかく今夜泊まる予定だった屋久島の宿にはキャンセルの電話を入れた。
鹿児島市内のホテルをじゃらんから検索し、予約を入れようとすると、「あなたは今夜他の宿を予約しているので予約できません」と表示が出てしまい、予約手続きができない。
ならばと、web上でもキャンセルしようとしたら、今度は「3日前までじゃないとキャンセルできない」との表示。
結局、ホテルに直接電話をして予約するしかなくなったが、かなり高くついてしまった。
楽天とかから予約すればよかったのかもしれないが、もうあれこれ手続きがあって面倒くさくなっていたので、もういいや。

弁当が食べ終わったところで、鹿児島市街行きのバスのチケットを購入。
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来年は明治維新150周年。維新に貢献した薩摩は盛り上がっている。
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それはともかく、南国バスのエアポートシャトルに乗車。
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このバスは10分おきに出ていて、14時ちょうどの便になった。
雨の中、バスは鹿児島市内へ。
鹿児島市内を訪ねるのは、1984年以来6回目ということになる。

鹿児島中央駅前のバスターミナルから、予約したシルクイン鹿児島までは徒歩で3分ほど。
まだ雨が降っているので、傘を差して、ザックカバーもして向かった。
15時前にチェックイン。
時間前だったが、部屋に入ることができた。
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最上階7階の部屋だった。なかなかいい部屋だ。
明日の飛行機も飛ばないと厄介なので、電話を入れて船も予約しておいた。
10:20発の高速船が取れたので、もうこれに決定。
船旅も悪くないし、もうあんな遠くにある空港まで戻りたくない。
戻って、また欠航になったら、目も当てられない。

しかし、どこも歩いていないのに、すっかり疲れてしまった。とにかくお風呂に入ろう。
ここは駅前なのに自前の温泉で、源泉44.6℃の塩化物泉。
広い湯船を独占して、疲れを癒した。
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部屋に戻って、お待ちかねのビール。
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今日は結局、屋久島にはたどり着けなかったが、こうなったら鹿児島の夜を楽しむしかない。
16:40頃、買い物を兼ねて外に出た。雨はほぼ上がったようだ。
駅前のレトロな靴屋さん。
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指宿線を名乗る市場。
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指宿線は1963年に指宿枕崎線と改称されているので、この市場はそれより古いということか。
もう廃業しているのかと思ったら、「朝市」なので午後1時には閉店するのだそうだ。

中央駅の駅ビルに東急ハンズがあった。
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ガスがあるかなと思って入ってみたが、残念ながらなかった。
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再び駅前に出ると、たくさんの人の銅像が。
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鎖国時代に留学した薩摩藩の若き群像たちだそうだ。総勢19人。
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やはりガスは屋久島で買うことにして、駅前のイオンへ。
ここでアルファ米を買うつもりだったが、取り扱いなし。
店員に聞いたら、「勉強不足ですいません。アルファ米って何ですか」と聞かれてしまった。
これも屋久島で買うしかない。

結局、フリーズドライの鶏飯だけ買って、天文館通りへ直行。
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鹿児島市電に乗るのは初めてだが、この料金体系が不思議だ。
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小学生以下の幼児は0歳児を除いて80円。それはいい。
幼児2人で160円なのに、幼児と小学生の組み合わせだと80円で済むとはどういうことだ。そもそも幼児2人で乗ることがあるのだろうか。
それと、チャージのことを「積み増し」と表現しているのにもびっくり。
意味は合っているのだろうが、ほぼ銀行でしか使わない言い方なので、かなり違和感がある。
使っているうちに慣れるのだろうけど。

天文館通電停は中央駅前電停から4つ目。
めぼしい店を探しながら歩き、文化通りにある郷土料理の店、吾愛人(わかな)に入った。
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改めてビールで乾杯。明日は島に着けますよう。
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キビナゴの刺身、さつま揚げ、さつま汁、黒鶏の桜島溶岩焼き、豚骨などをいただいた。
溶岩焼きとは、熱した岩を使って自分で肉を焼く料理だった。これは旨かった。
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帰りの電車ではつり革につかまったが
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かっくんと下がって、びっくりした。鹿児島市電はいろいろとユニークだ。
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帰りにもう一度イオンに寄って、忘れていた非常食用のパンを購入。
初めてセルフレジなるものを体験した。
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セルフとは言いながら、さすがに見張り役の方はいた。

そんなこんなで21時すぎにホテルに戻った。
浅田真央引退の衝撃的なニュースを見ながら、23時すぎには就寝。
明日は晴れますように。おやすみなさい。

(つづく)
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