山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

妙義山(1)

【2017年3月19日(日)】妙義山
この3連休は、札幌から高校の同級生H君を迎えて、妙義山と浅間山を登ることに決めていた。
H君は土曜日午前の仕事を終えてから上京してくるので、実際に登山をするのは3連休のうち日月の2日間のみだ。
18日(土)は一人でどこか西上州の山にでも登り、高崎で前泊する予定のH君に夜、合流することも考えていたのだが、この週は九州4日間の山行を終えたばかりで、体力も回復していないし、洗濯物も乾いていない。
おまけに、17日は会社の送別会だったので、とても出かけるのは無理。
18日は自宅で静養に努め、翌朝出かけることにした。

H君が泊まっている高崎駅前のホテルに朝7時に迎えに行くつもりで、朝5時に車で所沢の自宅を出たのだが、なんと関越で渋滞にはまってしまった。
3連休の初日というわけではないし、近年は関越の早朝の下りで渋滞に巻き込まれたことはなかったので、甘くみていた。
結局、高崎には40分遅れで到着。
すっかりH君を待たせてしまった。申し訳ない。

やっとのことで、愛車のパジェロミニにH君を乗せて、出発。
前日、道路地図で調べた手書きのメモをナビ代わりに、妙義神社へ向かう。
妙義神社門前にある「道の駅みょうぎ」の駐車場には8:20過ぎに到着。
高崎からここまで1時間とみていたので、これでかなり時間を取り戻せた。
登山者専用の駐車場は少し離れたところにあるのだが、まわりを見ると、登山者も結構ここに停めているようだ。
ただ、かなり目立つので、少しだけ遠慮して、一段上の第2駐車場に停めることにした。

ここで身支度とストレッチをして、登山口でもある神社の鳥居の方へ向かう。
出発は8時半すぎ。
車道を歩いて、鳥居にはすぐ着いた。
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ここに土産物店があったので、H君にバッジを先に買ってしまうよう促した。
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彼のコレクションに協力しなくては。
今回は2種類買ったらしい。

彼の買い物が終わるのを待ちながら、あたりを撮影。
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正面には白雲山がそびえている。
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鳥居の道路を挟んで向かいには、かどやみやげ店。
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私も下山後、ここでバッジを買ってしまった。
帰宅して確認したら、すでに30年以上前に購入済みだった。

H君が戻ったので、改めて出発。
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門前の宿「東雲館」では、山岳ガイドもしてくれるようだ
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登山案内所の窓口まで設けてあった。
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いや、なかなかの迫力。H君も歓声を上げて、武者震い。
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ちょうど、山腹の真ん中に「大」の字が見える。あれが、いわゆる「大の字」だ。

今回の山行はもともと、中間道を進み、タルワキ沢出合から最高峰の相馬岳(1104m)をピストンし、金鶏橋に下って、車道を戻る計画だった。
しかし、中間道の第二見晴とタルワキ沢出合間が崩落のため通行止めであるとの情報を、H君が直前にネットでキャッチ(崩落は2月上旬のことらしい)。
コース変更を余儀なくされた。
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ならば、金鶏橋に車を停めて、相馬岳の完全ピストンにしようと提案したが、H君は首を縦にふらない。
ちょっと遠回りになるが、帰りを大人場経由にすれば、と言う。
どうも話がかみ合わないので、もしかしてH君は破線の稜線ルートを行くつもりでいるのか思い、聞いてみたら、はたしてそうだった。
彼は、私が当初示した中間道周回コースを、稜線周回コースと勘違いしていたのだ。
私は雪が残っていたら危険なので、この時期はあえて、そのルートは避けていたのだが、幸い、ここのところ雪は降っていない。
チャンスかもしれないと、思い切って、H君の勘違いに便乗することにした。
つまり、神社~大の字~天狗岳~タルワキ沢のコル~相馬岳~タルワキ沢のコル~タルワキ沢出合~大人場~神社というコースである。

一応ヘルメットは持ってくるようお願いしたが、自分自身ちゃんと登れるのか、若干不安だ。
不帰の嶮の恐怖がよみがえる。でも、とにかく行くしかない。
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参道を登って、総門をくぐる。
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この総門は安永二年(1773年)の建造で、国の重要文化財に指定されている。
もともとは別当寺である江戸の白雲山石塔寺の仁王門だったものを移築したという。

妙義神社の境内は江戸前期の明暦から元禄年間にかけて築かれ、江戸中期の宝暦から安永年間にかけて大造営が行われた。
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総門を抜けると、立派な銅製の灯籠。
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階段がきついので、「お助け杖」が用意されていた。
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階段の先に、享保四年(1719年)建立の銅鳥居が見えてきた。
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どちらの幸子さんの歌碑なのか特定できず。
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登山届はここで提出。
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石造の太鼓橋を渡って165段の階段を登る。
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成長しすぎて階段を歪ませてきたからか、杉の木が伐採されている。奥は随身門。
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長い階段を登り切ると、宝暦六年(1756年)建立の唐門。
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階段は礫岩なのか、ユニークな摩耗の仕方をしている。
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やっと妙義神社の拝殿にたどり着いた。極彩色の彫刻が見事だ。
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これも宝暦六年の建立。
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もちろん安全を祈願させていただいた。

今日は霞が激しく、振り返っても、ほとんど何も見えない。
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参拝後、右手の北門を抜ける。
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早くも岩山の片鱗が現れてきた。
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境内はここまで。
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8:55、いよいよ登山開始だ。
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この登山まっぷで確認すると、今日のコースは上級登山道ということになっている。
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何の風化した姿だろう。
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白雲山妙義大神の標柱が登山口の目印だ。
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まずは、普通の登山道を普通に登っていく。
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トラバース区間がかなり仰々しい。
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小さな涸れ沢を渡り、対岸の山に取り付く。
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沢をそのまま登って行ってはいけません。
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矢印や○印が丁寧すぎる感もある。
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つづら折りの道だ。
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やはり、「大の字」が一つの大きな目標地点のようだ。
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この矢印は紛らわしい。黄色と白で指し示す方向が違っている。
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でも、とにかく「大」を目指していく。
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お、さっそくクサリではないか。でも、ここは使わなくてもいいくらい。
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「大の字」への期待が高まる。
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いきなり険しくなった。
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いよいよ岩山を登っていくという雰囲気になってきた。
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それにしても矢印の派手なこと。
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再びクサリ場。
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ここでヘルメットを装着し、水分を補給。
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いざ出陣。
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でも、それほどクサリに頼らなくてもよかった。
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このクサリ場を登り切ると、「大の字」直下に出る。
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大の字へは、さらにこのクサリを登る必要がある。
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ここも普通にクリア。上に出ると、白雲山の見事な岩壁が間近に迫ってきた。
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右手は見晴方面。
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小さな石の祠。
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そして、これが大の字。
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タテ、ヨコとも約5mある。
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妙義大権現の「大」を採って、標高800mのこの地に掲げたもので、妙義神社に参拝できない村人や旅人が中仙道の安中宿や松井田宿から振り仰いて、お参りしたといわれているそうだ。

(つづく)
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